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ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
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YAMAHA C-70 ボリューム交換など
YAMAHA C-70のボリューム交換、リレー交換です。以前の記事で部品交換を多数行っていますので、
参考にしてください。今回はボリューム交換とリレー交換を行います。依頼者の方は、ミューティング
スイッチを常時ONにして聴くか、ボリューム最小位置で聴くという事だそうです。かなりの小音量で
聴くか、メインアンプの入力感度が高いのでしょう。メインアンプに大出力のアンプを使用すると
このような使い方も考えられます。この最小位置部分の特性を改善するというのが今回の
依頼事項です。

依頼者の方からYAMAHA純正部品のメインボリュームが2個同梱されていました。これを測定して
最小ボリューム位置で左右の特性が合ったものを使用します。
ボリューム交換
オリジナルで付いていたボリュームは、最小位置から立ち上がる部分で左右の特性(抵抗値)が
かなり違います。同梱されていた2個のボリュームのうち、1個がかなり特性が揃っていましたので、
それを使用する事にします。最小位置部分ではYAMAHAでもボリュームメーカーでも保証する
部分ではないので、完全に問題を解消するのは難しいと思われます。

問題とは、ボリュームゼロからゆっくり立ち上がり、なおかつ左右の音量が同じでなくては
いけません。新品でさえ最小位置付近ではかなりの差があります。このボリュームは
20KΩですが、21Kであったり18KΩ台であったりします。中央位置でも左右の差があったりと
ボリュームはそのようなものだと思っていたほうが良いでしょう。

このボリューム交換は、前面を全て取り外さないと交換出来ません。交換そのものは半田吸い取り器や、
吸い取り線があれば難しいものではありません。純正のボリュームはYAMAHAに在庫があるそうです。以前の記事で問題があったバランスボリュームは無いそうです。
ミューティングリレー交換
写真は、オリジナルのリレーと交換するリレーです。オリジナルは密閉式ではなく酸化し易い
ものです。これを密閉式で接点は金合金接点の信号用リレーに交換します。オリジナルとは
足の配列、間隔も違いますので、写真のようにリード線を付けて加工いたします。
リレー取り付け
このミューティングリレーの交換とボリュームの交換をして今回の問題点は改善されました。
他にもリレーがありますが、接点を磨いてありますので、問題が起こったら交換することにしましょう。
C-2シリーズに比べますとメインテナンスは面倒です。部品点数もかなり多いです。
電解コンデンサはほとんど交換していますからまだまだ使用できるでしょう。

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OさんのCA-1000です。
前面パネル清掃前前面パネル清掃前前面パネル清掃前ウッドケース清掃前
上の4枚がOさんのCA-1000で、作業に入る前の写真です。オークションで入手するものは、
汚いものが多いですから、綺麗なほうです。写真で綺麗に見えても実際は本来の色よりも
黄色くなっています。

下は作業後です。Oさんがこの写真だけ見たら自分のものとは判断できないかもしれません。
たいへん時間がかかりますが、これは見積もり外ですから無料ということになります。
傷は仕方がないとしても色は本来の色になります。見た目は変わりませんが、電源スイッチは
切れるようになりパイロットランプも点灯するようになりました。一番大きな変化は、、、、、
音が出るようになりました。\(*^ ^*)/
清掃後の前面パネル清掃後の前面パネル清掃後の前面パネル清掃後のアンプ全体
完成後の外観完成後の外観完成後の外観完成後の外観
オークションの出品では、外観は綺麗で当たり前で感謝されることはありません。せっせと何日も
かけて塗装などしても、ありがとうとは言われないのであります。「思ったよりも汚かった。」という
評価がほとんどないのが救いではありますが。今回のような依頼品では喜んでいただけるものと
思います。

あと一年もしたら外観はさらに綺麗に出来ていると思います。乞うご期待です。

※純A級、B級に切り替えるリレーにかかる電圧が、若干少なめでしたので改善しました。

OさんのCA-1000です。
増幅基盤部品交換電源基盤部品交換コントロール基盤部品交換コントロール基盤洗浄後
OさんのCA-1000です。一番左の写真は増幅部分のパーツ交換で、79点あります。そのうち
トランジスタは46点です。2枚目の写真は電源部分の部品交換で、22点です。ダイオードと
トランジスタは10点です。合計101個の部品交換で、半導体は56個となりました。電解コンデンサは
43個です。

