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ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
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TU-883LE最終章です。
トライオードKT88エレハモ製KT88ゴールデンドラゴンKT66GEC製6L6GC
トライオードのKT88は、メソケットの方向の関係でメーカー表示が裏側になってしまいます。
エレキット付属のKT88は前にメーカー表示がきます。(12AX7も)

ゴールデンドラゴンKT66はソケットに差込むのがとてもきついですので、抜き差しは注意が
必要です。6L6GCはKT88に比べて小さいのでアンプ全体の外観が少し寂しくなります。
(可哀想に、あなたが悪いわけじゃぁないよ。)トライオードEL34は写真撮り忘れです。
(もっと可哀想デス(;_;))

6L6GCは少し明るく華やかな音になります。内部抵抗の違いかもしれません。最大出力は
EL34、6L6GCの方が大きくなります。これはこのグループの方がパワーが出る、、、、ではなく
流れる電流が少なくなるので、KT88よりカソード電圧も低く、出力トランスの電圧ダウンも少なくなり
実質的なプレートにかかる電圧が大きくなるためです。

さて、今回の依頼者は帰還管の12AX7をも交換して楽しみたい、、、、と、なんと欲張りな、、、、、
ど、どうしよう。ちなみに同じエレハモの新品と交換してみますと調整部分の電圧は違ってしまいます。
左右のチャンネル同じように変わってくれれば、音の変化として楽しむ事が出来ます。
調整部分の電圧が低くなれば、小出力の歪減少となるのは前の記事の通りです。ところが
左右で異なった電圧になります。これでは挿し換えは無理という事になります。

そこで、次のようにしました。
電圧調整テスターでマイナスをクリップする部分テスターで左チャンネルをクリップする部分テスターで右チャンネルをクリップする部分
いちばん左の写真は電圧調整風景です。テスター2台で測定しています。テスターのリード棒ですと
力加減を間違うとスパーク等トラブルになりますから、必ず写真のようにクリップできるものに
変更します。マイナスは電解コンデンサのマイナス端子に当てていますが、これですと危険ですので
依頼者のために測定用マイナス端子をクリップする部分を作りました。

2枚目の写真がそれで、マジックで黒く塗ってあります。3枚目は左チャンネルで、ここにクリップしろという部分を赤に塗ってあります。4枚目は右チャンネルで50Vという電圧を書いておきました。
テスターのリード棒は送って頂ければ加工します。なんと親切な方なのでしょう。

一枚目の写真にありますが、左右別の半固定ボリュームを時計ドライバーで調整します。
これで、私があの世に逝ってもこのアンプは残ると思います。その前に基盤のプリントが
ダメになるかもしれませんが。

50Vという電圧を調整できれば、挿し換えても大丈夫です。30V程度にしますと1Wの歪率は
下がります。超三結アンプは一時側の電源(AC100V)にたいへん敏感です。本当は
ここの電圧調整は使用する場所の電圧に応じて調整して頂くのがベストなのです。
50Vの調整値は、ある程度余裕を持った値です。50V近辺に調整できれば12AX7を交換しても
歪は大幅に変わる事はありません。

このアンプの周波数特性は11Hz~52KHz、-3dbでした。

TU-875改の真空管も交換して楽しみたいという事でした。オリジナルのAUXから入力した
1V出力の歪率は0.08%と0.09%でした。これを手持ちのEi(ユーゴ製)12AU7と交換してみますと
0.07%と0.08%になります。松下製のかなりの中古に換えますと。0.1%程度になります。
松下製は両ユニットが揃います。

違いが出ますからこれも色々挿し換えて楽しまれると良いでしょう。こちらは何もしなくても
差し換えるだけでOKです。Ei製新品3本と松下製中古3本を同梱しておきました。

依頼者の方はYAMAHA B-1など多くのアンプをお持ちの方です。これら4台の真空管機器を
トランジスタアンプと組み合わせるのが上手な使い方になると思います。TU-875の最終段を
トランジスタアンプのプリとメインの間に入れただけで真空管アンプの音の良さが出ます。

真空管バッファアンプが発売されているのも理解出来ます。CA-2000のプリとメインの間に
TU-875を入れただけでとても音が変わりました。マッチングはとても良好です。僅か1ユニットでも
真空管の音の良さの特徴が出ます。

