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ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
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再びYAMAHA B-2xです。
YAMAHA  B-2x基盤です。

このB-2xは、依頼者の方の手元にお届けしてから記事にしています。もう何ヶ月も
経過していますので、問題なく動作しているでしょう。

上の写真はB-2xの部品交換をする前の基盤写真です。基本的にはA-2000シリーズと
変わりません。A級アンプの電解コンデンサは、33,000μから100,000μになっていたり
抵抗やコンデンサが高級部品になっていたりします。

さて、歪率変動、バイアス変動がある左チャンネルですが、皆さんでしたらどのように
発見するでしょうか。電解コンデンサが怪しいと思われる方は、基盤上のコンデンサを
抜き出し、チェックするか交換するものと思います。トランジスタが怪しいと思う方は
トランジスタを抜き出し、チェックするか交換するでしょう。

一個疑問のパーツがあってチェックし交換するとします。その度に放熱器部分を
組み直さなくてはいけません。8個の出力トランジスタと4個のドライブトランジスタ、
2個のバイアス用トランジスタを放熱器に取り付け、更に本体に配線する作業が
必要になります。

もし、自分の予測したパーツが不良でなかった場合、この逆の作業をして分解し、
次の予測をしまた組み付けてテストするという作業を延々と繰り返すことになります。

今回は基盤上の電解コンデンサに膨らみがあるものがありましたが、歪率変動、
バイアス変動の原因ではありませんでした。トランジスタも増幅率に変化のあるものが
ありましたが、これも原因ではありませんでした。書けば3行ですが、ここまで
分解、組み付けを何度も繰り返し、たいへんな手間がかかっています。

それでは発表します。m(~o~)m 正座ッ(`_´) 気をつけ!礼!  
これだ!こいつだッ!(`Δ´)

最初に見つけたのは左側の1KΩです。基盤の裏から測定した時は、僅かに
抵抗値が増加していたというものでした。取り外してヒートガンで熱を加えますと、、、、
ぎゃぁぁぁあ(;_;)なんと抵抗値が無限大になったり元に戻ったりするではありませんか(`_´)

ここまで、ホトホト疲れていましたので、ここでまた組み付けてしまったのであります。
残念でした。バイアスの変動は改善されたものの、歪率の変動は改善されておりません。
また分解です。

右側二つの抵抗は目視では解りませんでした。ところが取り外して少し力を加えたら
一番右の抵抗が真っ二つに割れてしまいました。中央の抵抗も抵抗値はそれほど変化
しておりませんが、ノイズの原因です。

70年代の抵抗、電解コンデンサの耐久性は素晴らしいものです。80年代に入って
オーディオ用ローノイズ抵抗、オーディオ用電解コンデンサの耐久性はかなり落ちます。
救われるのは。ここに使用されているTOSHIBA製のトランジスタの寿命は
良好です。

もし、皆さんの中で同様の不具合に悩まされている方がいましたら、抵抗から
チェックされたらよいでしょう。写真にあります2種類の抵抗の数はそれほど多くありません。
私の経験では、一度発見された不具合は必ずこれから発生頻度が高くなります。

交換は、抵抗値が同じものであれば、写真のようなタイプでなくても構いません。
70年代でもB-1などにススム抵抗など同様の抵抗が使用されていますが、
30年経過した現在は、抵抗値に変化が出てきているものがあります。
注意事項としては、テスターで抵抗値を測定する場合は微少電流で測定しますので
不良が発見出来ない場合があるということです。
力を加えたら二つに割れた抵抗

一番上の写真で放熱グリスが綺麗ではありませんが、何度も組み付け直しをした
結果です。このB-2xはA-2000シリーズの問題点に加えて抵抗の不良を
チェックするという事になります。

一つの穴に二つのパーツの足が入っていたりとチェックに面倒な部分もあります。
交換の必要なトランジスタ、電解コンデンサ、そして抵抗を交換して
めでたしめでたしとなったのでありました。V(^0^)
スピーカー端子交換しました。

