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輸送事故にあったアンプ SANSUI AU-X11です。

SANSUI AU-X11    SANSUI AU-X11    傷らしい傷は1個くらいです。

輸送事故にあったSANSUI AU-X11です。輸送事故に関しては各社行いましたが、ブログには
あまり掲載しておりません。というのも悪用される可能性があると思うからでした。

正直なところ、輸送事故の仕事はあまり気が進みません。というのも持ち主と輸送会社のどちらか
得になってもいけないし、損になってもいけない、、、、、といって私が損をするわけにもいかないのです。
一番良いのはどちらにも得になるようにする事なのですが、この場合は私が損をする可能性が
強くなります。

ですから、今回の件をご連絡いただいた時に出来ればメーカーや他の修理会社に依頼した方が
良いですよ、なぜなら私は修理代金がメーカーより高いからです。などとご連絡したのでありました。
例えば古いアンプが輸送事故にあったとします。仮に故障原因がハンダクラックだとして、そのクラック
1個修理したとしてもハンダクラックが発生しているようなアンプは他にも多数ある可能性があります。

すぐに故障発生の可能性がある訳で、仮に安い修理代金で済んだとしても輸送会社と持ち主の間で
延々とトラブルが発生する可能性があります。それを避ける意味でかなり多くの点検をする必要が
あります。コストはかかりますが、これは営業所の立場に立った考え方です。

しかし、私が通常行っているような多数の部品交換をして、これを輸送会社に請求するということは
公平ではありません。実はこの作業をすることが私にとって一番安心なのであります。手間は
部品を点検して元に戻す事と新品に交換するというのは作業時間としてはあまり変わりません。

持ち主に輸送事故に遭ってガッカリした分喜んでもらって、輸送会社も相手をガッカリさせた分だけ、
あるいはそれ以上信用回復になり、なおかつ私が損をしないという、あちらを立てればこちらが立たず
などとならぬよう気遣いをすることになります。三方一両損ならぬ三方一両得になれば最高です。

今回の輸送会社の営業所担当の方は、たいへん誠意ある対応だと思います。上記の内容を
ご連絡した上での依頼でした。輸送中に音が出なくなったとのことですが、外観は写真のように
外観はこれ以上ないというくらいの程度の良さです。

今日は記事がないのかなぁ、と思っている方がいるかもしれませんので、ここで1回保存します。
深夜にはかなり長くなっていると思いますから、お時間のある方はまた見てくださいね。

腹減ったァw(:_;)w!

さて、このアンプ、PHONOに切り替えますとプロテクトがかかります。
                     PHONOイコライザーアンプは4枚の基盤。
メインアンプにPHONOイコライザーを付けたという構成です。写真の上の方にMC用が2枚、MM用が
2枚の基盤が見えます。ここに問題があるようです。
MC用基盤プリント面手を加える前基盤洗浄等手を加えたあとMM用基盤プリント面手を加える前MM用基盤プリント面手を加えたあと
電解コンデンサとトランジスタ合計で20点ほど新品に部品交換をして、放熱マイカをシリコン系シートに
交換、更に基盤洗浄を行いました。写真ではわかりにくいですが、たいへん綺麗になっています。

PHONOイコライザー基盤4枚の全トランジスタを抜き出して測定し、一部交換をしました。
                    トランジスタは抜き出して測定


ここでテストを行いました。Y嬢が「け、ケム、煙ィ~σ(^_^;」、、、、何が煙よ、、、、、やや、面妖な(`´メ)
前面から煙がモコモコ出てきているではありませんか。
                     煙の原因の抵抗です。
このアンプは前面パネルの裏にPHONOイコライザーに供給している電源基盤があります。
そこの抵抗が焼損しています。また、もう一カ所からも煙が出ました。ここを修理し、基盤洗浄をします。
大変やりにくいです。
基盤洗浄前、フラックスに注目!電源基盤フラックス基盤洗浄後電源基盤洗浄後
ハンダの輝き、プリント面の美しさを比べてみてください。このような作業はSANSUIのサービス
マニュアルには書いていないでしょう。私は私のやり方でやります。このように綺麗にしないと
僅かなハンダブリッジも発見出来にくくなりますし、音にも好影響を与えます。

     コネクターピンは真っ黒     綺麗になりました。     ピン清掃

コネクターは真っ黒でしたので、綺麗に致しました。パイオニアのM25も同様のピンが使用されていますが、
金メッキです。古いアンプですがピンは綺麗な状態です。金メッキは効果がありますね。逆に言いますと
金メッキ以外はほとんどダメですから汚れを取りましょう。

                   出力トランジスタ

上の写真は出力トランジスタです。昔、最初に個のトランジスタを見た時、「オオッ、周りが黒く塗られた
トランジスタがあるのかッ\(@O@)/」と驚いたのですが、何のことはない汚れているだけなのでありました。材質の関係でこのような汚れ方をするのでしょう。サンケン製です。
                   綺麗にしました。
綺麗にするのは面倒ですが、黒いまま取り付ける訳にもいきませんので、清掃します。とにかく
綺麗にするのに時間を使います。
                  絶縁マイカと放熱グリス
取り外した出力トランジスタの裏側です。マイカ側、出力トランジスタ側共にかなり乾いております。
バイポーラトランジスタが出力部に使用されている場合、放熱不良になりますと熱暴走で破壊致します。
必ず定期的にグリスの交換を行わなくてはいけません。メーカーの説明書にはこのようなことは
記載されていませんが、30年も使用することは製造時には前提になっておりません。

オーディオメーカーは情報を開示するなどということは致しません。安全対策も各社マチマチです。
YAMAHA CA-2000などは70年代後期のアンプですが、最も安全対策に留意されたアンプです。
通常の多数の管ヒューズ以外に多数の高級ヒュージング抵抗が配置されております。これは良いこと
ですので、私がメーカーに代わりお伝えしておきます。

古いアンプが使用されている現実があります。サービスマニュアルを出さないメーカーがほとんどです。
現存するアンプをメーカーが全て修理してくれるならそれでも良いでしょう。しかし、そうでないことは
皆さんご存じの通りです。あっさりと「部品がないので修理出来ません。」と断られるケースが多くなります。
YAMAHA A-2000などはある意味で危険なアンプであります。(アレッ、70年代とはずいぶん違うなぁ!)
オーディオメーカー殿、サービスマニュアルを出さなくても、修理を断っても良いアンプが無くなる事は
ありませんぞ。安全対策の上でも前向きな対応をお願いしたいものです。

余計なことを書きましたが、バイポーラトランジスタは温度が上昇しますと電流値が多く流れる傾向が
あります。電流が多く流れれば温度が上昇し、温度が上昇すれば更に電流が流れ、、、、、を
繰り返し、最後には許容値を超えて破壊します。

きちんと放熱処理がなされれば、熱は放熱器に伝わり、放熱器に密着されているバイアスの温度補償に
よって、温度が上がればバイアス電流が減らされるという装置によって安定されるということになります。
したがって、出力トランジスタの放熱処理とバイアスの温度補償装置は出力トランジスタを長持ちさせる
上で、最重要ポイントになります。ですから私はこの部分は問題無くても点検し、交換することになります。
いつ熱暴走するかは不明です。今回この部分に手を加えずに送ればまた輸送会社とトラブルになる
可能性があります。その時は大トラブルになるでしょう。
片チャンネルの測定値片チャンネルの測定値電化シート放熱器に取り付け
出力トランジスタの測定値です。片方はこれ以上ないというくらい揃っています。もう片方は
1個だけ増幅率が高いものがありますが、たいへん良好です。これからもかなり長い間使用出来るでしょう。
絶縁マイカから電気化学工業の電化シートに交換いたします。この絶縁シートは色々ありますが、
電化シートは中にガラス繊維のようなものが入っており丈夫なものです。注意事項はゴミを絶対に
中に入れないことです。ショートしますのでとにかく綺麗に致します。
                     放熱器
放熱器は6個用に4個取り付けられています。AU-X1の流用でしょうか?まぁ大きいことは安心です。
                    出力リレーは2個あります。
再放熱処理も重要ポイントですが、出力リレーのメンテナンスも重要です。基盤を止めるネジが
ハンダ付けされていますので、リレーを取り外すのは面倒です。このような場合に備えて自分で
工具を作っています。
                     綺麗に外れました。
ご覧のように綺麗に外せました。取り外しましたら、、、、、、ぎゃぁぁああ\(@O@)/
     穴が、、、、、     バリが、、、、     大きなバリが、、、、
(`´メ)なにさらしとんじゃい(`。'メ)
リレーに穴が空いているのであります。リレーを外すのが面倒だったので穴を空けて、、、、、、、
穴はまだしもいけないのはバリ取りをしていないのであります。三枚目の写真はわかりにくいですが、
大きなバリがついています。内部にはゴミは許されません。接点の間に僅かなゴミでも挟まると
音が出なくなるということになります。信じられない行為です。