機器を増やすのではなく、今回のような真空管を交換して楽しむのも一つの方向と思います。

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TU-883LEの挿し換えデーターです。
TU-883LE挿し換え真空管
エレキットTU-883LE改超三結アンプです。初段は2SK150A、2SC1775Aを使用したカスコードアンプで、出力管との間を直結にしていませんので、出力管を挿し変えて楽しむ事が出来ます。反面、
アンプを作るほうとしては、様々な点に注意を払わなくてはいけません。

最終的に初段の定数を変えて作り変えたり、出力管のカソード抵抗を変えたのも挿し換えて測定した結果からです。難しい事は省きますが、この挿し換え用真空管に6L6GCがなかったら作り変えなくて
済んだのであります。(;_;)

***********************************************************
TU-883LEオリジナルの真空管はエレハモのKT88でした。
カソード電流は86.7と88.0mA

歪率は1W時
100Hz→0.12%、1KHz→0.50%、10KHz→0.62%  5W時、1KHzの歪率は1.9%
***********************************************************
スベトラーナ製KT88
98.9と96.3mA

歪率は1W時
100Hz→0.13%、1KHz→0.50%、10KHz→0.60%  5W時、1KHzの歪率は1.9%

***********************************************************
トライオードKT88
92.2と93.0mA

歪率は1W時
100Hz→0.11%、1KHz→0.50%、10KHz→0.62%  5W時、1KHzの歪率は1.9%
***********************************************************
ゴールデンドラゴンKT66
2本とも80.7mAで揃っています。

歪率は1W時
100Hz→0.13%、1KHz→0.52%、10KHz→0.64%  5W時、1KHzの歪率は2.9%
***********************************************************
GEC製6L6GCその1
71.0と73.4mA

歪率は1W時
100Hz→0.30%、1KHz→0.50%、10KHz→0.58%  5W時、1KHzの歪率は1.7%
***********************************************************
GEC製6L6GCその2
72.0と68.3mA

歪率は1W時
100Hz→0.28%、1KHz→0.66%、10KHz→0.66%  5W時、1KHzの歪率は2.0%
************************************************************
トライオードEL34
68.7と68.0mA

歪率は1W時
100Hz→0.50%、1KHz→0.66%、10KHz→0.70%  5W時、1KHzの歪率は2.2%
************************************************************
私が製作した超三結アンプより歪率が少し高めになりますが、これは初段の局部帰還の量が
少ないためです。オーバーオール帰還はかけてあるといっても僅かですので、ソフトディストーション
タイプです。最大出力は6.5W(歪率3%)程度です。

この測定結果を見て、この真空管は良いとか悪いとかの判断をしてはいけません。
この結果は超三結、カソード抵抗一定、という条件で、調整値をKT88にベストセッティングに
なるように調整した上での結果です。

調整値というのは、初段のカスコードアンプに調整ボリュームを付けてあります。調整ポイントの
電圧を下げると1W時の歪率はどんどん減少し、反面ドライブ段の最大出力も減少します。
電圧を上げれば反対の結果になります。

それぞれの真空管にベストな状態になるように各部を調整すれば結果は異なります。
このような実験を各真空管の優劣で表現している雑誌があったりします。そのような雑誌を
読むたびに購読意欲は薄れ、最近では殆ど雑誌を購入しなくなってしまいました。

太管は太い音がする、、、、、それじゃぁナス管はナスのような音がすんのかい(`´)
                  ダルマ管はダルマの音が、ストレート管はストレートな音が、、、、、

私はへそ曲がりでんなぁ。少し前の雑誌を読み返していましたら、オーディオで最も音に影響を
与えるのはプリアンプであるという記事がありました。バカ言ってんじゃぁねぇ(`´)確かにプリアンプが
悪ければその後に続くもの全てに影響を与えるわけですから重要ですが、メインアンプだって
同じですし、スピーカーは音に変化があると言う意味では更に重要です。まぁまぁ、表現の問題
ですから、と読み流した方が良いと思うかもしれませんが、責任のない記事が増えているのも
事実で、知識に飢えたオーディオファンは、このような記事にとびつき、次から次へと機器を
買い換えるという事になるのであります。自己顕示が強い執筆者が増えたのも購入しなくなって
しまった理由のひとつですが、それは別の機会に記事に致しましょう。

私がこのブログでもオークションの出品でも、あまり音質の細かい表現をしないのは、誤解を
与えたくないためです。皆さんが音質について最も知りたがっているのは百も承知で、オークションの
出品でもこの点に触れれば更に落札は容易になるかもしれませんがやめておきます。

