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ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
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ブログ復活致します。
体調不良に陥り、治療に専念したためブログをお休みさせて頂きました。
少しずつではありますが、記事を掲載していきたいと思いますので
よろしくお願い致します。超三結アンプ2種類出品しておきます。
よろしかったらご覧ください。
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超三結TU-870驚きの音質です。
超三結TU-870を出品致しました。大きさからは想像できない
素晴らしい音質を持ったアンプです。たいへんクリアーな
音で、高域のスピード感もあります。

5台作りましたが、1W時の1KHzの歪率は、一番少ないもので
0.28%、多いもので0.4%です。0.5Wでは0.18%~0.25%程度です。
自作している方には「しんじられな~い」という数字でしょう。

今回出品する前に次のような実験をいたしました。

インターネットに掲載されている2SK30GRで組み立てて

2SK30GRを無選別で組み立て
こりゃあアカンです。左右のレベル差が大きく、歪率も
悪いケースで1.3%(1W)になります。オーバーオールの
負帰還をかければゲイン差は無くなりますが、本質的な
左右の裸特性は大きく違います。偶然に特性が2個一致すれば
ラッキーですが、アンラッキーですと左右の特性は
大幅に違ってしまう可能性があります。

2SK30のドレイン電流を測定し、選別して組み立て
左右のレベル差は少なくなり、ドレイン電流の値によって
歪率は0.7%程度に改善されます。ん~ん、まずまずです。

2SK××をカーブトレーサーで選別して組み立て
左右のレベル差は殆ど無くなり、歪率は良いもので0.3%以下に
なります。

先日出品したYAMAHAのB-1は三極管特性を持つV-FETを使用した
アンプです。真空管で片チャンネル150Wもの出力を実現しようと思ったら
費用も重量もたいへんなものになります。

もし、大出力を必要としないなら、、、、、、ピークで1.5W程度の
出力で動作させるならこの超三結TU-870にしてください。出力トランスは
小さいですが、出力トランスを低インピーダンスで動作させるため
想像以上の低音が出ます。

初段はトランジスタで試作されている例が多いですが、カップリングコンデンサが
必要になりますので、私はFETにこだわっています。FETにすればカップリング
コンデンサが全くなくなります。あれやこれやと回路を追加したものも
見られますが、出来るだけ部品点数は少ない方が良いでしょう。

リップルフィルターは必須です。超三結にすることによりハムが出やすく
なります。20センチのウーハーのサランネットに耳を付けてもハム音は
聞こえません。

1.6Wという出力が不足かどうかは、使用するスピーカーの能率によって
全く違ってきますが、今までの落札者の方はこの事を十分承知のようで
ALTECを鳴らしている方が何人もいます。高能率ですからとても上手な
組み合わせです。もちろんJBLの高能率のものも良いでしょう。

FOSTEXのバックロードも良いと思います。私は93db程度の能率のスピーカーを
使用していますが、充分な音質、音量です。普段聴いている音量レベルが
問題になりますが、お近くの方は聴きに来られたら良いでしょう。
この音質には驚きますよ\(@O@)/

SQ507です。
写真から下は2年前に出品したSQ507の出品コメントです。私はブログを含め自分が
作った文章を読み返すことはあまりいたしません。自己嫌悪に陥るからです。
文章が長いですなぁ(+_;)SQ503の一ヶ月後に発売になったアンプです。

82.jpg

只今、米国製の35年以上前のアンプをオーバーホールしています。
音の特徴を残してオーバーホールしなくてはいけません。

私は35年前にはオーディオファンでしたが、真空管アンプが
好きで、ソリッドステートアンプ(懐かしい言葉ですね。)には
興味がありませんでした。あの頃のトランジスタアンプがどんな音をしていたのか、
知った上で米国製のアンプのオーバーホールに望みたいと思いました。

いつもの出品のYAMAHA CA-2000でも27年前で、CA-1000あたりで30年前でしょう。
まだ足りません。35年前のアンプなんて入手出来るのだろうかと探しますと、
ありました。LUX SQ507です。発売は1969年12月、発売当時定価72000円、
出力50W×2、歪率0.3%です。