過去に修理履歴があります。超納得した事があります。下の写真をご覧ください。
                    電解コンデンサ引きずりのあと。
作業をしていて疑問だったのがこのコンデンサの傷です。天板はとても綺麗ですから輸送事故に
よるものではありません。不思議に思っていました。

これは過去の修理の時、逆さまにして台に置いて引きずった時に出来た傷なのでしょう。誰が修理
したのかはわかりませんが、必ず下に柔らかいものを敷いて作業することが必要です。リレーの
穴も考えますと修理レベルは想像出来ます。最近殆ど素人同然なのにいかにもプロを装っている
人が増えています。そのような方が自分の利益のためにあーでもない、こーでもないと独自の理論を
展開し、それを読んだ皆さんもあーでもない、こーでもないと、、、、、、、。
私はオークションは見なくなりました。自分が出品した時に落札されるまで見るだけです。
あまりにも理解出来ないコメントが多く見受けられるようになりました。我が道を行くのに余計
フラフラしそうなのと中には出鱈目のようなものもあるので読めば腹が立つだけなのであります。
コメントを書くことは自由なのでありますから、それを読み取る皆さんの問題でもあります。

今日は横道にそれますなぁ。これはプロの仕事ではありません。接点調整をし、バリを取り、穴を
テープで塞ぎました。2個ともです。
                     MC基盤上リレー
MC基盤上のリレー2個も洗浄してあります。たいへんいけないリレーですが、他の部分にも多数のリレー
がありますが、正常ですのでそのままです。レストア依頼でしたら勿論交換します。

                     基盤洗浄。 
その他にも基盤洗浄出来る部分に関しては行っておきます。ご覧のようにたいへん綺麗になります。
                  セレクター表示用電球切れ   電球交換もたいへんダァ

ありゃりゃ、セレクターのPHONOイコライザー1を表示する電球が切れてしまいました。同じ大きさの
電球がありましたが、電流は5ミリA程少ないのでやや暗めです。これは輸送事故とは無関係なので
おまけと考えてください。

抜き出して測定した部品は80個程度です。交換部品は50点程度となります。煙が出た箇所は
2カ所、、、、予定よりも大幅に時間がかかりました。
PHONOアンプハンダ面。完成です。完成です。完成です。
完成です。完成です。完成です。完成です。
PHONOアンプのハンダ面は輝いています。内外とも極上のAU-X11になりました。一カ所のウッド欠け
部分は黒く塗っただけですが、目立たなくなります。

本来の作業時間からいえばかなりのお駄賃請求となりますが、おまけしておきます。持ち主は
得になったでしょう。輸送会社の誠意ある対応に感謝しなくてはいけません。音はとても良いものです。
私の方は、お手伝いに支払う費用を支払ったらあまり儲かるものではありません。

これだけの程度の良いAU-X11はあまりないでしょう。部品を抜き出して測定してもとても良好です。
トランジスタはNEC製、TOSHIBA製、サンケン製といずれも耐久性のある良いものがついています。
余計な作業が出来ないというストレスの溜まる仕事です。持ち主の方は何年か後に私の方に
残りの仕事を依頼していただけたら完全になりますぞ。

部品密集度も少なく抵抗等容量が大きいものが付いています。煙が出るような現象が起きても
ヒューズが飛ばないなどの保護対策にはやや疑問がありますが、音はとても良くこのアンプを
欲しがる人の気持ちはわかります。

お終い!

ここまで記事を作るのにえらい時間がかかりましたなぁ。AU-X11をお持ちでない方にも参考になる部分を
所々に入れておきました。参考にしてください。
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ご予約いただきました。(^▽^)V
MOS-FETの件は、CA-2000に入れ込むという形でご予約いただきました。このような工事は簡単では
ありません。メシ喰っていても街中歩いていても風呂入っていても頭の中は回路図だらけなので
あります。そのような状況ですからその他のことがおろそかになり、おバカを連発しております。

先日もY嬢が撮影した写真をファインダーで確認しておりましたところ撮影された画像が暗かったので
カメラレンズを蛍光灯に向けてもちっとも明るくならない、、、、、、、、当たり前ダァ。もう既に撮影された
画像を見ているんだもんね。明らかにY嬢の目は「このおっさん、もうアカンw(:_;)w」という目をしておりました。

皆さんはmazdaluce3000は部品を新品に交換するレストアの仕事というイメージでしょう。今後は
かなりイメージが変わりますぞ。少しずつ正体を現すつもりであります。おバカを減らしつつ。



たったお一人様ですが、、、、、
①YAMAHA CA-2000のメインアンプユニットをMOS FETにしたい方はいませんか。

②アキュフェーズ E-303のレストアメインアンプユニットご希望の方はいませんか。

どちらか一点、御一名様です。ご希望の方がいましたらご連絡ください。

ブログ読者でご希望がいなければオークションにて出品します。即落札可能性がありますので、
お知らせしておきます。

CA-2000のMOS FETアンプは世界で一台です。MOS FET(HITACHI製 CANタイプ)だけでも
数万円の価値がありますぞ。勿論基盤上のトランジスタは全て新品だけでなく、出力の
MOS-FETも新品です。

CA-2000をお持ちの方には、最近心臓が悪くなるようなものばかり作っています。今回のようなものは
他にはまず無いと思います。

一日だけお待ちしたうえで出品致します。

ちょっとイイ話。
SANSUI BA-3000SANSUI BA-3000かなり綺麗です。SANSUI BA-3000


照明は緑から電球色ハンダキラキラトランジスタは全て交換トランジスタは全て交換

トランジスタ全てと電解コンデンサのほとんどを交換したレストアSANSUI BA-3000であります。
オークションに1円出品しようと思いましたらお買いあげいただきましたので、出品はナシです。
かなり綺麗になりました。メーター照明電球を6個新品にしましたが緑から電球色になりました。
部屋の照明を消してメーターを見ますととても格好いいアンプになりました。これだけ部品交換をした
BA-3000は、たいへん少ないでしょうからオークションに出したら人気が出たのではないでしょうか。

音は別物といって良いほど良くなりました。お買いあげいただいたのはとても若いS君です。
お付き合いしている彼女のための初めてのプレゼントだそうです。目が不自由な彼女の為に音を
楽しんでもらおうとプレゼントするそうです。アンプだけでは音が出ない、、、、、、ええい、YAMAHA 
NS-451とVICTORのCDデッキもプレゼントしたのでありました。

大雨の夜、S君と彼の学校の先生Mさんが作業場に引き取りに見えました。現物の写真もお見せして
いなかったのですが、とても気に入ってもらいました。大雨の深夜、私のところからS君の埼玉県まで
アンプを運んで東京まで帰ったM先生も素晴らしい先生です。

S君の彼女に対する想い、、、、、、、M先生も素晴らしい先生ですね。
暖かい人たちに囲まれていつまでも良い音楽を提供してくれるよう祈っています。


究極のCA-2000メインアンプユニットです。
                     究極のCA-2000メインアンプユニット
こちらもヤフオクに出品予定のものです。7月にちょこっとだけ出品しておりました。
更に進化を遂げてドライブのトランジスタを交換し、なんと出力トランジスタはR.E.T(リングエミッタ
トランジスタ)です。

まぁ、今回も落札されないかもしれませんが、ちょこっとだけ出しておきます。安売りは出来ません。
苦労して作り上げたユニットです。

あらららららら、こちらも落札ありがとうございました。(^▽^)V



9月1日23時20分記

昨日から徹夜でした。今の私は文章を作るのがたいへん困難な状況ですが、9月1日を新しい
スタートと決め頑張ってCA-3000の出品をし、落札のお礼を送り、それからこの究極のCA-2000
メインアンプユニットの出品をしたのでありました。

色々朝の用事を片づけ、散歩をして電源入れっぱなしのパソコンは画面がスクリーンセーバーが
働いて真っ黒、、、、、。どうせ先月7万円で落札されていなかったから今回もダメでしょう。
理解されないなぁ(+_;)と思いつつマウスをクリック、、、、、「出品」というお気に入りをクリックする時に
「消えてろ(`´メ)」と心の中で大声を上げましたら、、、、、

