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ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
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CA-2000超三結ヤドカリアンプです。
オークションに出品しましたCA-2000ヤドカリ超三結アンプが写真を掲載していないにも
関わらず落札していただきました。まことにありがとうございました。

出品のコメントをブログに転載致しますのでご覧ください。
今回のコンセプトは使われていないアンプをいかにして活用するかということです。
私にとってCA-2000は「使われていないアンプ」ではありませんが、内部に精通して
いますので、比較的簡単に出来るだろうと考えて試作致しました。

当初は、ヒータートランスを追加しないという考えで回路を考えました。
50BM8とFETの超三結で考えればヒータートランスは不要になります。RCAの50BM8を
12本も仕入れてアルミ板をカットし、試作したのでありました。ところがせっかく
優秀な性能のCA-2000のプリ部と組み合わせるのにTU-870超三結アンプと同じ
出力では寂しい(/_;)、それでは6V6GTでやりましょうと、今度は銅板をカットし
製作し、出品予告となった次第です。

ところが、今度は1Wの歪率がTU-870超三結アンプに比べて悪くなるという結果が出ました。
これは初段を含めて全て真空管で構成したものです。6V6GTが悪いわけではありません。
B電圧不足で初段の歪みが増加したためで、初段をFETにすれば結果は良くなったでしょう。

ただ、出力は3W取れそうにありません。これはCA-2000の電源トランスを利用する以上、
制約があります。次に考えたのは7591という私の好きな真空管ですが、残念ながら
背が高く、ウッドカバーのダクト部分にかなり接近します。EL34,6550,KT88も同様の
理由でダメですが、これらの真空管はヒーター電力大食いですので、最初から除外でした。

次は6CW5です。元々6V6GTを最初に選んだのはGT管の割に背が低い、ヒーター電力少ない、
直線性が良い(歪み少ない)のが理由でした。6CW5はMT管ですから、背は問題なし、
ヒーター電力は6V6GTの0.45Aから0.76Aに増加するが、私が用意したヒータートランスの
定格以内で問題ありません。6BM8同様、低いB電圧で動作させるため自作派には人気が
ありませんが、私は好きな真空管です。

結局3台分のアンプを試作しました。カスコードアンプ+6CW5の構成ですが、課題は
山積みです。安全面をどうするか、出力メーターはどうやって動作させるか、ヘッドホン出力は
どのように取り出すか等です。更にどうしても左右別々のリップルフィルターに
したかったのと、低域再現性の向上のため電源の電解コンデンサ容量を出来るだけ
多くしたいなど、限られたスペースでの工夫が必要となりました。

TU-870超三結アンプに比較して低域の歪みの低下、周波数特性の向上など格段の
性能向上が達成出来ました。音には透明感があり、クリアで低域が良く出ます。
出品価格は内容からは格安です。アルミ板のカットや穴あけ、部品代、塗装、
設計、製作などを考えますとお得と思います。内容については写真も含めて
このブログで紹介させていただきます。

下記はオークション出品時のコメントです。
***********************************************************************************
写真は明日掲載致します。ブログでは6VGT×2、12AX7×2で出品すると
予告させていただきました。実際に完成させましたが、私のイメージと
若干異なる音でしたので、即刻、作り替えてしまいました。(+_;)

6V6GTは内部抵抗が高いのでありまして、私の好きな超三結アンプは
比較的内部抵抗が低い五極管を超三結にするのが良いようです。
過去に出品したTU-879Sの超三結アンプは、6L6GC、EL34、6550などの
出力管を差し替えて楽しむことが出来るアンプでしたが、6L6GCですと
華やかな明るいイメージで、EL34はしっとりとおとなしい落ち着いた音に
なります。

どうしても私の納得のいくものを出品したいということで思い切って
作り替えましたところ、超納得のいくものが出来ましたので、
出品致します。

出力管が6CW5の超三結アンプです。帰還管は12AX7(TOSHIBA製 HiーFi)で、
初段はカスコードアンプです。スペックは下記の通りです。

周波数特性
右チャンネル 14Hz~49KHz -3db
左チャンネル 15Hz~46KHz -3db

最大出力
左右とも 3W (歪率3%)