横道にそれました。上のデーターは、今回の超三結アンプは低域の歪が少ないという事で、
TU-879Sより改善された出力トランスのようです。
TU-883LE 出力トランス
KT88はメーカが違ってもどれも歪率が揃っているということ、KT88を一つのグループ、EL34と6L6GCをもう一つのグループ、KT66をその中間と分類しますと、EL34と6L6GCのグループは低域の
歪率がKT88グループより悪くなります。EL34の100Hzの歪率は納得がいきませんが、ストックの
EL34が中古品しかなかったため他のメーカーでは測定しませんでした。

今まで私が製作したTU-879Sなどの超三結アンプは6L6GCとEL34が挿し換え出来ますと
していましたが、上記のデーターを見ますと納得がいきます。このグループに合わせた
カソード抵抗にすれば、このグループの性能は上がるでしょう。あくまでも今回はKT88中心です。

トライオードのKT88とEL34はペア特性が揃っています。エレハモも良好です。ゴールデンドラゴンは
ピッタリでした。

カソード電流で68mAから98mAまで異なりますから音も違います。実際に音を聴いて好みによって
差し換えると楽しいです。なお、この中で最もプレート損失が小さいのはEL34ですが、問題なく
定格に収まっています。

ありゃら、長くなりすぎましたのでつづくに致します。




TU-883LE更なる改造です。
エレキット4台です。エレキット4台です。エレキット4台です。TU-883LEです。
エレキット4台が揃いました。左からTU-884CD真空管CDプレーヤー、TU-882真空管ヘッドホンアンプ、
TU-875改電源トランス内蔵プリアンプ、TU-883LE改超三結アンプです。いちばん右の写真は、
TU-883LEの拡大写真で、エレハモのKT88を挿してあります。これで終わりと思いましたら、、、、、

ガクッ(;_;)
940.jpg基盤プリント変色出力管カソード抵抗カソード抵抗
一枚目と二枚目の写真を比較しますと黄色い線で補修してある部分のプリント面の色が変わっています。
これは、出力管のカソード抵抗の熱により変色しています。カソード抵抗は基盤から充分離して
ありますから、この変色は抵抗のリード線の熱によるものです。4枚目の写真でかなり発熱している
様子がわかります。小型のこの抵抗でも、大型のセメント抵抗でも発熱している量は同じですが、
問題はリード線の温度で、小型の抵抗は温度上昇が大きく、リード線を通じてプリント面に放熱されます。
このままでは、一年持たないでしょう。プリント面が剥がれます。この部分は、ぜひ改善して欲しいものです。

写真のようにプリント面が剥がれても大丈夫なように補修しました。また、この抵抗を5Wのセメント抵抗に
交換しました。出力管を挿し変えますと2W以上の消費電力になるものがありますから、3Wでは
余裕がありません。

分解したついでに初段部分を作り変えました。定数を一部変更しているのと、半固定ボリュームを
交換してあります。調整値がボリュームの左側に寄りすぎていたために抵抗値を変えて出来るだけ
中央の調整値になるようにしました。小型になりましたが流れる電流値はとても少ないので
大丈夫です。

次の記事は差し替えた結果についてお知らせします。

TU-883LEヘッドホンジャック取り付けであります。
まじゅだるーじぇさんじぇんば、はなみじゅがだれでいまじゅ。かぷんちょうでじゅ。(;_;)
カバーをあけます。ステップドリルです。穴を空けました。ヘッドホンジャックです。
TU-883LEにヘッドホンが使用できるようにします。これは879Sでも870でも同じで真空管アンプに
ヘッドホンを使用する場合の共通事項です。

出力部のカバーを外します。位置を決め写真2枚目のステップドリルで穴をあけます。
このステップドリルは、一本で何種類の穴を空ける事が出来ます。大きな穴も綺麗に空きます。
真空管アンプを自作する方は必需品です。13ミリの穴を空けたい場合、ドリルの刃は馬鹿でかいもので
慣れないと危険でもあります。このステップドリルですとストンストンと簡単で、安全に空きます。

調子に乗りすぎて一段大きな穴を空けないように注意が必要で、予定の一段前から確認しましょう。
マジックでラインを引いておくと間違いが無いでしょう。30ミリの大きな穴を空けるステップドリルも
あります。材質が良いものは高価で、2万円程度するものもあります。写真のものは3,000円弱で、
安価なものの方ですが、アルミ板ですとこれで充分です。