あらら!本当に消えてらぁ、、、。ありがとうございます。落札して頂いたのは2件の落札履歴のある
お客様でした。リングエミッタトランジスタ8個と、ドライブトランジスタ8個の交換を追加して
1万円の値上げです。実際はとてもお得です。理解して頂いた方がいたのは何よりも嬉しいです。
フルレストアご希望とのことでした。これも超お得ですぞ。

究極のCA-2000メインアンプユニット      究極のCA-2000メインアンプユニット      究極のCA-2000メインアンプユニット


出品時間  9月1日午前7時9分
落札時間  9月1日午前9時13分

出品価格  80,000円
希望落札金額  80,000円

アクセス総数  55
ウオッチリスト数 5

YAMAHA CA-2000のメインアンプ、レストアユニット一台分です。

CA-2000は製造から30年以上経過しました。私があの世に逝っても残る
可能性があるCA-2000を一台作ろうと思って製作しました。

基盤上の部品ではヒューズ抵抗以外の全ての部品を新品にしてあります。
ヒューズ抵抗は実測して新品と同じ程度の抵抗値があります。

せっかく多くの部品を交換するのですから、これ以上は無いというくらいの
高級部品を使用し、使用部品に合わせて一部回路定数を変更しています。

どの位長く使用出来るかは設置の環境、純A級で使用するかB級で使用するかに
よって変わってきます。ご存じの通り純A級動作の発熱はもの凄く、常時純A級で
使用すれば寿命は短くなります。ならばB級動作の音を良くすれば結果的に
寿命が長くなることが予想されます。

CA-2000のような純A級動作では出力トランジスタの周波数特性は、あまり問題に
なりませんが、B級動作では出来るだけ周波数特性の良いトランジスタを使用することが
音質の向上につながります。今回の出品はこの点にポイントを置いています。
(A級と称している可変バイアス機は周波数特性の良いトランジスタが必要)


部品交換の内容は下記の通りです。


出力トランジスタ           8個   富士通製リングエミッタトランジスタ
小電力用トランジスタ        30個交換  2SC1775Aは全く入手出来ないランクFです。
デュアルFET              2個   TOSHIBA製
中電力用トランジスタ         8個   TOSHIBA製、
半固定ボリューム           6個   COPAL  RJ-13S
放熱用シート              16枚  電化シート

定電圧ダイオード           10本    
その他ダイオード           20本
フイルムコンデンサ          32個   オーディオ用20個(PPS)
その他コンデンサ           8個   シルバードマイカコンデンサ(銀マイカ)
抵抗                 104本  Vishay 22本   KOA 46本 いずれも1%誤差
                        セメント抵抗10個、不燃性抵抗16個 etc.

部品交換総数             244個

簡単に言えば、ヒュージング抵抗、基盤、以外の全ての部品を
交換したものです。R.E.T、2SC1775AのFランク、デュアルFETなど入手困難な
パーツが多いです。フイルムコンデンサはオーディオ用でPPS、オーディオ用
以外もPPSコンデンサです。オーディオ用は高価なものです。

銀マイカコンデンサはイギリス製で、これ1個で安いトランジスタなら
何十個も買えるほど高価なものです。

抵抗はVishay、KOA、松下製などです。

基盤上に電解コンデンサの使用は1個も使用していないようにしてあります。
ヒュージング抵抗は私の手持ちの最も良いものに交換してありますが、
新品ではありません。これを新品に交換するのはオプションです。

CA-2000に愛用されている2SC1775Aは、ランクEとランクFが存在します。
今回のはランクFで、増幅率が800以上あります。

(+_;)注意事項(+_;)
出品の写真を見て同じトランジスタと交換しようなどとは絶対に思わないでください。
お持ちのCA-2000に写真のプリドライブ、ドライブトランジスタを交換しますと、
バイアスボリューム最小値でも出力トランジスタに大電流が流れ、あっという間に
出力トランジスタが破壊します。

今回出品のものはこのトランジスタに合うようにバイアス回路の設計値を
変更してあります。出力トランジスタの周波数特性が大幅に向上していますので、
ドライブのトランジスタもオリジナルより大幅に向上したものに交換しています。
充分に検討を重ねた上での交換です。

オリジナルと違う型番のトランジスタが1個付いています。これは過去に
数多くのCA-2000のトランジスタを測定した際、劣化が大きい、または
破損しているケースが散見されましたので、耐久性があるものに
交換してあります。

出品の形が少し変わっていますので下記の点にご注意ください。

①CA-2000をお持ちの方のメインアンプユニットと交換になります。

②落札者の方のメインアンプユニットが正常な動作でなくても構いませんが、
 出力トランジスタと基盤が破損していない事が条件です。

③落札後、CA-2000を私の方にお送りください。交換、調整作業は私の方で
 行います。ご自分で交換作業を行いたい方はメインアンプユニット2個を
 お送りください。到着後に発送致します。

④私の方にお送り頂いた場合、リレーの接点洗浄と後部パネルにあるDCカット用
 コンデンサをオーディオ用に交換してお送り致します。

⑤CA-2000をお持ちの方で、出来ればフルレストアしたいという方は4万円の追加で
 このユニットを使用した形でフルレストア致します。その場合の部品交換総数は
 350点程度になります。

⑥このユニットは今回の形ではもう製作出来ません。R.E.Tの在庫が無いからです。
 また、基盤上の部品を全交換するというような事もしないでしょう。今回限りと
 思ってください。CA-2000をお持ちでない方は、このユニットを入れ込んだ
 実験機を入手されるまでお貸しします。スイッチの飾りシートが無かったり
 外観はひどいですが、内部はフルレストアしてあります。

 年内くらいまでにCA-2000を入手して2台ともお送りください。交換作業を
 致します。B-2やCA-2000の出品数は激減していますが、4ヶ月あれば
 程度の良いものが入手出来るのではないでしょうか。

 外観のひどいCA-2000等見たくないという方はユニットだけお送りします。
 年内に交換作業を終わらせましょう。

その他色々考えられると思いますのでご連絡ください。

音は中高域の荒さが取れ、立ち上がりの良い音です。お近くの方は試聴してください。

下記は少し参考になるかもしれません。
http://mazdaluce3000.blog100.fc2.com/blog-category-8.html
**************************************************************************

9月17日午前3時記

ヤフーオークションで先日落札していただきましたSANSUI CA-3000とYAMAHA CA-2000
メインアンプユニットですが、SANSUI CA-3000はたいへん良い評価をいただきました。

「究極のCA-2000メインアンプユニットです。」と題したこちらの方は、落札者の方がお持ちの
CA-2000のフルレストアをご希望とのことでした。送っていただいたCA-2000が下の写真で
超美品と思います。このように綺麗なCA-2000はあまりお目にかかれません。
                    フルレストアご希望のCA-2000です。
このCA-2000について落札者の方のコメントは下記のようなものでした。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
一昨年にメンテ済み完動品としてヤフオクにて入手したものです。信号経路の接点を中心に、ボリュームや入力セレクターを分解クリーニングし、不良コンデンサー等の
交換を行ったということです。

● 消音量時は気になりませんが、ボリュームを9時位以上に上げると随分うるさい音になります。
● ヘッドフォン出力のメンテは全く手つかずなので、音が歪みっぽいです。
● ソース間の音漏れが気になります。これは設計上仕方ないのでしょうか?
● プログラム・ソースに関しては、CDやTUNER等ライン入力が中心ですが、PHONOのMMは使用
したいと思います。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
一生使えるCA-2000にして欲しいとのことです。徹底的な作業をするためにお時間をいただくことに
しました。取りあえずユニットだけでも交換してしまおうと思い、まず電源を入れましたら、、、、、
ありゃりゃ、(+_;)プロテクトが解除しない、、、、、、と思ったら1分後に解除されました、、、、、
と思ったらまたプロテクトがかかり、、、、、と思ったらまた解除されるのでありました。(;_;)

どうやらプロテクト回路にも問題があるようです。これでは何も出来んと思い、底板を外しプロテクト
回路を見ましたらトランジスタ1個は交換されていましたが、それ以外はハンダ補正もされていません
でした。
                     電源基盤ハンダ不良
ユニット交換だけ行うつもりでいましたが、動作テストを行うためにこのプロテクト回路のトランジスタを
全交換してさぁ、音を聴いてみましょう、、、、、、、。ガク↓(+_;)今度は左チャンネルから音が出たり
出なかったりという状態におちいりました。音も依頼者の方の感想通り歪みっぽいのであります。
一体どうなってんの?