こんなに部品交換が必要か?という疑問が出るかと思いますが、このアンプには2SC1345が
多く使用されていますので、少なくともこのトランジスタは全交換しないといけません。部品交換をする
理由は性能の復活と寿命を長くすることは勿論ですが、もう一点理由があります。

最近私のブログにお駄賃の話が度々出てきます。次々と半導体メーカーが、オーディオ用
トランジスタ、FETの製造中止をしているので、入手価格が高騰しているため、このようなレストアを
行うコストが大幅に増えています。今までの価格で作業を行うことが厳しくなっています。

デュアルFET1個で800円というものもあります。部品1個の価格としては大変高価なものです。
しかし、価格以上に大切なことは入手できなくなってしまう可能性があることです。トランジスタは
どんどんチップ化されており、70年代に使用されているトランジスタは、いまや巨大部品に
なりつつあります。

生産中止になったトランジスタは、2年程前に比べて価格が3倍程度になったものが増えています。
CA-2000に使用されているデュアルFET、2SK99や2SK100に互換のものはとっくに生産中止になっていますので、そのうちかなり工夫して交換しなくてはならないでしょう。

今まで30年使用できたなら、今交換しておけばこれから30年使用できる可能性があるという訳です。
入手できるうちに交換しておこうという考え方です。SさんのPRA-2000ZRの電源に使用されている
高耐圧の(100V)FETは調べましたら、なんとか入手できることがわかりました。製造中止品です。

このような部品が入手できない場合は、回路定数を変更して作り変えることになります。
以前、CA-2000のプリドライブ、ドライブのトランジスタを比較的新しいトランジスタに交換しようと
思い、バイアスボリューム最小の位置で電源ON、、、、、あっという間に出力トランジスタが
ブッとんであの世逝きになってしまったのでありました。オリジナルと特性が異なるためです。

それでは、この新しいトランジスタが使用できないかというと使用できるのでありますが、バイアス
回路の回路定数を変更しなくてはなりません。このような作業をする場合、回路図があるかないかで
作業時間は大幅に異なります。YAMAHAは回路図を出してくれませんので、復活は難しい機種が
出てくるでしょう。オリジナルの部品があれば、復活にかかわる時間は短くて済むのであります。
C-2aに使用されているMCヘッドアンプ用のトランジスタなども在庫を増やしたいと思っていますが、
そこまで手が回らないのが現状です。

このCA-1000もトランジスタを交換したからといって今後故障する可能性は十分にあります。
ヒューズ抵抗切れ、抵抗やダイオードなどがありますから、これらの部品が製造後何年持つかは
不明です。しかし、電解コンデンサ、抵抗、ダイオードが無くなることはないでしょう。
70年代の電解コンデンサは丈夫なものです。部品交換をカットするなら電解コンデンサですが、
性能向上が望めますので交換しております。

さて、このCA-1000は故障品で音が出ないものでした。原因はトランジスタ不良とそれによる
ヒューズ抵抗切れです。部品交換によりハイッ\(^ ^)/ 音が出たのであります。このブログを
お読みの方はもうおわかりですね。このCA-1000とCA-1000Ⅱは純A級とB級の切り替えを
マイクロスイッチで行っています。

不良としてこのマイクロスイッチの内部放電によりノイズが発生し、最悪の場合、切り替えが
出来なくなります。アンプに耳を近づけてこの音を聞くことが出来ます。B級の位置で音が出る場合が
多いです。今回のアンプのマイクロスイッチの隙間から内部を覗きますと、、、、、、、ガクッ。
放電の火花がマイクロスイッチの隙間から見えています。ジジジジという音も出ています。
ダメなのであります。

さて、電源を切ってしばらくしてもこの音が出ています。ずいぶん電解コンデンサに電気が
たまっているのだなぁと思っていました。深夜ですので正常な脳の働きをしていないのであります。
それでは皆さんご唱和願います。、、、、ぎゃぁぁああ!なんと電源スイッチがOFFにしても切れて
いないのでありました。依頼者のOさんのメールには、最初に電源スイッチの不良があり、
メーカー修理に出したとあります。ですから電源スイッチは正常と思い込んでおりました。

危ない危ない、、、、再度組み立てあがった前面パネルを分解し、電源スイッチを分解します。
電源スイッチ内部
内部は真っ黒で、一個の接点が磨耗しています。二組ある接点のうち一組しか動作していませんし、
電源OFFにはならない理由としてピンが外れていました。写真は内部と接点を洗浄して一部補修を
加えたものです。この接点が入っているBOXは上下対称ですので、接点が磨耗している方を
OFF側にして組み立てたのでありました。