どこからか借りてきて音を聴いたのでは本来の音は聴くことが出来ません。
たとえ20年前のものでも劣化した部品交換をしなければ本来の音は出ません。
オークションではよく出品されているようですので、一台落札致しました。
プリ部の片チャンネルが不良というものです。トランジスタの在庫は
かなり所有していますので、簡単に出来るでしょうと中を開けますと、
「ありゃ!なんだこのトランジスタは?」火星人のような怪奇な形、
それでもって美しい、足が金メッキされた大変小さなトランジスタが
そこら中にあるではありませんか。
83.jpg

この美しいデザインのトランジスタは外国製と思いましたら、日本製
なのでありました。三洋電機製です。同じ型番でも2種類の形状があり、
恐らく前期型なのでしょう。金メッキされた足は35年以上経過しても
酸化されておらず綺麗なままです。
抜き出して測定しますと、増幅率が低下しているものがありますが、
壊れているものは一つもありません。、、、、、ということは同じものを
取り付ければ35年は無理にしてもこれから相当長く使える可能性が
あるということです。
同じ形のものを探しまくり、やっと2台分集めることが出来ました。全部で20本
程度使用されています。プリ部は全てこのトランジスタですので、全て交換しました。
84.jpg

プリ部の片チャンネルの音が出ない原因はアルミ電解コンデンサの不良です。
値を測定しますと正規の容量を示しているものは一つもありません。容量は
二倍から三倍、あるいは測定不能なものばかりです。
全て未使用品のものに交換しました。
次はメインアンプです。ここにも火星人トランジスタが使用されて
いますので、交換しました。
次はドライブのトランジスタですが、抜き出して測定しますと
全く問題なく、規格表の値を上回っています。未使用品も所有していますので、
測定しますとほぼ同じ値です。これはこのまま使用することにいたします。

というのは本音ではなく、このNEC製のトランジスタは幻と化していて、
入手困難で、入手出来たとしても大変高価です。CANタイプで放熱も十分
されている上、無理な使用はなされていないので当分大丈夫でしょう。
メインアンプのアルミ電解コンデンサも全て交換致しました。
電源部は2個のトランジスタが不良でした。不良でも動作してしまうのは
すごい!(^O^)不良の一個はPc60Wのパワートランジスタですが、ここに
Pc200Wという十分は容量のものを取り付けました。もう一個も十分な
余裕を持ったものに交換しました。
85.jpg

保護回路のトランジスタ、アルミ電解コンデンサも全て新品に
交換しました。この時点で調整の上、ノイズの音を聴きますと
右側からほんの僅かなハム音が聞こえます。メイン部からでも
プリ部からでもありません。電源の基板からアース線を一本追加すると
ピタッとノイズは止まりました。S/Nは抜群に良くなりました。
スピーカーに耳を付けても無音です。

測定結果は右チャンネルが最大出力の50Wまで歪率0.12%程度で推移します。
左チャンネルは0.1%程度です。メーカー発表値は0.3%ですから
問題ないでしょう。周波数特性は7Hzで-3db落ち、高域は70KHzで-3dbです。
ここで音出しをしますと、僅かに音が中央によります。電源の電解コンデンサの
容量を追加しました。音が一変し、この問題は解決しました。

この電源の電解コンデンサの容量を増やすと低域特性やセパレーションも
改善されますが、オリジナルの音では無くなる可能性があります。
適度なところでやめておきます。聴感上は中高音域が前に出てくる音です。

膨大なゲインに多量の負帰還をかければ歪率などの電気的特性が良くなります。
反面、失われるものも存在します。このアンプは電気的性能
たいしたこと無しです。ですが、この様な昔のアンプの音が
好きな人もいるのではないでしょうか。多分失われた何かが
あるのだと思います。

外観はウッドケース左奥に欠けがありましたが、補修してあります。
傷もありますが、35年以上前のものとしてはまずまずです。
後面には錆があります。

信号経路は出来るだけオリジナルにこだわって部品交換をしました。
電源系統はかなりの工夫をしてありますので、ノイズは極小です。
LUXファンの方の保存版としていかがでしょうか。