依頼者の方から入力ボリュームバイパス、スピーカー端子の交換を依頼されていましたので
その作業をしました。このアンプは重いアンプですので、取り回しがたいへんです。
上のスピーカー端子に大きいものを付けますと、下側が入れにくくなります。
下側の端子は少し小さいものにし、入れやすくしてあります。小さくても十分太いケーブルが
入ります。

依頼者が入力ボリュームをバイパスしてくれという依頼は正解でした。
片チャンネルのボリュームの心棒がアースから浮いていて不良でした。
ボリュームをバイパスして、入力抵抗を取り付けました。

大出力アンプで入力ボリュームがない場合、きちんと接続をしないと
スピーカーを破損する可能性があります。太さにこだわらず柔らかく
信頼性の高いものを使用するのがコツです。極太のケーブルで
固いものは入力端子を破損する可能性があります。

外観も綺麗になりました。出来るだけ洗浄してあります。

音が出ていても本来の性能からかけ離れた音のアンプは多くあります。
故障するなら音が出なくなった方がいいかもしれませんね。

完成したB-2xはとてもよい音でした。




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お久しぶりB-2xです。
***************************************************************************************
ここで、大出力時の電源電圧がどの位変動するかテストのため出力を上げていきましたら
突然、右チャンネルのA級アンプのバイアスが出なくなってしまいました。(TωT)
この時点で左チャンネルの歪率変動、バイアス変動、右チャンネル電解コンデンサ不良、
右チャンネルA級アンプバイアス不良と、このアンプの本音が次々と出てきたのであります。
それでも表面的には本音を隠し、音が出ているのでありました。

つづく
**************************************************************************************
というのが、今までのB-2Xのお話でした。(ずいぶん間が空きましたなぁ(/_;))

最近の記事では、LUXのL-430が音が出ているが、バイアス電流が流れておらず歪みが大きいという
のがありました。歪みは10W以下では1%以下ですので、気づかない方もいるかも知れません。
B-2XもA-2000シリーズもA級アンプが動作しなくとも音が出てしまいます。この場合の歪みは
少ないので気づかない方が大半でしょう。

B-2XのA-2000シリーズもA級アンプが動作しなくても警告が出る装置はないのであります。
ただ、A級アンプが動作しなくなりますと発熱が少なくなります。左右の放熱器の
温度が違う場合は疑ってみる必要があります。A-2000シリーズの場合は左右とも
A級アンプが動作していないケースもありますので注意が必要です。

B-2XもA-2000シリーズも一つの放熱器でA級、AB級の出力トランジスタが取り付けられています。

m(~o~m)★「重要事項」★m(~o~m)
A級とAB級で発熱される熱量は殆どおなじであ~る。
つまりアンプの前から見た場合、片チャンネルの放熱器の前後は同じように熱いということです。A-2000基盤ですが、B-2xもほぼ同じです。

写真はA-2000シリーズの基盤を裏から見たところですが、AB級アンプの出力トランジスタは、
半分より少し多めを占めています。右側のA級は低電圧大電流、左側のAB級は高電圧小電流で、
この消費電流を各々計算するとほぼ同じになります。

このAB級の小電流というのは、あくまでも純A級に比較しての話で、一般のB級アンプに比べれば
はるかに大きいものです。(だからAB級(^.^; ) AB級、純A級の発熱量が同じでなければ
長い間に放熱器が曲がってしまうかも知れませんね。(^◎^)

まず、左右の放熱器の温度が違うかどうかチェックし、放熱器の前後の温度をチェックしてください。
これで純A級アンプが動作しているかどうか判る場合があります。勿論、バイアス電流をテスターで
確認出来る方はこんな事をする以前に判断出来ているでしょう。テスターを使用出来ない方のための
苦肉の説明であります。

以前に出品のコメントにしましたが、この放熱器は直接触ると驚くほどの温度になります。
放熱器の上に真鍮のお皿を置き、目玉焼きを焼いて出品の写真として掲載しようとしたことがあります。
通電して温度が上がったところで、慎重にお皿を置きます。ところが真鍮製のお皿の縁が低すぎて、
卵が危うくアンプ内部に落ちそうになり、レストアしたA-2000が一巻の終わりになる寸前、そうだ!
熱が加われば卵は膨張するのであった(;_;)ということに気づいたのでありました。