オフセット電圧はたいへん良く調整されておりました。バイアスは1.5倍程度流れておりました。
純A級では長持ちしないでしょう。トラブルが起これば起こるほど皆さんには参考になります。
今回の記事は今まで語らなかった部分の一部種明かしをします。続きは後でね(^▽^)V

9月22日午前
取りあえずユニットを交換して音を出そうと思いましたら、左から音が出たりでなかったりと、、、、、、
この原因はリレーにありました。DCアンプ構成のアンプには必ずといって良いほどついている部品で
音に関しては最も重要な部分です。

リレーは新品でなくてはいけないとの意見もあります。新品であろうがなかろうが必ず汚れますから
定期的に清掃しなくてはいけません。私は使えるものは「接点調整」し、使えないものは新品に
交換する、、、、だけのことです。

接点が汚れますと出力の増加にしたがって歪率が悪化します。テスターで接点の抵抗を測定しても
テスターの測定電流は極少ですので、小出力での良否だけはわかりますが、完全な測定方法では
ありません。

今回のCA-2000の場合、メンテナンス品ですからリレーの清掃は行っているはずです。取り外した
リレーの写真が下です。

取り外したリレー取り外したリレー取り外したリレー取り外したリレー
これはアカンです。(+_;)この程度の清掃では音に大きな影響を与えます。実際に片チャンネル音が
出ないという現象になっていました。交換する、しないという判断の前に正しい清掃が出来ているか
という問題があります。下は私が清掃した写真です。
綺麗になりました。綺麗になりました。綺麗になりました。綺麗になりました。
写真ではわかりにくいですが、接点に私がカメラを構えている映像が写っています。特に重要なのが
左から2番目の写真です。上側の接点はプロテクトが解除しない時に、つまりリレーが動作していない時
接触している接点で、音には重要ではありません。下側がリレー動作時に接触する接点です。
私が清掃する前と清掃後では全く違います。最終的にはリレーは新品に交換しますが、この程度
でしたらまだ使用出来ます。

もう一点。清掃時に接点の隙間を広げてしま場合があります。綿棒を隙間に入れますと接点を支えて
いる材質は柔らかいのでやり方によっては隙間が広がってリレーON時に見た目では接触していても
あまり圧力がかかっていないケースがありますからこれも調整します。ですから私は「接点清掃」と
せず、「接点調整」しているとずっとコメントしています。

皆さんが自分で行う場合は新品に交換してしまいましょう。B-1は抜き差しするだけ、B-2、CA-2000は
ハンダ除去作業が必要ですが、両アンプとも最もリレー脱着が簡単な部類に入ります。音が歪む、
片チャンネルから音が出ないなどこのリレー不良が原因の場合が多いのです。A-2000シリーズの
リレーはダメですなぁ(+_;)。これは脱着が面倒です。

更にもう一点。このリレー接点の隙間に極小のゴミが入ってはいけません。私のやり方は公開しま
せんが、上記を参考にしてください。定期的に新品に交換するのが一番簡単です。使用状況にも
よりますが、数年に1回交換するのが良いでしょう。何度も説明していますが、この接点抵抗は
1Ωになりますとスピーカーインピーダンス8Ωの場合、ダンピングファクターが8以上にはなりません。
1Ωでは歪みが悪化します。5年、10年とリレーを清掃しないで音を語るなかれです。

新品に交換する方法はそのうちに掲載しますね。さて、上記のような接点調整をしましたら
片チャンネル音が出ないという現象はなくなり、良い音が出ました。つづく、、、、、、です。

落札していただきましたSANSUI CA-3000です。
先日オークションに出品して落札していただきましたSANSUI CA-3000プリアンプです。
出品価格は1円で、希望落札金額8万円です。入札数は1で最初に希望落札金額で落札して
いただきました。出品時間は午前1時半頃で落札時間は午前5時前でした。ヤフーに支払う
手数料は5000円弱ですから私から見れば7万5千円程度で売れたことになります。

アクセス数は44、ウオッチリスト数は6でした。SANSUIのカテゴリーはヤフーオークションでも
特別なところです。その理由は別記事にしたいと思います。

今回の出品は自分で使用するために多くの部品交換をしたものです。ですから部品交換は
今までと傾向が若干違います。今まで言ってきている回路構成、パーツ、物量という観点から
このアンプを見れば、回路構成はやや古く、パーツもイカン、物量はOKという感じでしょうか。

ですが、このアンプ好きですなぁ!出来るだけパーツを交換して毎日長時間使用する仕事中の
BGMアンプにしたかったのです。ところが何もしなければとても使用に耐えない音なのであります。
コツコツと長期間かけて部品交換をしましたが、まだまだやることがありますが、動作保証も
付けていますし、後は対症療法に致しましょう。

下記の写真はヘッドホン専用アンプです。私はノイズを聴くのにヘッドホンを多用しますので、
ヘッドホンアンプを重要視します。外では漁師さん達が大声で話をしており、近所のダックスフンドが
キャンキャンと何時間も泣いている時が多いので、時には音の出ていないヘッドホンをかぶっている時も
あります。(+_;)夜は静かです。
SANSUI CA-3000  ヘッドホンアンプSANSUI CA-3000  ヘッドホンアンプ SANSUI CA-3000  ヘッドホンアンプSANSUI CA-3000  ヘッドホンアンプ
この小さな基盤だけでも19点のパーツを新品にしています。いつもと違うのは電解コンデンサの
銘柄です。シルミック、Fine Gold、シルミックⅡ、Panasonicとややお値段が高いものが多いので
あります。

プリメインアンプに付いているヘッドホン端子は出力から抵抗で減衰させているものがほとんどです。
このような場合は正しい音で出てくれません。特に低域の音は異なります。ヘッドホン専用アンプでも
機器により音は異なります。最近ではICによるものがほとんどでしょう。YAMAHA C-1のヘッドホン
アンプからの音は素晴らしいですナァ。私が製作したV-FETドライブヘッドホンアンプも負けずに素晴ら
しい出すぞ。←このように何気なくチラッチラット文章に織り込んであるので見逃さずにね。
オークションにでも出品しましたら即落札した方が良い出すぞ。何しろ世界でたった一台ですから。

さて、パーツ交換したこのヘッドホンアンプは音がとても良くなりました。このヘッドホンアンプだけでも
お金が結構かかっています。SILMIC Ⅱは被覆が地味ですね。他の電解コンデンサが何個も買えて
しまう価格ですから金色がいいですなぁ。また後でね。

9月11日21時50分
こちらがSANSUI CA-3000SANSUI CA-3000SANSUI CA-3000SANSUI CA-3000後面
                     
ご覧のように差し込みになっていて外せる基盤です。あれれ、ちょっと寝ている電解コンデンサが
ありますなぁ。ところでこの写真を見ての電解コンデンサの銘柄当てクイズです。写真が小さいので
下は少し大きいです。ヘッドホンアンプ以外の電解コンデンサの銘柄わかりますか?
                     電解コンデンサ銘柄当てクイズ
ちなみに下の写真は交換前の電解コンデンサです。抵抗の焼けは4カ所ほどありました。
音が変わるから部品交換はしない方が良いなんてトンでもない話です。全部分解して確認しているなら
ともかくも、確認もしていないケースが多いのではないでしょうか。
交換前の電解コンデンサ抵抗は焼けており、、、、、交換前の電解コンデンサ抵抗は焼けており、、、、、
またあとでねっ  

(ちょこっと自宅に帰った時に書き足せるので追記方式の方が良いですなぁ(^▽^)V)
記事数が増えそうですぞ。)

9月15日午前6時30分記
                    ここも交換です。
上の7枚の基盤は簡単に抜き差し出来ますが、このメインボリューム回りからはちょいと面倒になります。
ここのトランジスタと電解コンデンサも全て交換してあります。
                    ここも交換です。
底板を開けるとこの一番大きい基盤が見えます。この基盤は取り外さないと部品交換が出来ません。
ハンダ不良が多く、部品劣化が見られる基盤です。部品点数も多い基盤です。トランジスタ、電解コン
デンサ共に全交換してあります。ここまでをご覧いただければかなり部品点数が多いプリアンプで
あることがお解りいただけるでしょう。

電解コンデンサの銘柄は、緑色がMUSE BP、青がLXZ、赤がSTARGET、金色がFine Goldです。
ヘッドホンアンプにはFine Gold、SILMIC、SILMICⅡ、Panasonicです。