穴あけに困った方は是非お試しください。写真のものは偶数バージョンで、6.8.10.12.14ミリ、、、、と
偶数の穴が空きます。奇数バージョンと二つ持っていると便利です。今回のヘッドホンジャックは
9ミリ径です。ストッパーがありますので、10ミリの穴を空けてもガタつく事は無いので10ミリで
空けました。8ミリをステップドリルで空けて残りの1ミリをドリルで空けようとしてはなりません。
急に喰いつきますから危険ですし、綺麗には空きません。ピッタリの穴を空けるなら、8ミリで
空けて、ヤスリで削りましょう。

4枚目の写真はヘッドホンジャックを裏から写した写真です。ヘッドホンを使用するとスピーカーの
音が切れるタイプのものです。マイナスラインを入れると9個の端子があります。なぜこんなに端子があるのでしょうか?出力トランスからくる入力ラインが左右で2個、スピーカーに行く出力ラインが2個、共通マイナスラインが1個で、合計5個、、、、、ここまでは誰でもわかります。

残りの4個は、、、、ヘッドホンプラグを差し込まない状態で短絡されている端子が左右で2個、この
端子はプラグを差し込むと開放されます。もう2個は逆で、プラグを差し込まない状態で開放、
差し込むと短絡(ショート)される端子が左右で2個、合計9個です。
抵抗取り付けました。配線終了しテスト終了。ハイッ、完成です。どうでしょうか?いい感ジィ。
真空管アンプでヘッドホンを使用するためには下記の事が必要になります。

ヘッドホンを使用しない場合は、スルーの状態。←当たり前

ヘッドホンを使用する場合は、ダミー抵抗が出力トランスの2次側に入る。なおかつ、出力減衰用の
抵抗がヘッドホンに対し直列に入る。なのであります。これをこのスイッチつきヘッドホンジャックで
実現します。写真ではダミー抵抗を22Ω並列で11オームにしています。減衰用の抵抗は56オームです。
ダミー抵抗が8オームでないのは、減衰用の抵抗とヘッドホンのインピーダンスが直列になった分が
ダミー抵抗に並列に入るからです。10オームくらいの方が良いかもしれませんが、手持ちに無かった
のでありました。それほど厳密で無くても構わないでしょう。

トランジスタアンプの場合は簡単です。減衰用の抵抗だけで済んでしまいます。330Ωとか270オームとかの
抵抗を出力端子とヘッドホンの間に直列に入れればOKです。真空管アンプの出力トランス2次側に
接続されるインピーダンスによって1次側のインピーダンスもインピーダンスも変化してしまいますので
これを防ぐためにヘッドホンを使用する場合はダミー抵抗を入れる訳です。

このブログで紹介したエレキットのヘッドホンアンプでもローインピーダンスにミドルインピーダンス、
ハイインピーダンスにミドルインピーダンスを使用すると大幅に音が変化してしまいます。

このTU-883LEの場合は、2次側にダミー抵抗である程度クランプされますから、使用するヘッドホンの
インピーダンスに音は左右されないのではないかと思います。(勿論、若干の違いは出ます。)
TU-882ヘッドホンアンプの場合、ベストマッチングは16、32、64オームのヘッドホンインピーダンスの
ものです。こちらは減衰用の抵抗が直列に入らないという音質上の利点があります。

2枚目の写真は結線終了のものです。このヘッドホンジャックは高級品の部類です。TU-870超三結
アンプの出品で、このヘッドホン端子をオプションで3,000円でお受けしますとしました。本音は、
面倒なのでオプション無しでねッと思っていました。時給換算しますとかなりお安いです。

このアンプの場合、出力は8Ωと4Ωがあります。ヘッドホン端子は8Ωから取り出していますので、
4Ω端子にスピーカーを接続している場合は、スピーカーの音は切れません。切り替えスイッチで
切り替える事も出来ますが、あれこれやっていくとモンスターマシンになってしまいそうですので、
やめておきます。

4枚目の写真はTU-882と並べたものです。ヘッドホンの音はどうでしょうか?減衰用の抵抗が
入ってもTU-883LEの方が良いです。物量の差があります。なんと言ってもこのTU-883LEは
超三結のアンプです。低域の出方がかなり違うように思います。依頼者の方はかなりの種類の
真空管をお持ちですから差し替えてヘッドホンの音を楽しむというのは贅沢ですね。エレハモの
KT88でとても良い音に聴きいってしまいました。