残留ノイズ
左右とも 0.18mv

歪率
1KHzの時
右チャンネル  0.5W時 0.19%、1W時0.27%、2W時 0.70%、3W時 3.0%
10KHz、1W時 0.32%
100Hz、 1W時 0.44%

左チャンネル 0.5時 0.15%、1W時 0.27%、2W時 0.70% 3W時3.0%
10KHz、1W時 0.34%
100Hz、 1W時 0.30%

今回の出力トランスはSEL製で、NF巻線がありましたので、ほんの僅か(3db)
のオーバーオール負帰還をかけてあります。バイアス電流を増加すれば、
オーバーオール負帰還無しでも1KHz、1W時0.3%の歪率は達成できますが、
B電圧減少により最大出力が減少しますので、バランスの良いところに
セットしてあります。出力段シングルアンプとしては、たいへん高性能と
思います。

初段カスコードアンプと出力段は直結です。カスコードアンプは、NEC製FET、
NEC製トランジスタ、NEC製ダイオードなどで構成され、ダイオードには
定電圧電源から電源が供給されています。なお、私が初段をFETにこだわるのは
カップリングコンデンサが不要になるからで、今回は直結アンプですから
カップリングコンデンサ無しのメインアンプとなっています。

CA-2000の本体を借りたヤドカリアンプです。オーディオファンというのは
たいへん浮気症で、二号さん、三号さんは当たり前で、五号、六号、中には
地震が来たら危険きわまりない程、アンプを積み重ねているという方もいると
聞きます。飽きたらポイッと捨てるにもお金がかかる時代でして、また、
過去の貴重な日本の歴史を(やや大げさか(^.^; )捨ててしまうには
リサイクル時代にそぐわないのであります。

超三結アンプは音がとても良いアンプです。繊細で緻密、出てくる音は
YAMAHAのイメージにあったものといえるでしょう。ポイッと捨てる前に
超三結アンプにしてしまいましょう。中に真空管が入っていて温度が
上がって危険ではないか?そのような心配はいりません。

本来の消費電力の数分の一しか発熱がありません。メインアンプでは
50W程度しか消費電力がありません。電源トランスはCA-2000のものを使用しています。
内部には10本程度のヒューズで保護されているだけではなく、温度ヒューズも
追加しています。この温度ヒューズは内部が109℃になりますと、
真空管のヒーター通電をカットします。

イコライザーアンプとフラットアンプは多くのヒューズ抵抗で保護されています。
真空管部の通風には充分な検討を加えてあります。CA-2000のB級動作よりも
内部温度は低いです。超三結アンプ部分のシャーシーには銅板(2㍉厚)を
使用しましたが、一般的な真空管アンプよりも温度は上昇しません。
隙間だらけのアンプだからです。

単純に超三結アンプを作るなら難しいことではありませんが、音が良く
安全なアンプを作るにはとても苦労します。超三結アンプのリップル
対策は必須事項です。今回は左右別々のリップルフィルターとしました。
TU-870の超三結アンプを私のマルチアンプシステムに入れたところ、
若干音の広がりが少なくなったような気がしたので、左右別々の
リップルフィルターを取り入れました。残留ノイズ0.18㍉ボルトですから
ノイズに関しては全く問題ありません。

また、低域再現性向上のため、電源に使用している電解コンデンサは
700μ以上となっています。出力トランスは5Wの容量ですが、低域再現性は
素晴らしいものがあります。YAMAHA NS-20M、NS-451はトランジスタアンプで
使用しますと、音が中高域に片寄った音になりがちです。超三結アンプで
鳴らしますとバランスがグッと良くなります。

NS-451などはトランジスタアンプで駆動しますとチャラチャラした音ですが、
今回のヤドカリアンプで駆動しますと全く別物のスピーカーと思えるくらい
バランスが良い音になります。ひえ~、こんなに低音が出るスピーカーだったの
\(@O@)/と驚いています。