正常になりました。OFFに出来ますし、接点の抵抗を測定しても正常です。私の場合、ジャンク品で
機器を所有しているものはほとんどありませんので、スイッチの交換はできません。もしも、また
切れなくなっったら方法を考えましょう。
純A級、B級切り替え用リレーです。
純A級とB級切り替えにはリレー方式に変更しました。写真では見えていませんが、金属側には
安全のため絶縁用のフィルムを入れてあります。最終的には軽く接着します。この切り替えは
バイアス回路とB電源の切り替え2種類がありますが、バイアス用スイッチは不良ではありませんので
B回路だけリレーで切り替えるようにしてあります。

CA-1000Ⅲ、CA-2000はリレー切り替え方式ですが、B電源がA級に切り替わるとバイアスも
自動的に切り替わる方式ですので、バイアス切り替えスイッチは存在しません。
依頼者のOさんから、修理とレストアの違いは何かという質問がありました。修理でしたら
不良のトランジスタの交換とヒューズ抵抗の交換で、部品交換は10点以下でしょう。

電源スイッチは部品なしでONのまま、純A級、B級のスイッチは見なかったことにするかチェックしない、
または部品がないので未交換というところでしょうか。このマイクロスイッチを交換したことがあります。
調整がたいへん微妙ですし、また同じ故障が出る可能性が充分あります。リレーのほうが確実です。

一台のアンプを完成するまでには実に多くの時間を時間を必要とします。外観を整える事は
見積もりには入っていませんが、見違えるほど綺麗になりました。近いうちに写真を掲載いたします。
私の大好きな言葉は「見なかったことにする。」であります。アシスタントのT嬢にも「見なかったことにしよう。」と連発しておりますが、これはそんなことが出来ればという願望であって実際は作業を
しておりますので、ご安心ください。

あっ、そうでした。電源のパイロットランプは電球で、切れておりまして交換しております。
ヒューズ2本交換しましたから、部品交換は104点になるのでありました。



OさんのCA-1000です。
CA-1000MCヘッドアンプ基盤洗浄前MCアンプ部品交換前CA-1000基盤洗浄後MCアンプ部品交換後
CA-1000イコライザーアンプ基盤洗浄前基盤洗浄後
OさんのCA-1000です。上4枚はMCヘッドアンプの手を加える前と部品交換と半田修正をし基盤を
洗浄した後のものです。30年以上経過したこの基盤には不純物がベッタリついています。この不純物は音にとって良いわけがありません。もうひとつ、抵抗やトランジスタは必ず熱が発生します。

この熱は、リード線(足)でも放熱されますが、基盤のプリント面でも放熱されます。言い換えると
トランジスタやダイオードのリード線、基盤のプリント面は放熱器でもあるわけです。私は付け替えた
トランジスタの足は長めにしますが、ほんの少しのことでも10年、20年と使用すれば違いが出ると
思っています。特にプリント面についてはフラックスなどの不純物で完全にコーティングされた
状態になっています。きれいに取り除きます。基盤面とプリント面のはがれについては効果があります。

下の2枚はイコライザー基盤です。MCアンプもイコライザー基盤も微小信号を扱いますから、
基板上をきれいにすると高い周波数では効果が出ます。ここまで綺麗にするには試行錯誤を
繰り返しました。拭き跡も残らないようにしています。

珍道中ですから勿論、最初の頃は失敗して、この洗浄のために故障してしまい、涙を流しながら
修理したものです。(;_;)今はパーフェクトになりました。色々なことをやりましたなぁ。部品を付けたまま
超音波洗浄器に入れて洗浄し、部品にどのような変化があるかなども実験しました。勿論、ダメに
なる部品は出てきます。そのダメになる部品を元に洗浄方法を考えました。基盤によっては
部品面も洗浄しています。

前の記事のPRA-2000ZRの基盤は熱による変色がかなりあります。トランジスタの足は
短いですが、高価なプリアンプですからウッドケースの分を少し削ってでも基盤に回して
欲しいものです。ウッドケースを外して使用している方もいるそうです。正解ですなぁ。

YAMAHAのプリアンプC-2シリーズでは、C-2aが最も発熱が大きいです。このシリーズは
アンプ全体が分厚い金属製のケースで覆われていますが、放熱器と考えて上に物を
置かないほうが良いでしょう。

あらら、もう皆さんご出勤の時間です。携帯電話で通勤時間に、このブログ読んでいただいて
いる方に間に合ったでしょうか?

外は台風そのものです。

それでは行ってらっしゃいまし。(^レ^)



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