昨日、ブログの記事をアップしたのは5時半(ブログには4時となっていましたが途中保存したため)、
今日は只今朝の6時であります。少し生活を変えないといけません。只今ジョンコルトレーンが
必死になって演奏しているのでありますが、暗いうちには似合っても朝の光には不似合いなのであります。
さぁ、皆さんご出勤ですぞ。必死に働いてmazdaluce3000の作品を手に入れるためにへそくりを
するのだッ!頑張れ!頑張れ!、、、、、、ゴミだし行ってきま~す。(^レ^)



TU-883LE超三結アンプです。
TU-883LE基盤です。
このブログに超三結アンプで検索で入ってくる方はたいへん多いです。上の写真を見れば
基盤にTU-879Rとプリントされていますので、TU-879R、TU-879S、TU-883LEでも同じ
改造で超三結アンプに出来ます。

写真ではMOSーFETによるリップルフィルターがオリジナル通り組み立てていますが、
これは実験のためで、最終的に高圧トランジスター2個によるリップルフィルターに変更しています。
この事はこのブログに出てくる超三結アンプ記事に必ず出てきます。

超三結アンプの場合、出力段のインピーダンスが下がりますので無帰還や、今回のように
少ない帰還をかけた場合などは、リップルを出来るだけ除去しないとハム音が出てきます。
私の場合、聴取位置で聴こえないからいいや、、、というレベルで製作は出来ません。

エレハモのKT88で1KHz、1Wの歪率は、オリジナルのリップルフィルターでは1%を超えます。
これを歪率計の400Hzフィルターを入れて、ハム成分をカットしますと0.55%に下がります。
ハム成分によって歪率が倍になっています。電源のリップル除去が完全で無い証拠です。
余談ですが、YAMAHA A-2000でも電源のブロック電解コンデンサが不良の場合も同じ症状が出ます。

これを高圧トランジスタ2個によるダーリントン接続のリップルフィルターに改造しました。
400Hzのフィルターを入れても入れなくても歪率は0.55%と全く変わりません。
リップルフィルターです。
これが改造後のリップルフィルターですが、この裏にトランジスタがもう1個付いています。
オリジナルより部品点数が減りました。プリントカットは一つもせずに改造出来ます。
右側にありますSBD(シリコンブリッジダイオード)はオリジナルより定格の大きい物に
変更しています。

これを読んでいる皆さんの中にはTU-879Sなどを超三結アンプに改造したいと思っている
方も多いでしょう。無帰還や軽い負帰還では必ずハム音が出るということを頭に入れて
計画してください。

TU-883LE超三結アンプです。
TU-883LE超三結アンプです。TU-883LE超三結アンプはこれだけの真空管を差し替え出来ます。KT88は迫力あります。後ろから
TU-884CDを紹介いたしましたが、今回はTU-883LEを紹介いたします。左側に写っているアンプは
TU-882で、真空管ヘッドホンアンプですが、この紹介は別の機会に致します。

2枚目の写真ですが、今にも崩れそうな箱の山は、KT88が3種類、6L6GC2ペア、KT66、EL34など
7ペアの出力管です。これらの真空管が私特製の超三結アンプで、差し替えて使用出来ます。
どうです?とても楽しいではありませんか。依頼によって未組み立てのTU-883LEを超三結アンプに
製作いたしました。真空管は全て依頼者の方がコツコツと集めたものです。

私の製作した超三結アンプは、エレキットではTU-870が10台、TU-879Sが1台オークションに
出品しています。更にヤドカリアンプと称してCA--2000、M-25を製作して出品したのは皆さん
ご存知のとおりです。オークション外でもTU-879S超三結アンプやその他多くの実績があります。

これらのアンプは全て高い評価をいただいております。TU-870は、真空管が限定されますので、
差し替えの楽しみは減りますが、今回のような差し替えが出来るアンプは、とても楽しいでしょう。
ラインナップに6550も加えていただいたら完璧と思います。

さて、CA-2000、M25のヤドカリアンプはワンオフです。超三結ではありませんが、B-2のヤドカリアンプも出品しました。これは出力がプッシュプルです。CA-2000超三結アンプなどはイコライザー、
フラットアンプ、電源を全てレストアした上で、内部に超三結アンプを入れ込みました。
M25超三結アンプは、全てバラバラにしてシャーシーの塗装から行ったものでした。

全て一台一台違います。今回のTU-883LE超三結アンプも世界でたった一台のものなので
あります。基本的にTU-879Sと同様ですから前回のTU-879Sと同様に作ればコストも時間も
節約出来ます。最初はそう思うのであります。ところが製作し始めると次々とあらぬ考えが
湧き出てきてそれを実現するためにコストも時間もかかってしまうのでありました。