SQ503
80.jpg

私がオークションで出品した最も古いトランジスタアンプSQ503です。
1969年11月発売、定価51,000円、出力30W×2です。
出品したのは2年前になりますが、その時の出品コメントが
残っていました。以下はその内容です。
***************************************************
なんと36年前のアンプです。SQ507と同じ火星人トランジスタが
16本も使用されています。写真3枚目をご覧ください。36年も
経過しているのに金メッキされた足は全く酸化しておりません。
綺麗なままです。このトランジスタはデザインも美しいです。
81.jpg

ドライブのトランジスタはNECの音の良い名トランジスタ2SA606と
2SC959です。低域の迫力はありませんが、シングルプッシュ独特の
中高音が繊細で美しい音です。ぼけた音ではありません。
シングルプッシュで、部品点数が少なく、強度の負帰還がかかっておらず、
音の良いトランジスタを使用したアンプの音です。火星人トランジスタも
音が良いようです。
実測値はメーカー発表歪率0.5%に対して、1Wの時0.13%、10Wの時0.08%、
30Wの時0.1%ですから、動作は問題ありません。PHONOからの入力ですと
0.01%程度歪率が上がりますが、動作は問題ありません。
プリアンプのリップルフィルターのトランジスタと、電解コンデンサを
交換し、電源の電解コンデンサを330μ追加致しました。
最近のアンプではなかなか表現出来ない中高域の美しさがあります。
単なる懐古趣味ではなく、弦の音は美しく再生されます。
外観は後面に錆があります。ウッドケースにも傷がありますが、
汚くはありません。前面パネルは比較的綺麗です。
動作保証は基本動作の自然故障に付き3ヶ月です。
火星人トランジスタは入手困難な物ですが、若干の在庫がありますので、
オリジナルでの修理が可能です。
余談ですが、先日JBLの古い(40年前)アンプのオーバーホールをしました。
作業が終了し、出てきた音にビックリ!とても良い音でした。使われていた
トランジスタは1957年発表のゲルマニュームトランジスタ等です。
オーディオはこの数十年間あまり進歩をしていないように感じました。
スピーカーは四角くなったり、平らになったり、金属にもなりました。
アンプも歪率、ダンピングファクター、スリューレイト等色々な競争が
ありました。私はなぜか1970年代のCANタイプの出力トランジスタを
使用したアンプに戻ってしまいました。オールマイティではありませんが、
どこか光るものがあります。デバイス重視の設計がなされていたと思います。
今や幻のトランジスタとなりつつあるものばかり使われています。
35年前皆さんはどのようにお過ごしだったでしょうか。色々な思いを胸に
心休まる音楽を聴くには良いアンプです。
最後にこのアンプが発売された一年後、1970年11月号のラジオ技術の
LUX株式会社のSQ507の広告を一部省略して転載しておきます。
***************************************
     もし、お急ぎでなければ
     散歩でもいかがですか?

そもそも、ラックスのトランジスタアンプは、真空管アンプの線上に
展開されたもので、素材は変わってもテーマは一貫しています。
これは古いものに固執するというのではなく、前のめりになって
急ぐことをせず、一歩一歩、足元を確かめながらすり足で進む、
ということです。


オーディオは趣味の世界ですから、特に目標がある訳でもなく、
したがってまた、がむしゃらに急ぐこともないわけです。
そんな呑気な事を言っていたら取り残されるかも知れませんが、
もし、そんな事が起こるとすれば、それは
オーディオには関係のない理由に支配された場合でしょう。
つくづく感じることはオーディオは競争ではなく、散歩だということです。
今日、のんびり散歩できる人があれば、その人が一番ぜいたくをしている
事になるでしょう。しかも健全です。
*****************************************
35年前の広告です。この後の時代を予感したような広告だと思いませんか?

(^O^)広告の内容は「コーヒーはいかがですか。」にも記事に
しています。38年経過した貴重なアンプです。左角に若干のつぶれが
ありましたが、綺麗な方と思います。








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