mazdaluce3000のブログ
ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
プロフィール

mazdaluce3000

Author:mazdaluce3000



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



FC2カウンター



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



フリーエリア



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


究極のCA-2000続きの続き、、、、の続きの続き
11月11日深夜

参りました。降参です。m(~o~)m

どうせならひとつの記事で私の画面の長さ10m位にしてやろうと思っていましたが、何をやるにも
画面のスクロールを4m位しなくてはならず、私も含めて日本全国100人以上の人がスクロールの
無駄な時間を費やしていると思うとこの辺でやめようかなぁ、、、と思っていましたら、突然パソコンの
画面が緑色になってしまい、昨日記事作成を中断せざる得なくなってしまいました。ふざけたバチが
当たったのかもしれません。これを契機に新記事に致します。

本音は長くすれば読み返してくれるかなぁ、、と思っていたのでありますが、、、、いかがだったでしょうか? 
最近一ヶ月で見ますと日本語以外の言語の方が7%位読んでいただいています。たまたま
検索したらヒットしたという方も多いと思いますが、この数字は徐々に上がりつつあります。
何しろ前の記事は写真が1枚もありませんので、日本語がわからない方はつまらなかったと思います。

所々に英語なんぞを混ぜたら読みやすくなるのでしょうか?最近一ヶ月の集計では13カ国語と
なっています。英語、アイスランド語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、ロシア語が多いです。
スペイン語は少ないです。YAMAHAの記事が多いですから70年代のYAMAHAアンプが世界に
どのように分布しているか大いに興味があります。今日はオランダ語というのもあります。
多い時は12%位日本語以外の方のアクセスがあります。

さて、部品交換の話ですが

①オーディオ用半導体は生産中止になっており、これから入手出来る可能性は時間の経過と共に
 入手困難になり、なおかつ価格高騰が見込まれる。

②当然ではあるが30年経過していればパーツは劣化しており、所定の性能が得られない場合が
 ある。

③私にも寿命がある。出来れば私の寿命よりも70年代のアンプの寿命を延ばしたい。(^▽^)V

上記の理由以外に個々の機器によって交換すれば更に高性能が見込まれるケースがあります。
ここからは重要です。「どんなに頑張ってもオリジナル以上の音にはならない。」という方がいます。
私の意見は「頑張ればオリジナル以上の音になる機器は存在する。」なのであります。
70年代は半導体などの部品、及びDCアンプ形式の回路共に発展途上にあった時代です。
ですからCA-2000でいえばCMRRを改善するなどの回路の向上をするわけですが、もう一点、
CA-2000の問題点を今回皆さんにお知らせします。

私も色々調べましたがネット上にはどこにも出ていませんでした。これは私の企業秘密でありますが、
今回皆さんに公開します。それは、、、、、、、、ん~ん眠くなったなぁ( _ _ ).。o○

11月12日夜

どんなアンプにも欠点がある、、、、、言い換えれば完全なアンプはないということになります。
接続されるスピーカーの種類は数多く、更にその音を聴く人の耳は千差万別、更に入力されるソースは
ロックもあればお寺の鐘の音もあるのでありまして、仮に完全なアンプでそれらを再生したとしても
全ての人を満足させることは出来ないでしょう。

聴く人には好みがあるからです。ですから私はあなたが一番!あなたの好みを出す音がいいアンプです
と言ってきました。B-1ならその圧倒的な駆動力、動かぬ1000Mのウーハーが軽々動きます。
しかし繊細な音ではありません。B-2はB-1程駆動力はありませんがバランスが良いです。

A-2000シリーズは目玉焼きが焼けます、、、、、ジョーダンです。駆動力があります。良質なイコライ
ザーがついていますので良質なプリメインアンプ一台をという方には良いでしょう。CA-2000なら
音の立ち上がりがよいです。しかしB-1やA-2000シリーズなどの駆動力はありません。

A-1、1000ⅡまでのCAシリーズでしたら、、、あらら意外に繊細な音がいい、、、、これはバランスが
高域に偏っているのと出力段がシングルプッシュである特徴が出ています。LUXの70年代のアンプも
そうです。駆動力はないのですが、しかしこの音もなかなかいいのです。

私の製作したTU-870超三結アンプは1000Mを大音量で鳴らすことはできません。しかし、NS-20Mを
鳴らすととてもバランスの良い音が出ます。NS-20Mはトランジスタアンプで使用すると低音が出ませんが、
TU-870超三結アンプで鳴らすとNS-20Mに最適なダンピングファクターで駆動してくれます。低音が
豊かになりますし、ソフトドームで艶やかな音で楽しめます。NS-1000Mが大音量で鳴らせないから
ダメなアンプではないのです。それをこうだからダメだと記述しているケースがたいへん多いのです。