TU-883LE基盤です。
最初にこのような超三結アンプ基盤を作りました。今回この基盤を作る上で出来るだけ基盤の
プリントカットをしないように留意しました。今までのTU-879Sに比べて大幅にカットが少なくなっています。
僅かに5箇所しかカットしていません。
超小型初段カスコードアンプです。
この基盤に上の写真のようなとても小さく製作した初段のデュアルFETを使用したカスコードアンプを
取り付けます。

ここに付きます。
この写真は出来上がりの写真ですので、FETソースのバイパスコンデンサは取り外してあります。
ヤドカリCA-2000、ヤドカリM25でもこのような基盤を製作していますが、TU-879S、TU-883LEは
内部に余裕がありませんので、プリントカット、基盤穴あけで製作していました。今回はデュアル
FETを使用しますので、7本足の穴をあけるスペースがありませんので、ええい、作ってしまえ(`。'メ)
ということで、ここで早くもお駄賃の見積もりを外れてしまうのでありました。

図面を起こしている時間はありません。全て頭の中で考えて仕事をします。オークションの質問で
「回路図は付きませんか?」という質問がありました。「回路図は残念ながら付きません。」と
ぶっきらぼうな、いかにも秘密を公開できないような言い方ですが、、、、、無いのであります。(;_;)
もちろん、何にも無い訳ではありません。メモやデーターは多く残してあります。人様にお見せ出来るような
ものは無いのであります。

基盤のプリントを追いながら頭の中の配線図と照らし合わせながら作業します。このような状況の
私は他の人から見れば「仕事をしていない」状況のように見えるようなのでありますが、歩いていても
食事をしていてもこのブログを作っている時でも頭の中は回路図を作ったりしているのです。
時々、B85W58H85なるものが回路図を横切ったり、回路図の上に鯛焼きが乗っかっていたりするのでありますが、、、、、、

続く


TU-879S超三結アンプです。
TU-879S超三結アンプ

カテゴリーにあって記事がないものを埋めていきましょう。
エレハモEL-34

オークションにはたった一台しか出品していないエレキットTU-879Sの
パーツを使用した超三結アンプです。現在は受注生産をしています。
超三結アンプの決定版です。その理由は

①出力の増大 
謙虚にみて6W程度に出力が増大します。

②出力トランスが大きい
低域の歪率が良好になります。

③出力管の差し替えによって音の違いが楽しめる
元々の6L6GCに加えてEL34も同梱してあります。このアンプの場合、6L6GCでは華やかな
明るく元気な音で、EL34ですと落ち着いたしっとり感のある音です。この違いは
ほとんどの方が聴き分けることが出来ます。ん~ん(^◎^) これは楽しいです。
エレハモ6L6GC

私が製作したTU-870超三結アンプと回路上の違いは、TU-870超三結アンプは初段FETと
出力管は直結です。TU-879S超三結アンプは出力管を差し替える為に直結には
しておりません。出力管は自己バイアスですから6L6GC、EL34、6550、KT88などの
出力管が無調整で差し替えできます。

初段はカスコードアンプにしています。定電圧ダイオードやトランジスタなどの
部品点数が増えますが、TU-870超三結アンプの比べてB電圧が大幅に増えますので、
TU-870超三結アンプと同じ回路には出来ません。

基盤はTU-870に比べてとても良質で、大きくなりますからとても長く使用できると思います。
写真ではオリジナルのFET1個によるリップルフィルターが付いています。ところが超三結
回路にしてオーバーオール負帰還が無くなりますと、スピーカーから50センチ前で
ハム音が聞こえます。これではいけませんので、ダーリントン接続のトランジスタによる
リップルフィルターに作り替えました。サランネットに耳をつけてもハム音はなくなりました。

TU-879S超三結アンプのようにB電圧が高くなる場合は初段の増幅は真空管にするか、FETなら
カスコードアンプにするなどの工夫が必要です。小規模のアンプでも徹底したノイズ対策をする
事が重要です。もし、自作する方がいましたら工夫してくださいね。

私の場合は、TU-870超三結アンプ同様、基盤のプリントカットのみでラグバン等は一切
使用していません。最後の写真は最終的なものではありませんが、出力管のカソード抵抗は
熱的に安定するためFET,トランジスタと反対面につける等の工夫をしています。抵抗は
キット付属のものは1本も使用していません。出力管のカソード抵抗は10Wのセメント抵抗です。
TUー879S超三結アンプ基盤の図

とても長く使用できると思っています。弦の音が美しいアンプです。







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