C-1同様、とても雰囲気があるアンプです。手を加える前には音質はかなり悪く使用に耐える状況では
ありませんでした。部品交換点数は200点を超えていると思います。オリジナルの音ではなくなると
言う方もいると思いますが、オリジナルの音でなくても全く構いません。この雰囲気で出来るだけ良い
音で、長く楽しみたいものです。

            天板傷     補修
出品のコメントで傷があるを連発しておりました。天板に写真のような傷がありましたが、簡単な
補修をしておきました。カーショップに現物を持ち込んで色合わせをしましたが、塗ってみると
違いますなぁ(+_;)まぁ正面からは見えませんし、それほど悪い外観ではありません。まずまずです。
正面から見れば綺麗な方です。

本体、部品代金、作業代を考えますととてもお買い得だったと思います。もしも同じ内容で部品交換を
依頼されましたら落札金額以上のお駄賃はいただきます。当たり前ですよね。部品代金だけでも
かなりの金額です。

電源トランスがダメになったこのシリーズのBA-3000というメインアンプもあります。どのように変身させる
か考え中です。


北海道のTさんへ(^▽^)V
何となく見たことがあるような無いような基盤、、、、、、
そうです。B-1のランブルフィルターの基盤なのです。しかし内容はかなり異なります。

            C-1に変身\(0\0)ゝ         C-1に\(0\0)ゝ
今まで奥歯に物が挟まったような言い方をしていました。B-1は捨てるところが無いアンコウのような
アンプであ~る、、、、、、、などと。少し紹介しましょう。

B-1のランブルフィルターの回路を見ますと、YAMAHA C-1の出力バッファアンプから2SJ24のV-FETを
1個取り除いた回路になります。しかし、基本回路は同じです。YJ-1200→LJ13→2SK75という
YAMAHAオリジナルFET,V-FETの増幅回路です。ならば、ダメになったB-1を利用してC-1ライクな
プリアンプが出来ないかという発想です。

動作電圧が違いますし、ゲインも違いますからC-1のバッファアンプとランブルフィルターは回路定数が
違います。ん~ん、出来ると確信し製作して現在私の実験機で使用中です。基本回路は同じですが、
中身は大改造する結果となりました。その理由は二つあります。

一つはそのままですとMHz単位の超高域発振するのであります。この発振を取り除くのは超困難で
少しアンプがいじれる程度の知識では製作出来ません。音としては出ていても出力にはMHz単位の
綺麗なサインウエーブが出ています。実用にするためには最低限オシロスコープが必要になりますし、
位相補正、負帰還回路の豊富な知識が必要となります。ですから皆さんが作ってみようなどとは
思わないでください。

もう一つの大改造の理由はヘッドホンアンプにならないかということです。そのために回路定数を
大幅に変更しました。2SK75のバイアスを変更しかなりの電流を流しております。簡単な放熱器を
付けております。

元々、北海道のTさんにお送りするCA-2000ヤドカリアンプのヘッドホンアンプの研究の副産物です。
本来はイコライザーを真空管アンプで製作し、真空管イコライザーとCA-2000のイコライザーと切り替えで
使用出来るもので、ヘッドホンアンプはICで製作する予定でした。これを真空管とICのハイブリッド
ヘッドホンアンプに変更致しました。

                    真空管とICのハイブリッドヘッドホンアンプ


しかしこの場合、基本的なプリアンプとしての回路はCA-2000のフラットアンプ(トーンコントロール
アンプ)の出力となりますので、出力インピーダンスはそれほど低くありません。なんとかもう一捻り
出来ないかと考えて来ました。しかし残念ながらどう考えても真空管イコライザーとこのV-FET出力
バッファアンプ兼ヘッドホンアンプは同時に入れることは出来ません。どちらかのチョイスになります。

長いオーディオの趣味ということを考えますと真空管プリはいつでも作ることが出来ます。実際に
真空管イコライザーは完成しています。ところがV-FET出力バッファアンプ兼ヘッドホンアンプは
2SK75というV-FETは入手出来ませんし、ジャンクになったB-1から製作するということは
そう出来るものではありません。
                    ヤドカリ用真空管イコライザーアンプ

更に、真空管とICのハイブリッドヘッドホンアンプよりこのV-FET出力ヘッドホンアンプの方が格段に
良い音がします。音は厚みがあり立ち上がりが良い音でC-1と共通するものです。チャラチャラした音を
聴いている方は驚くと思います。

放熱器をもう少し大きくする必要がある以外は完成度が高いものです。勿論発振などは致しません。
さぁTさん、どちらかチョイス出来ます。C-1ライクなCA-2000かそれとも真空管イコライザーか、、、、、
さぁどうします?さぁさぁさぁ、、、、、、、、

まだ、作ってはいませんが前面の純A級、B級の切り替えスイッチでヘッドホンアンプかプリ出力を
切り替えます。これは出力を切り替えるのではなく、プリ出力時にバイアスを切り替え動作を軽くし
動作を軽くするためのものです。出力インピーダンスはヒジョウに低いものでです。写真ではB-1の
電源基盤が付いていますが、実際はCA-2000から電源を取ることが出来ます。

長い間考えた上での今回のヤドカリの結論です。この基盤はあと2枚しかありません。どちらがよいか
ご希望をお知らせください。
                     部品が抜いてあったり追加してあったりともうたいへんです。


貴重!YAMAHAオリジナルV-FET、FETの測定写真。
OさんからYAMAHAオリジナルV-FET、FETの測定を依頼されました。ご覧のような写真撮影をしたの
ですが、メモリーカードから読み出しが出来なくなり再度測定をしたのが下の写真です。
オンボロカーブトレーサーです。オンボロですが、このトレーサー大好きです。真空管とトランジスタの
ハイブリッド構成で、私でも充分修理出来ています。今まで何度も死にそうになりましたが、
不死身です。

下の写真はコンパクトフラッシュのメモリーカードに入れてお送りしたのですが、読めなかったとの
ことですので、下の写真をご覧ください。全て使用出来ます。Oさんは同梱したメモを参照して
照らし合わせてください。一目瞭然です。なお、メモに記載している数字は測定値ではありません。
画面でペア組みしてくださいね。

B-1では2SK77などの特性が揃っていることが重要です。B-2でも同様です。FETなんてのは同じ
ランクでも特性差はかなりあります。製造時の歩留まりはそうとう悪かったでしょう。選別して
実装していると思いますので、相当お金がかかったと思います。

なお、写真は使用出来るか出来ないか、ペア組の為の写真です。絶対的な数値を測定するための
写真ではありません。1個1個の最適な画面調整は行いません。傾向値を見るだけです。
Oさんには画面縦、横の一目盛りの数値を記載したものを同梱してあります。

読み出しが出来なくなった写真を撮影した時は一人で作業しました。これがえらい面倒で
頭がこんがらがったので、今回はY嬢に手伝ってもらいました。Y嬢が画面の2枚のシールを張り替え
FETの番号を記入し、更にロットナンバーをメモし、、、、、、、。あらら、私はシャッターを押すだけでした。

「ハイッ次、ハイッ次!」と私が声をかけ、シールを貼り替えているY嬢の必死の姿を楽しんでいましたら、
「私ばっかり忙しい(`´メ)」と、予想通り怒られてしまいました。(+_;)

実際は画面トレースの関係でシャッタースピードをかなり遅くしないといけませんので、三脚を立てて
撮影した写真の補正をするなど結構面倒です。Oさん良かったですね。全て使用出来ますよ。(^▽^)V


2SK7701.jpg2SK7702.jpg2SK7703.jpg2SK7704.jpg
2SK7705.jpg2SK7706.jpg2SK7707.jpg2SK7708.jpg
2SK77、8個の測定。1と2、3と7、4と5、6と8で組み合わせる感じです。全く問題無く使用出来るでしょう。1,2とそれ以外が違う感じに見えますが、画面トレース調整をしますと同じ感じになります。


2SJ2401.jpg2SJ2402.jpg2SJ2403.jpg2SJ2404.jpg
2SJ2405.jpg2SJ2406.jpg2SJ2407.jpg2SJ2408.jpg
2SJ24、8個の測定。2,3,6が同じ傾向です。全て問題無く使用出来ます。

LJ1301.jpgLJ1302.jpgLJ1303.jpgLJ1304.jpg
LJ1305.jpgLJ1306.jpgLJ1307.jpgLJ1308.jpg

LJ-13、8個の測定。1、3,4が揃っています。5、6,7,8も揃っています。2が少し違うように見えますが、
実際の差はそれほどではありません。全て良好です。


LK1501.jpgLK1502.jpgLK1503.jpgLK1504.jpg
LK-15、4個の測定。1と4、2と3でペア組すると良いでしょう。4個とも良好です。