そのスピーカーにマッチングしたアンプはあります。しかし、組み合わされるスピーカー、聴く人の
耳、好みなどを考えますと無限大の組み合わせになりますから「完全なアンプ」の定義は
難しくなってしまいます。私が月刊誌(MJですが)を定期購読しなくなったのもやたら「完全」が
登場し、これ以上の音質はないような記述が増えた事によります。

余談ですが、月刊誌等を見て自作なさる方は「トランジスタアンプで最も重要な事はトラブルの時に
プロテクションがかかる。」です。この事がおろそかになっている自作記事がたいへん多いと思います。
万が一の時に高価なスピーカーを保護する装置がなければ海外製の高価なスピーカーに接続する
のはたいへんリスクがあると思います。高域発振で一巻の終わりにならぬようご注意ください。

どのアンプにも良い点はあるし、欠点もあります。CA-2000の場合も同じであります。純A級とB級の
動作を切り替えることが出来ます。スイッチをA級にすればリレーにより電源電圧が半分以下に下がり
ます。電源電圧が下がれば自動的にバイアスが切り替わりバイアス電流が10倍程度に多くなります。

しかし電源はツインモノ構造にはなっていないし電解コンデンサもそれほど大容量ではありません。
イコライザーアンプ、フラットアンプの差動増幅のCMRRの改善も必要です。更に、、、、、、、、

デュアルFETにも問題があります。

これは経年によって劣化しダメになるという話ではありません。

11月16日
          2SK100             2SK99
凄い!やっと写真が出てきました。2SK100と2SK99です。2SK100はイコライザーアンプに、2SK99は
メインアンプに使用されています。フラットアンプはデュアルタイプではなく2SK68Aが使用されています。
2SK100と2SK99は1チップのデュアルFETと思われますので、当然2ユニットの特性は合っています。
温度特性も良いものと思います。

2SK68Aは特性を揃えるために選別して取り付けられています。特性は2個とも良く揃っていますし、
CA-2000毎の差もあまりありません。熱結合はされておりませんので温度特性は1チップタイプに
比べれば悪くなりますが、出力にカップリングコンデンサがありますのでドリフトそのものは問題には
なりません。

2SK99も2SK100もあくまでも予想ですが、選別されていないと思います。FETというのはとてもバラツキ
が多いものであることはこのブログに何度も出てきます。2SK68Aは選別せざるを得ないので、特性が
揃っています。2SK99と2SK100選別されていないので1個毎の(ユニット間ではない)特性差が大きい、
これが私の予想です。

なんだ、、、、と思う方も多いと思います。FETにはこれ以上電流が流れないという最大ドレイン電流という
ものがあります。例えばその差動増幅回路で最大ドレイン電流が5mAが適正であるとします。これが
6mA程度では大きな問題ではないでしょう。ところがここに3mAのものが付いていたり15mAのものが
付いていたりともう取り外したものを測定したらどれが本当のものか解らなくなります。

最小で3mA台、大きいもので25mAというものがあります。回路設計というのはここには何ミリアンペア
流し、ならばこのFETのこの電流値のものを取り付けるという仮定があるはずで、それが3mAでも
25mAでも構わないという設計はしないはずです。

デュアルタイプでない2SK68AがCA-2000毎に揃っていてデュアルFETの方がCA-2000毎に大きく
ばらついているというのは面白い現象です。2SK68Aが付いているフラットアンプの差動増幅部分に
流れる電流と取り付けられている最大ドレイン電流はとても納得がいくものです。

しかし、2SK99と2SK100、つまりイコライザーアンプとメインアンプには、、、、、納得いくものもある、
(ラッキー(^▽^)V)これはたまたまバラツキが適正な中に入ったというだけではないのでしょうか?
イコライザーアンプはフラットアンプ、メインアンプの差動増幅よりも多くの電流が流れる回路に
なっております。ところがメインアンプ、フラットアンプより小さな最大ドレイン電流の値のものが
付いていたりしています。どうやらCA-2000毎の音は違う事が予想されます。

今回はCMRRの改善をすると同時にこの点についても改善することにします。

11月20日深夜

右チャンネル 1lkHz 1V 0.0015%右チャンネル 1lkHz 2V 0.0010%右チャンネル 1KHz 3V 0.0009%左チャンネル 1KHz 1V 0.0015%
左チャンネル1KHz 2V 0.0010%左チャンネル1KHz 3V 0.0010%左右共通 1KHz 5V 0.0008%左右共通 1KHz 7V 0.00085%
mazdaluce3000はこの記事をずいぶん引っ張るなぁ、もしかしたら出来ていないんでないの(`´メ)

とんでもない、私は上記完成した歪率を早く出したくてウズウズしていたんじゃぁ(`´メ)
もう我慢出来なくて、、、順番が違いますが、掲出してしまいます。各写真の上にマウスポイントを
置きますと解説が出てきます。