この珍実験は、卵のタンパク質は70℃以上であれば凝固するのではないか、少なくてもA-2000の
放熱器は70℃を超えているのではないか、ならば、時間をかければ卵は固まるのではないか、
その写真を見せれば、このアンプがいかに壊れやすいか解って貰えるのではないか、解って貰えれば
すぐに入札が入るのではないか V(^-^)

などという、風が吹けば桶屋が儲かるの方程式なのではありますが、この私の方程式はバグばかりで
危うくA-2000一台ダメにするところでありました。どなたか私の代わりにこの実験を行ってください。
お皿は銅製が良いでしょう。お皿の縁はなるべく高いものが良さそうです。一度に4個は焼けると思います。
なお、この実験の過程でA-2000がダメになっても私は一切の責任は持ちませんです。 ~(m~-~)ノ

A-2000シリーズに比べればB-2xの方がプリ部やフラットアンプの発熱が無いのと、内部の大きさに余裕が
ありますから 壊れにくいとは思います。

つづく



奥ゆかしいアンプです。
後ろからの図

さて、B-2xのお話です。

今回のB-2xは、音が出るが細部の点検をし、必要な部品交換と、
出来ればスピーカー端子の交換をし、入力ボリュームに
ガリがあるのでショートカットして欲しいとの依頼内容だったと思います。

音が出ているということは、電源が入りプロテクトが解除されている、、、、つまり
出力トランジスタは生きている、重大な半導体の不良はない、、、、
電解ブロックコンデンサはショートしていない、、、、、ナンタラカンタラと
考えて、、、、、、ゲッ(;_;)スピーカー端子の交換かぁ(ToT)

ゲッ(;_;)スピーカー端子の交換かぁ(ToT)、、、、というのは私の本音、つまり
表面的でない心の奥底にあるものでありまして、普段は見せない、いや見せては
いけないものであります。奥ゆかしい私としては、「ハイッV(^-^) 、承知しました。
お気に入りのスピーカー端子がありましたらご自分で用意していただき、取り付けだけ
私が行っても構いません。部品で儲けるつもりはありませんので(-_☆)V」
とお答えするのでありました。

ドリルを使用する作業というのは簡単ではありません。私は3ミリのアルミ板を
使用していますが、これをカットし、穴を空け、塗装をし、取り付け、配線、
ハンダ付けという一連の作業は一日かかります。穴は丸穴ではなくストッパー用の
部分をヤスリで削ります。塗装をしたら乾燥まで取り付けは出来ません。
プロテクト基盤からの配線は8本で、スピーカー端子のハンダ付けは熱が逃げますので
大きめの半田鏝が必要です。

必要なのはアルミ板、スピーカー端子8個、ネジ、配線用の線、塗料等ですが、
プロテクト基盤がスピーカー端子によって支えられていますので、この部分の
工夫も必要です。これを読んでいる皆さんも器用な方が多いと思いますので
じっくりと作業すれば出来ます。上記の一つ一つの作業は時間をかければ
難しい事はありません。

私の「ゲッ(;_;)」というのは、いくらお駄賃がいただけるか?という部分に
あります。現在まではたいへん安い料金で作業をしていましたが、今後は
正当な料金をいただくことにいたしましょう。アルミ板やスピーカー端子は
在庫していませんので、ここから揃えると結構な時間がかかります。

私のところにはボール盤、ジグソー、等の工具がありますから、ご自分で
作業したい方は指導致します。(有料です。(^.^) )

奥ゆかしい私の話をしましたが、今回のB-2xもたいへん奥ゆかしいアンプなので
ありました。表面的には電源が入り、プロテクトも解除し、音が出るのであります。
測定をすれば、左右とも歪率がNGで特に左が変動が大きいものでしたが、
このようなケースはリレーの接点不良でも現象として出ますので、まぁリレーだろうと
思って見積もりを出した私は見事に騙されたのでありました。

最初にリレーをピカピカにしたという経緯については「B-2xの第一歩です。」という記事で
紹介しました。歪率の変動は収まらなかったのであります。正確には左チャンネルの歪率が
変動し、なおかつB級アンプのバイアスが一定せず変動しているという状況です。