YJ1200L.jpgYJ1200R.jpgYJ12002L.jpgYJ12002R.jpg

2個のYJ-1200の測定。2個の間に差があるもののユニット間の特性は揃っています。
勿論、問題無く2個とも使用出来ます。

ご質問に関してのお答えです。
オークションに出品されたYAMAHA UC-1に関して質問がありました。UC-1というのは、
B-1の前面に取り付けるメーターユニットですが、出品のものはB-1がついています。
UC-1のB-1おまけ付きです。(^▽^)V

B-1の前面パネルが別に付いていればUC-1無しでも使用出来ますが、付属していないので
UC-1を付けて使用します。

写真3枚目で後のヒューズホルダーが3本あって、その内の2本が5Aです。このヒューズが切れて
いないようでしたら2SK77は無事な可能性があります。高いお金を出すのですからこれだけでも
質問なさったらいかがでしょう。アンプとして動作するかどうかは別な問題です。

UC-1はYAMAHA B-2の前面部とほぼ同じです。メーターアンプの回路もほぼ同じです。
B-2は2系統のスピーカーを切れ変えることが出来て、各々音量調整が出来ます。
UC-1+B-1はそれが5系統可能です。このUC-1を使用してはじめてB-1後部の5個のリレーが
活きます。

メーターアンプユニットは、このブログで有名な2SC1345が使用されていますので、トランジスタ交換は
いずれ必要となるでしょう。オークションのB-1はスリル満点!破損部品があるのかないのか、
わかりません。私の場合は2SK77が無事であれば完全復活可能ですがお駄賃は高いです。
最近は電解ブロックコンデンサは全て不良となっています。

B-1の発売台数は数千台です。現存するものは何台あるか不明ですが、かなり少ないはずです。
当然UC-1の発売台数はそれ以下です。

このアンプの駆動力は素晴らしいですよ。稼働しているものはドンドン少なくなります。私は
必死で抵抗していますが、そのうち部品が無くなるでしょう。

                    B-1レストア基盤その一基盤裏

写真は手持ちのB-1の基盤をレストアしたものです。この電源基盤はプロテクト回路や保護回路、
ランブルフィルターの電源供給、そしてUC-1への電源供給をします。ですからUC-1単体では
使用出来ません。あくまでもB-1と一緒に使用します。写真ものはトランジスタ、電解コンデンサ、
半固定ボリュームを全て交換してあります。

                     ホイッ、もう一枚
こちらも同じ電源基盤です。12V調整用の半固定ボリュームが欠品して未交換ですが、それ以外は
前述と同じ内容で交換してあります。前のものと基盤の色が違いますね。色は三種類あります。
                     B-1基盤色の三番目
なに、2種類しか知らんと\(@O@)/。それでは三番目であります。上の写真はランブルフィルターの
写真です。コーティングされていないものがあります。左上です。
皆さん!B-1の基盤はこのように綺麗だと思ってはいけませんぞ。これはmazdaluce3000でなければ
このようにはなりません。このレストア基盤はB-1のお客様のためにストックしているのではありません。
あるものを作りたくて部品交換等をしたものです。

出品中のB-1がどのようなものかはわかりません。私は責任持ちませんです。もしも入手して
自分で治そうと思う方はバイアスが完全であ~ると確信が持てるまでは100V直接投入などとは
行わないことです。バイアスボリュームを回した瞬間、あの世行きになる可能性があります。
このバイアスボリュームはガリなどは許されません。そのために高信頼の巻線タイプのものが
使用されています。現行品ですので入手出来ます。

書けばきりがないのでここまでッ。

緊急ご連絡です。
只今ヤフーオークションで「YAMAHA B-1ジャンク」というのが出品されています。

この中で「当オークションで修理して出品されている方に、、、、、、、」というのは
私のことではありません。写真にメモがありますが、勿論私の字ではありません。

私とは無関係ですが、この出品者の短いコメントの中に実に重要な内容が含まれています。

①部品数個交換した程度ではB-1の寿命を延ばすことにはならない。

②ちょっとしたミスで壊すことが実に多いアンプ。

③修理、レストアにはアンプの知識というよりB-1の知識が重要になります。

修理に出して壊されるという事が実に多いアンプです。もう一台電源が入らないというB-1が
出品されています。電源が入らない理由として下記が上げられます。


①2SK77が破損している。

②電解コンデンサがショートしている。

③その他

最も多い可能性があるのが2SK77の不良です。片方は2SK77が4個とも不良とハッキリ明記
してありますので、問題ありません。もう片方は8万円を超えているという高額です。もし、皆さんが
入札する時は必ず故障状況を確認するか、上記のリスクを考慮に入れてくださいね。
2SK77が無事かどうかは全くわかりません。

電源が入らないというのは電源スイッチの不良など多くの理由が考えられます。この電源スイッチは
普通のスイッチとは違います。内部にリードスイッチが入っています。ガラスが割れたら壊れます。

皆さん、私のブログを見てB-1を修理しようなどとは思わないでくださいね。苦労が多く修理、レストアは
とてもリスクがあるアンプです。私はB-1もC-1もとても勉強しました。私のように真空管アンプも
扱っている者には、このアンプがなぜ簡単に壊れるかというのは理解出来ます。

一般のトランジスタアンプしか扱っていない修理専門業者ではこのアンプの怖さは理解出来ないでしょう。
お気軽にお引き受け出来ないアンプなのです。私がB-1を持ち込みに限るとしているのは
お持ち込みいただいた時点で通電しない状態でV-FETをカーブトレーサーにかけ、破損していないのを
確認したいためなのです。

破損しているのを送りつけられ「お前が壊した」といわれても確認しようが無いわけです。
修理、レストアする方にも大きなリスクがあります。ただ、私の場合は今まで一度もそのような
事はありませんでした。良いお客様に恵まれているのでしょう。

本音は20万円頂いてもB-1のレストアはやりたくありません。半月以上かかるB-1もあります。
ここのところブログに掲載している機器は、ほとんど2週間程度かかっていますし、それ以上のものも
あります。本音を言えば全く商売にはならない機器ばかりです。

私がB-1修理レストアで金儲けをしたいのならネタバラシはしません。一台でも多くのB-1やC-1を
残していきたいと考えています。ブログの記事は、皆さんに修理して欲しいということではなく、
壊さないで欲しいという私の気持ちを理解してください。

会長とお呼びしているMさんのB-1が定期点検のためドック入りしています。毎年この時期に
必ずお持ち頂いています。以前も記事にしましたが、Mさんの前の持ち主がテレビを見る時に
B-1で音出ししていたというまことに勿体ない使い方をしていたものです。

長い間使用していなかったので、内部は埃の布団で一杯、基盤のプリントは剥がれ、そりゃぁもう
ひどいものでした。何という運の悪さ!私が最初に手がけたB-1だったのです。おかげさまで
B-1の隅々まで理解出来ました。毎年の定期点検でパーツを交換しています。

2SK77が無事でしたら、あとはかなりひどくてもなんとかなるでしょう。私の記事を見てわかりますが、
今まで他の方が修理したのを見てまともなものは一つもありませんでした。オーディオ用電解コンデンサ
に全て交換しても意味のないことです。なぜでしょうか?実はB-1にあれだけ部品があっても
信号経路は実に単純なアンプなのです。

私はC-1やB-1についてはぜひ手に入れて頂きたい、そしてその厚みのある音を聴いて頂きたいと
願いますが、リスクは大きく定期点検も含めますとお金がかかります。この事を承知の上で
入手されると良いでしょう。

もし、B-1の2SK77が破損したら、、、、、、?お任せください。(^▽^)V捨てるところが全くない
アンコウのようなアンプなのです。このアンプも超弩級アンプに甦ります。キーワードは
B-1がC-1に変身\(0\0)ゝなのです。

B-1をB-1として聴きたい場合は2SK77が無事であるという確信の上、お財布と相談してください。
ちょっと心配になって緊急記事としました。

会長のB-1は19日まで引き取りに来れないそうです。近くの方は試聴出来ますぞ。

ブログ記事の書き方変更です。
昨日はC-1に記事を二つ追加してあります。読みやすいように前の記事に追加としました。
また元の形に戻すかも知れません。拍手が追加出来ない、拍手のコメントが追加出来ない、
更新がよくわからないなどの問題があるかもしれません。

記事数は増えませんが、記事の長さは延々と画面で数メーターになる可能性があります。
どちらがよいのかはわかりません。皆さんの意見をお寄せください。


YAMAHA C-1です。
                     いきなり完成写真です。
YAMAHA C-1であります。以前私がレストアをしたものでありますが、メーターが時々動かない時がある
とのことでドック入りであります。写真は完成した後の写真です。パネル、ツマミ洗浄して綺麗ですなぁ!