TU-870の超三結に比べて出力が倍になりました。勿論3W程度では低い能率の
スピーカーを大音量で鳴らすには向きません。また、ピーク出力の大きい
ソースも向かないかも知れません。TU-870の超三結アンプを使用された
方の中には、アンプの出力は1Wあれば充分という方も多くいらっしゃいます。
今回のアンプの特徴は1W近辺の歪みが低いところに特徴があります。

6CW5はとても超三結に向いた真空管です。三極管接続にしますと6RA8の
代用に出来るといわれています。6BM8も音の良い真空管ですが、
プレート損失は6BM8に比較して倍近くあります。高い電圧では使用できませんが、
ヤドカリアンプには最適です。今回と同じものを自作されようと考える方もいると
思いますが、難しいですよ。(^.^)

イコライザー、フラットアンプはレストアしてあります。イコライザーの
デュアルFET(2SK100、YAMAHA製)とMCヘッドアンプIC以外のトランジスタ、
FETは全て新品に交換してあります。電解コンデンサも全て新品に交換してあります。
カップリングコンデンサはnichicon MUSEです。

後パネルは錆がありましたので、再塗装しています。ウッドケースは
ウレタンニスで再塗装していますが、傷はそのままです。外観は並です。
前面パネルに若干の傷があります。

MCカートリッジ使用できます。勿論MMカートリッジ使用できます。
PHONO入力は2系統です。

TAPEが2系統あります。REC端子がありますから録音が楽です。

プリ部はCA-2000の機能に準じます。従ってトーンコントロール、
フィルター、ミューティング等使用できます。

出力計、RECレベルのメーターも使用できます。

前面パネルで使用出来ない(無駄な)スイッチはありません。ただ、純A級、
B級スイッチは当然使用できませんので、このスイッチはヘッドホン用切り替え
スイッチになります。この部分は明日製作します。リレーを使用したものに
なります。ヘッドホン使用時には、リレーによりダミー抵抗と出力減少用の
抵抗が入るようにします。超三結アンプとスピーカー端子の間にはリレーの
接点を入れたくありませんので、ヘッドホン使用時にはスピーカー切り替え
スイッチをオフにする必要があります。

後パネルのスイッチでは、DC、ノーマルスイッチ切り替えスイッチは無効です。
この入力基盤には、DCカット用の電解コンデンサが入っていますが、
無駄ですし、音質向上のため撤去しバイパスしてありますから無効です。

このコメントをこのヤドカリアンプとYAMAHA製スピーカーで聴いています。
美しい音です。世界でたった一台のアンプです。もう作らないかも知れません。
出品までに50BM8→6V6GT→6CW5と三台分作ってしまいました。とても
苦労しましたが、納得いくものが出来ました。言い訳ですが、何度も作り替えたため
配線は綺麗ではありませんが、動作上は大丈夫と思います。

後はブログにて解説致します。よろしかったらご覧ください。

出力レベルメーターまで付いた何から何までのオールインワン超三結アンプが
欲しい方、美しい音で聴きたい方、世界でたった一台という言葉に弱い方、、、、
とてもお買い得のアンプです。

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ヤドカリCA-2000超三結銅板シャーシーです。
530.jpg

キラキラ銅板シャーシーです。酸化防止用に表面だけクリアー塗装をしてあります。
当初の6V6GT×2、12AX7×2から6CW5×2、12AX7、FETカスコードアンプに変更したため
ソケットが1個余ってしまいました。これは測定用テスト端子として使用予定です。

右側にはFET,トランジスタ等が付いている基盤が見えます。6CW5はユーゴ製です。
音は素晴らしいです。

ヤドカリCA-2000超三結アンプです。
529.jpg

6V6GT超三結アンプを出品の予定でしたが、出力、歪率共に納得がいきませんでしたので、
急遽全面的に作り替えて、6CW5の超三結アンプにて出品致しました。