右チャンネルは、電源のブロックコンデンサの+と-の電圧差が大きく電解コンデンサの
不良と判断されます。「B-2xの電解コンデンサのお話です。」の記事を参照してください。
歪率はリレーを清掃して若干良くなりましたが、基準外です。歪率計の400Hzのハイパス
フィルターを入れますと歪率は格段に向上します。電解コンデンサ不良によるハム成分の
歪率悪化です。

ここで、大出力時の電源電圧がどの位変動するかテストのため出力を上げていきましたら
突然、右チャンネルのA級アンプのバイアスが出なくなってしまいました。(TωT)
この時点で左チャンネルの歪率変動、バイアス変動、右チャンネル電解コンデンサ不良、
右チャンネルA級アンプバイアス不良と、このアンプの本音が次々と出てきたのであります。
それでも表面的には本音を隠し、音が出ているのでありました。

つづく


B-2xの第一歩です。
B-2x裸の図

B-2xの前面パネル、上部カバー、サイドカバー、底板を外した写真です。
奥の電解ブロックコンデンサは左右の合計4個を交換済みです。

音の出るアンプでした。歪率は完全な動作から考えますと二桁程度
悪く、大幅に変動がありました。このような現象は出力リレーを
清掃していない場合に起こります。

この出力リレー接点の汚れが音に与える影響については、何度もオークションの
出品のコメントを通じて解説してきましたが、オークションのコメントは
売るためのセールストークとしてしか受け止められないのでご理解いただいて
いないのはたいへん残念です。私もこの事は理解しておりますので、最近は
オークションのコメントはあっさりしております。

70年代、80年代のアンプを整備する前に歪率を測定しますと、0.03%前後のものが
リレーの清掃だけで0.001%以下になるケースは多くあります。ひどい場合は
音が途切れる、音が出ないケースもあります。私が整備した中でリレーの接点が
まともなものはほとんど無いといって良いでしょう。

きちんと一年ごとに整備の為に里帰りしてくるB-1がありますが、接点を清掃すると
黒いものが付着しています。CA-2000でもB-2でも同様です。これが20年、30年も経過
しますと、接点の抵抗が100Ω以上のものが多いのです。このようなアンプは歪率が
大幅に悪化しているだけでなく、ダンピングファクターの数値も大幅に変化しています。
アンプのリレー付近をトンと振動を与えますと、歪率がガクンと下がったりします。

リレー付近を叩いて音が出るケースもありますが、音が途切れてボリュームをある程度
上げますと急に音が出るアンプもリレーの接点汚れのケースが多いのです。このようなアンプは
リレーの接点清掃だけで音が劇的に改善する事が多いです。アンプ修理の基本は、まず
叩くなのであります。(^.^)

ここで、0.001%以下が0.03%前後になっても、0.03%という数字自体良いではないか(`´メ)
お前の出品したTU-870超三結アンプは、0.4%で、良い音だと言っているではないか(○`ε´○)
という声が聞こえてきそうです。人間の耳がどれだけの歪みを検知できるかということについては
色々な意見が諸説ありますので、どれが正しいのかは判りません。ただ、歪率というのは
静的な歪みの測定ですから、動的にはダンピングファクターだけでなく様々な点で音質に
悪影響を与えていると考えられます。

出力リレーの接点が高い抵抗を示しているものはテスターで測定してしますと、一定抵抗を
示しません。ここが重要でアンプ側から見たら常に負荷が変動していることになります。
テスター側からは一定の電圧が供給されているにもかかわらず、常に抵抗が変動するということは
実際の音楽の再生状態では大きく供給電圧(電流)は変化しているわけですから、アンプ側から
見ても、受け取るスピーカー側から見ても滅茶苦茶になることが予想されます。
瞬間的には音が途切れている状況があります。

私がオークションの出品で歪率を公表しているのは、最低限の静的な歪みはOKですよ、と
言っているのでありまして、0.001%以下だから音が良いと言っている訳ではありません。
逆に言えば静的な歪みがメーカー設計値から大きく外れているものはどこかに問題が
あると言えます。この静的な歪率はノイズも含めますから小出力での測定ではトランジスタ、
抵抗、コンデンサ等のノイズも含めた不良が、大出力ではスピーカー切り替えスイッチの
接点不良(CA-2000等)、リレーの接点不良、スピーカーターミナルの接点不良、トランジスタの
不良等様々な問題点が発見できます。