このC-1はほとんどの方には関係ないので拍手などは全く期待しておりません。何しろ発売台数が
とても少ないのであります。30年前で定価が40万円です。B-1より高価なのであります。手がけてみれ
ば高価な理由はよくわかります。YAMAHAオリジナルFETだらけでMC入力はありませんが調整用の
オシレーターやピンクノイズ発生器など多くの機能がついています。

なお、ピンクノイズ発生器とは「ウッフン、ウッフン(●^o^●)」という声が出るものではありません。
残念でした。

このアンプは高機能ですが、使わないものがほとんどでしょう。
                     C-1裏です。
裏を見ればプリメインアンプと間違う方もいるかもしれません。入力調整用のサブボリュームが8個もあり
メーター入力用のスピーカー端子もあります。高機能であります。しかし、このアンプの良さは音の良さで
あります。いつか皆さんが手に入れることがあるかもしれません。一度使用したら一生使いたいと思う
方も多いでしょう。今回はC-1についてのお話です。

メーターが時々動かないというトラブルは、メーターアンプはレストアしてありますのでスイッチの問題と
判断しました。関連のスイッチは4個ありますが、今回はその内の3個を分解清掃致します。といっても
簡単ではありません。まず前面パネルを外します。
                     前面パネル取り外し
ここまではどなたにでも出来ますが、ちょいと面倒です。ここからがたいへんです。皆さんはご存じと思い
ますが、メーターアンプはトランジスタが劣化しており必ずトランジスタを交換しなくてはいけません。
知識のあるプロの方に依頼してください。
                    メーターパネル分解の図
ドンドン分解していきます。
                    スイッチを取り出すまではたいへんです。
スイッチを取り出します。接点は真っ黒です。後部の外部入力切り替えスイッチを取り外します。 これも真っ黒です。
写真を見ればスイスイと行きますが、実際はかなり時間がかかります。メーターアンプを取り外したり
電源基盤を外したり、スイッチの分解洗浄と丁寧な作業を必要とします。
                     3個のスイッチはピカピカに、、、、
これらのスイッチを分解し内部を洗浄しますと上の写真のようになります。とても綺麗になります。
皆さんは自分でやろうなどとは思わないでください。
                     こんな感じィ~
この続きはまた後で!

8月31日午前4時30分
さて、C-1の続きであります。C-1をお持ちの皆様、これから入手しようと思っている皆様必読です。
C-1を所有している方は恐らくですが一生使いたいと思っていることでしょう。その外観、機能、
音の特徴は他のプリアンプでは得られないものがあります。一生使い続けたいと思う気持ちは
よくわかります。

これから長い間使用出来るかどうか、、、、、わからんです。私のところに来るC-1は、どれもV-FET
不良ものもがほとんどです。ポッキリ足が折れているもの、ショートしているもの等です。今回の
MさんのC-1も以前私がレストアした時にV-FETを交換しています。今回はメーターの振れの
修理以外に寿命を延ばすという工事をすることになりました。これは私がおすすめした工事なのであります。

このC-1にはYAMAHAオリジナルFETが多数使用されています。不良になったら勿論入手出来ません。
使用箇所は下記の通りです。
①イコライザーアンプ A
②イコライザーアンプ B
③TAPE バッファアンプ
④AUX バッファアンプ
⑤TONE イコライザーアンプ
⑥TONE コントロールアンプ
⑦フラットアンプ
⑧出力バッファアンプ(⑦と必ず併用)

この他に電源、ヘッドホンアンプ、メーターアンプ、オシレーターなどがありますが、YAMAHAオリジナル
FETは使用されていません。

CDプレーヤーだけをAUXやTUNERから入力して使用している方で、なおかつTONE イコライザーや
TONEコントロールを使用していない方は、、、、
④、⑦、⑧しか使用していないことになります。①、②、③、⑤、⑥の各アンプには使用していないのに
通電しており、当然寿命も短くなります。

PHONOとCDを使用する方でTONE イコライザーとTONEコントロールを使用しない方は、、、、
①、②、④、⑦、⑧を使用し③、⑤、⑥は無駄な通電になります。

色々な状況を皆さん考えてみてください。

もしも使わないアンプが一つでもあるならば、そのアンプの電源を切っておくことによりその部分の
YAMAHAオリジナルFETの寿命が飛躍的に延びる事になります。そうすれば使用している部分の
オリジナルFETの寿命が来た時に使用していない部分からの移植が出来ます。

私でしたら
時々使用する  ①、②、③
常時使用する  ④、⑦、⑧
殆ど使用しない ⑤、⑥

であります。⑤と⑥には多くのオリジナルFETが使用されています。使用しないアンプの電源を切れる
ようにすれば全ての機能は無理にしてもCDとPHONOは使用出来る可能性があります。

この考え方はPRA-2000ZRでもCDを聴いている時はPHONOイコライザー部分の電源を切っておけば
発熱は大幅に減少し、基盤の傷みも少なくなり寿命は飛躍的に延びます。発熱は五分の一以下に
なるのではないでしょうか。PHONOイコライザーを使用する時はスイッチ1個をONにするだけで
あります。

この考え方をMさんに説明し、工事をすることになりました。
ぎやぁぁああ(;_;)  簡単だと考えたのが大間違い!意外な結果に、、、、、

9月5日16:30

C-1で最も多いのがメーターアンプ不良と2SK78の不良でしょう。UC-1、B-2でも同様ですが、
メーターアンプは、これから長期にわたって修理可能です。問題は2SK78です。2SJ24もありますが、
頻度は2SK78の方が多く寿命を迎えています。

2SK78の寿命は熱による電気的な寿命と、ポロッと足が腐食し根元から折れてしまうものと2種類あります。
湿気の多いところに保管している方は注意です。電気的に寿命を延ばすのには熱の処理が重要になります。
部品点数が多いですから発熱も多いプリアンプです。最も熱が出ているのは電源部の定電圧電源です。

イコライザーには+100V、-110Vが供給されていま。半導体アンプとしては驚異的な供給電圧です。
PRA-2000ZRもイコライザーへの供給電圧は高いですが、それでも±75Vです。ダイナミックレンジを
確保するための高電圧供給でしょう。

定電圧電源の入り口では±150Vですから+側で50V、-側で40Vを定電圧電源で喰われていることに
なります。当然、この電圧と流れている電流は熱となります。
                    イコライザーの定電圧電源
写真はイコライザーの定電圧電源です。熱が出ているかどうか触って見ましょう、、、、、、等という行為は
絶対にしてはなりません。この放熱器はコレクタと同電位ですので150Vの電圧がかかっています。
触れば必ず感電します。(+_;)  ぎゃぁああ\(@O@)/と悲鳴を上げること必須です。

私は何度も実験しています。今回も2度やりました。通電したままC-1を移動しようとしようとしましたら、
腕がこの放熱器に触れてしまいました。腕とシャーシーを持った手のひらの間に電流が流れたわけです。
悲鳴を上げたいところでしたが、目の前に人がいましたので「ウッ、、」と小さな声を発したのであり
ました。つらいですなぁ(+_;)本当はぎゃぁぁぁああ\(@O@)/と言いたかったのであります。
「いまぁ、ぼかぁ、感電したようだ。」と一応言ってみましたが、蓄電された150Vが目ん玉から
もの凄い勢いで放電され、私しか見えない火花がパチパチいっていたのでありました。

プロとアマチュアの違い、、、、プロは、この短い感電の瞬間に、持っているアンプの価値を瞬間的に判断し、
落としたらどうなる、その場合の手間は?損失はん万円と、普段はさっき食べた昼飯の内容も
思い出せないのに、スーパーコンピューター顔負けの早さで我慢の度合いを判断し、次の行動に
移るのであります。したがってC-1の場合は、感電が何秒になろうとそっと置かなければなりません。

同時に、アンプをレストアしている人間が感電して大声を発しているなどとみっともない行為を
人に見られてはなりません。感電の瞬間に周りに人がいたかどうかを脳のメモリーを読み出し、
ぎゃぁぁぁああ\(@O@)/と発声するのか「ウッ、、」と飲み込むのか、これも超高速で結果を
出さなくてはなりません。これが低速になりますとあの世からお迎えが来ることになります。

ぎゃぁぁああ\(@O@)/と発声し、落としてしまうのがアマチュアなのであります。(^▽^)V
ちなみに千円くらいのものでしたら即座に放り投げます。150ボルトは嫌なのであります。

さて、イコライザーの電源をイコライザーの入り口で切るのは簡単であります。しかし、
使用しないならこの定電圧電源の入り口でカットすれば、この定電圧電源の熱はゼロになり
内部の発熱は飛躍的に少なくなるものと思われます。
                    C-1内部
この写真はMさんのC-1内部です。奥の放熱器2個がイコライザーの放熱器です。右端にはAUX,TUNER
バッファアンプがあります。
                    後のカバーに注意!
この定電圧電源も含め金属カバーがかかります。更に金属カバーがかかりますので温度が上がることが
予想されます。このAUX、TUNERバッファアンプの2SK78が破損しているケースがありましたから
発熱の大きいイコライザー電源を切ることはAUXバッファのみでなくアンプ全体の内部温度を下げることに
なり、寿命が延びることが予想されます。

ここからだッ!