余談ですが、大出力の歪率測定時に必ずアンプを叩くのであります。ここで歪率が変動する
ようであれば、リレーも含めて出力系統を全て見直しということになります。

80年代はメーカーがダンピングファクターの数値を競い合いをしていた時期がありました。
ダンピングファクター200は出力インピーダンス0.04Ω(スピーカー8Ωの場合)なのであります。
もしここで出力リレーの接点抵抗が2Ωあったらダンピングファクターは4以下になります。
ご自慢の高ダンピングファクターアンプも台無しです。スピーカーターミナルの接点が
不良でも同様です。

まとめれば、小出力でも大出力でも歪率を測定すれば、その数値と変動の状況で様々な不良を
発見することが出来ます。音の良し悪しではなく内部のパーツの状況を知ることが出来ます。
さて、今回のB-2xは歪率大幅な悪化、なおかつ変動がある、、、、、、、、リレーでしょうね(^◎^) と
真っ先にリレーの接点をピカピカにしたのでありました。

ガクッ(;_;)リレーの接点がピカピカになっても状況は良くはなりましたが、変動は収まらないので
ありました。あぁ!不運なのであります。歪率など測定せずに「音が出ています。いい音のようです。」
とすればここで終わりなのであります。



B-2xの出力トランジスタ付近です。


B-2xの基盤、出力トランジスタ部分です。
お定まりのハンダクラックはあるでしょうか?

残念ながら写真のようにありました。A-2000シリーズほどではありません。
A-2000シリーズは、メインアンプの他にプリアンプがある訳ですから
内部の温度は上がります。条件はA-2000シリーズの方が厳しいでしょう。

出力トランジスタは、A-2000シリーズの100Wクラスから150Wクラスに
ランクアップしています。取り付けもビス2点止めとなっています。

次の写真は以前、A-2000シリーズの出力トランジスタを全交換した時の
写真です。100Wクラスから150Wクラスに変更して交換しましたが、こちらの
トランジスタはビス1点止めです。大きさはずいぶん違います。


A-2000シリーズの出力トランジスタが壊れても大丈夫です。使用できる
上位互換のトランジスタは多くあります。写真の2点を比較しますとPcは
100Wから150Wにアップ、ftは同じ30MHzですが、コレクタ容量は500pから
200pに減少しています。とても丈夫なTOSHIBA製です。

A-2000シリーズの半導体に関してはトランジスタはTOSHIBA製ですので、
互換品種でまだまだ復活可能ですので安心してください。デュアルFETは
高価になってきています。そのうち入手困難になるでしょう。

さて、話をB-2xに戻しましょう。今回のB-2xは復活が超困難なアンプとなりました。
今までの私の仕事の中で最も時間がかかった一台となりました。回路はA-2000シリーズと
ほぼ同じ、基盤もほとんど同じ、スピーカー端子の取り付けや入力ボリュームを
パスするなどの作業がありますが、確実に作業すれば大丈夫でしょう、、、、、
ただ、パーツは高級部品に変更されています。これがとんでもないことに
なるのであります。

つづく(T.T)



B-2xスピーカー端子交換後の写真です。


B-2xのスピーカー端子交換後の写真です。

A-2000シリーズでもB-2xでもおもちゃのようなスピーカー端子が
ついています。3㍉のアルミ厚板を穴空け加工し塗装後、
ご覧のような端子を取り付けました。

上側と同じものを下側に付けますと径が大きすぎるため
下側が入れにくくなりますので下側に径が小さいものを
取り付けています。(経験のある方も多いと思います。)
下側でも大口径のケーブルが入ります。

スピーカー端子でプロテクト基盤を支えているため、
スピーカー端子のみ簡単に交換は出来ませんが、A-2000シリーズよりは
B-2xの方が加工がやや楽です。

塗装が入ったりしますので、皆さんが行う場合は二日程度時間を
かけるつもりで行うと良いでしょう。勿論、ハンダ作業も必要です。

電気ドリル、ドリルの刃(数種類、端子によっては11㍉程度までの刃が必要)、
ノギス、ヤスリ、ネジ、ナット、内部接続のための線、スピーカー端子8個、
塗装のための黒つや消しスプレー、ハンダごて、ハンダ,etc.などが必要です。
緩み防止用の穴をヤスリで削ったりしますので結構時間がかかります。

参考にしてください。



B-2xの電解コンデンサのお話です。
YAMAHA B-2xのレストアをしております。
このB-2xのレストアは超難易度が高いもので、皆さんには
とても参考になると思います。

B-2xのレストアが難しい訳ではありません。今回お預かりしたB-2xの
修理、レストアが難易度が高いのであります。このB-2xはA-2000シリーズの
メインアンプを抜き出してパーツを高級部品にしたバージョンと考えれば
良いでしょう。A-2000シリーズは数多くこなしております。今回も
サッサとかたづけるつもりでありましたが、、、、、、、、、、、

このブログを読めばB-2xだけではなく、A-2000シリーズも同様の問題点が
ありますので、A-2000を所有している方も是非お読みください。
とにかく (ToT)(+_;)(/_;)(8_8) (;_;)( ;_)( ;)( )(; )(_; )(;_;)(T-T)
なのであります。

今日は電解コンデンサのお話です。
私のブログのA-2000やB-1のカテゴリーをお読み頂ければ発熱が大きいアンプの
電解コンデンサが不良率が高いのがおわかりいただけると思います。これは
当たり前の話で、電解コンデンサの寿命は使用温度と時間に関係しているのですから
温度が高ければ寿命が短いのは当然です。
152.jpg


したがって、B-1やA-2000シリーズ、このB-2xなどは将来的に動作しなくなる可能性が
大でしょう。写真をご覧いただければYAMAHAのマークがあります。A-2000シリーズは
nichicon製でしたが、こちらはHITACHI製の特注品です。
153.jpg


端子が中央からオフセットされていますが、この理由は整流用ブリッジダイオードに
端子が当たってしまうためです。さて、三枚目の写真には○と×が書いてあります。
当然×が書いてあるのは不良品ですが皆さん目視でわかりますか?
154.jpg


全くわからないと思います。見た目には全く正常です。綺麗なものです。
電解コンデンサの良否を見た目で判断する人は多いですが、実際には見た目では
判断できません。片チャンネル2個の電解コンデンサは+側と-側に各1個ずつ
使用されています。

不良になった側の整流後電圧は正常側に比較して低くなります。+側とマイナス側の
電圧差が出ます。今回右側チャンネルの歪率がダメでありました。歪みの成分は
電源のハム成分によるものです。歪率は正常値に比較して二桁も悪いです。
(歪みが悪い原因は他にも有り)

この電解コンデンサを取り出して9.98Vの電圧を同じ条件で与えます。良品は2日経過した
現在、9.6Vあります。不良品は0.1Vを示していますが、実際は0でしょう。0を示さないのは
ショートはしていないというだけです。電圧を与えてから5分で1V台に低下してしまいます。

こりゃぁ困りましたです。(+_;) A-2000シリーズに比較してB-2xの方が出力が大きいですから
電源電圧も違います。コンデンサの耐圧はB-2xが80V、A-2000シリーズが75Vです。一次側
電源が100Vの場合、正常な電解コンデンサでは70V弱の出力となります。よほど家庭での
電力会社供給電圧が高くない限りA-2000シリーズの電解コンデンサは使用できるでしょう。

ところが径が違いますので取り付け穴のネジ位置が違います。また、A-2000シリーズの
電解コンデンサは端子がネジ式ではない上に中央がオフセットされていません。数々の
難関を乗り越えてA-2000シリーズの電解コンデンサ(とても良品)を取り付けたので
ありました。容量は同じ22000μです。

結果は交換していない左側より整流後の電圧が高くなり±共に電圧差はなくなりました。
ヾ(^v^) 左側は±の電圧差はありません。

数多くの苦難を乗り越えてこのB-2xは再生していくのでありました。




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