イコライザーは二つのアンプに分かれています。初段は+100V、-110Vの高ダイナミックレンジを
確保した部分で、間にCR素子を挟み、そのあとに±33Vのバッファアンプがあります。つまり+100Vと
-110Vを切るだけでは、イコライザーに2個あるアンプのうちの1個しか電源を切ることにしかなりません。
±33Vのアンプの方にも2SJ24のV-FET、LJ-13のYAMAHAオリジナルFETが使用されていますので、
イコライザーを使用しない場合は通電しておくのは勿体ないということになります。

したがって、イコライザーを切るのには、+100V,-110Vの定電圧電源とイコライザー部分の
±33Vを切ることになります。
                     C-1イコライザー基盤
これはイコライザー基盤です。左側が高電圧部分、右側が定電圧部分です。V-FET、オリジナルFETの
宝庫です。この基盤には一切手を加えずに工事を行います。
部品の一部配線途中リレー基盤裏は安全のためエポキシで固める完成です。
完成です。最後の写真はLEDが点灯していますが、これで+100V、-110Vの定電圧電源、イコライザー
バッファの±33Vの供給が停止されています。これでイコライザー部分の52個と定電圧部分の
12個の合計64個のバイポーラトランジスタとFETに電源が供給されなくなります。発熱は大幅に
低下します。

どうだい<(`^´)> 、出来たぜ(^▽^)V、、、、、、やや、ややややや(+_;)
ぎゃぁぁあああ\(@O@)/ (誰もいないので)

ガクッ、、まだ続くのでありました。

9月5日夜半
今までのおさらいです。

①C-1は、YAMAHAオリジナルV-FET、FETが多数使用されており、このFET達が寿命を迎えると
 たいへん困る状況になる。

②これらのFETは、腐食で足がもげてしまう可能性もあるが、電気的に寿命を延ばすには使用していな
 い部分の通電をしないことが重要だ。そうすれば使用している部分のFETが寿命を迎えても、使用して いない部分から移植して機能は制限されても長く使用することが出来る。

③今回の依頼者のMさんは、今のところPHONOイコライザーを使用していない。TAPEバッファアンプは
 使用する。勿論AUX,TUNERバッファアンプも使用する。今回はイコライザーアンプの電源を使用しない
 時に切れるようにする。

④イコライザーには+100Vと-110V、±33Vが供給されている。高圧側の定電圧電源は熱の発生が
 多いので、イコライザーの電源カットは基盤側で行うのではなく、定電圧電源そのものも切って
 しまおう。そうすれば内部の温度が下がるので、カットして通電しなかったものだけでなく、全体の
 寿命も延びる可能性がある。

⑤感電は嫌だ。感電したらお駄賃を増やしてもらおう。

さて、完成してテストしたら間違いなく電源が切れます。後のランプは点灯しています。安全には
十分注意して基盤をエポキシで固めたり、回路は充分に検討していますので、まぁこんなもんでしょう。

次々とテストをしまして、、、、、、、あらら、トーンコントロールをONにしますと音が出ません。ガクッ!
当たり前です。私はトーンコントロールを使用しないので、この事をすっかり忘れてしまっていたのです。

①イコライザーアンプ A  +100V、-110V
②イコライザーアンプ B     ±33V
③TAPE バッファアンプ     ±33V
④AUX バッファアンプ      ±33V
⑤TONE イコライザーアンプ  ±33V
⑥TONE コントロールアンプ  +100V、-110V
⑦フラットアンプ          ±33V
⑧出力バッファアンプ(⑦と必ず併用) ±33V

ハイ、これで解りましたね。高圧側の定電圧電源を働かなくするということは、TONE コントロールも
動作しなくなるということなのです。実はTONE イコライザーとTONEコントロールは、イコライザーアンプA、イコライザーアンプBと逆構成でTONEイコライザーアンプ(±33V)の後にTONE コントロールアンプ
(+100V、-110V)が来ます。PHONOイコライザーと全く逆です。したがって高圧電源を切れば
TONEコントロールが動作しませんからTONE イコライザーの音も出ません。

実はMさんがTONE調整回路を使用しないのならとても良いことなのです。TONE アンプはPHONOイコラ
イザーより若干部品点数が少なく46個のバイポーラトランジスタとFETがあります。スイッチを切れば
PHONOイコライザー52個、TONEアンプ46個のうちの30個、高圧定電圧電源12個の合計94個の
トランジスタ、FETだけでなく、数多くの抵抗にも通電しないわけですから飛躍的に寿命が延びます。
内部の温度も下がりますから、使用している部分にも好影響が出ます。

しかし、私がこのアイデアをMさんに伝えた時、TONEアンプも切れますとは言わなかったのであります。
お駄賃は確定済みですので、ここからは私が罰金を払うことになりました。(+_;)
追加工事追加工事追加工事追加工事
最初の工事と全く同じ作業を追加します。トホホホホ(+_;)。
両回路OFF
高圧側定電圧電源OFF、PHONOイコライザーは動作しません。TONEコントロールアンプ動作しません。
最も寿命が延びるパターン。
意味無しの組み合わせ
このパターンは高圧電源OFFでPHONOイコライザーAの電源が来ていないにもかかわらず、PHONOイコ
ライザーBだけ通電するので意味無しです。これは使用しないパターンです。
TONEアンプ使用出来る
高圧定電圧電源ONですからTONEアンプ使用出来ます。右側のPNONOイコライザーには通電していません。つまり右側のスイッチはPHONOイコライザーの+100V,-110V、±33Vをカットするスイッチです。
シールには±33Vを書き忘れています。(Mさん、書き足してください。)
全て使用出来る
全て使用出来るパターンです。

両方のスイッチを切った時、トーンイコライザーアンプには通電しています。これもリレー1個で切ることが
出来ますが、この部分のオリジナルFETは、2SK78が2個、2SJ24が2個だけですので複雑になるのを
嫌ってこのままとします。電源OFFの状態でスイッチを確定してから電源ONにします。

大幅に内部の熱は少なくなったと思います。メーター照明用ランプも結構発熱が多いので改善の余地が
あります。Mさんからは快調に動作しているとの報告をいただいています。

古いアンプをこれから長く使用するには工夫が必要です。前にも書きましたがPRA-2000ZRのイコライザ
ー電源を切るのはC-1よりはるかに簡単です。PRA-2000ZRの場合は、発熱により基盤の劣化が
激しいです。CDを聴いている時に高圧の定電圧電源から切ってしまえば内部の発熱はとても少なくなり
ます。寿命は飛躍的に延びるでしょう。PRA-2000ZRは多くがPHONOイコライザーの回路で占められてい
ます。

CA-2000の場合でもイコライザーの電源をカットすれば、オリジナルMCヘッドアンプや2SK100は
長持ちすることが考えられます。内部の発熱が少なくなれば安全でもあります。しかし、皆さんが
このような工事をやろうなどとは思わないでください。C-1に関しては内部を熟知していないと
出来ません。貴重なアンプをダメにする可能性があります。また、イモハンダで安全に関する
問題が出る可能性があります。

2SK78がダメになってもYAMAHAでは対応してくれないでしょう。誰かが何かをしなかったら
このようなアンプは長く使えません。オーデイオメーカーは古いアンプは無くなって欲しいと
思っているに違いないからです。YAMAHAに限らずKENWOOD、DENONなど回路図、サ-ビス
マニュアルは一切出しません。メーカーは簡単に修理を断ります。

さぁ、皆さんどうしましょうか。








いらっしゃいまし~(^▽^)V



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