念のために申し添えますが、これはCA-2000のmazdaluce3000バージョンのフラットアンプ歪率です。
オシレーターの残留歪率は0.0006%程度です。信じられますか?ウウッw(:_;)wこのような性能になるまで、長い道のりでした。この改造を3台行いました。全て同様な歪率です。

特筆すべきは左右ともたいへん特性が揃っていることです。これはトランジスタを1個1個測定して
選別した為と思われます。歪率計の針はピタッと微動だにしません。

風邪気味です。解説は詳細にいたしますが、続きはまた明日にでもね。
スポンサーサイト

オークションのEL-34PP三極管結合アンプです。
希望価格で落札していただきました。ありがとうございました。



究極のCA-2000、続きの続き、、、の続き
B-1の電解コンデンサにつきましては、近いうちに紹介致します。

さて、前の記事で電解コンデンサは何がよいかよくわからん(+_;)と書きました。部品は全て歪みを
発生すると考えれば部品によって音質は変化するはずであります。ひとつはその変化の程度、
もう一つはその変化の質が問題になるでしょう。

よくわからんとしていますが、私のところには古いデーターですが、抵抗の歪みのデーターや
電解コンデンサのデーターもあります。ところが測定結果が悪くても試聴データーは良いというものもあり
測定結果と試聴データーは必ずしも一致しません。

あるものを一番良いという評価する人もいればそれを一番悪いとする人もいます。これは部品を交換して
試聴するという手法が確立されていないという問題もありますが、その変化は微妙でありなおかつ
試聴する人の好みの問題もあるからと言えます。更に試聴時のソースは何か?ダイナミックレンジが
大きいものか小さいものか?低域成分が多いのか高域成分が多いのか?倍音成分が多いのか
少ないのか?などと考えてしまいますとこの手の試聴結果に対する私の考えは「当てにならない」と
いうことになってしまいます。

これを言い換えて一言で言うと「わからん(+_;)」です。ある部品が倍音成分が美しくなるという結果が
出たとします。ところがそれを再生出来るスピーカーでなくてはその簿妙な違いを再生出来ないかも
しれません。あくまでも入り口から出口までのトータルなものとして考えなくてはいけないからです。
ですから、雑誌等で良い評価を得たものでも皆さんの装置で同じ評価が得られるとは限りません。

私は「なるべく悪くない部品を選ぶ。」ということになってしまいます。悪くないというのは自分で
試すほかありません。CA-2000でいえば最も重要なのはイコライザー出力のカップリングコンデンサ、
フラットアンプ(トーンコントロールアンプ)出力のカップリングコンデンサ、メインアンプ入り口の
DCカット用コンデンサで、これらは電解コンデンサです。この各コンデンサは100%信号が通過します。
DCカット用コンデンサはバイパスすることが出来ますが、これはおすすめ出来ません。(アブナイ!)

ちなみにフラットアンプ出力のカップリングコンデンサは47μという大きな容量です。これをFine Gold、
SILMICⅡなど色々テストしました。有極性の電解コンデンサがオリジナルですが、最近では
MUSEのバイポーラコンデンサを取り付けています。この理由についてはオカルトではありません。
後で説明します。

部品はとても重要なファクターですが、コンデンサ1個を交換して天と地がひっくり返るほどの音質の
変化があるようなものではないと思います。それに近い表現がオークションのあちこちに見られますが、
「へぇ~商売うまいぜ」と私は感心してしまいます。大切なのはあなたの好みです。あなたの好みに
合った音が出る部品がいいのですよ。

しかし、皆さんこの手の知識に飢えているでしょ。スピーカーターミナルはどんどん大きくなり、電源
プラグはこぶし大の大きさ、電源ケーブルは腕一本の太さ、、、、、、ほら、そこのあなた、あなたですよ、
あなたですったらぁ(^▽^)V

私は音の立ち上がりを重視します。ちなみに電源プラグはいじりません。皆さんは自分で出来るところ
からやるしかありませんから必然的にアンプの外側になるのでしょう。わかっていますよ。ですが、
ケーブルに何万円もお金をかけるならリレーの交換、もしくは接点調整が先ですぞ。

今まで様々なアンプを見てきましたが「余計なことをしている」というので、効果があったものは
ほとんどありません。ほとんどが感覚的なものであって理論的な裏付けで取り付けているものでは
ないからです。これらを音質向上の為のチューニングとして売られています。皆さんは納得してから
購入されるようにしてください。

今回は1μが47μに8個交換されていましたが、リレーの接点が不良で片チャンネル音が出ないというもの
ですから論外です。私が8個限定で電解コンデンサを交換するならフラットアンプの4個、イコライザーの
中の4個になります。これもあとで説明します。

さて、今回のCA-2000はメインアンプ全ての部品を交換したものです。出力トランジスタはR.E.Tです。
ここから復習です。
**********************************************
ここでCA-2000の回路を考えてみます。

イコライザーアンプ、、、、、、FET差動増幅、
                 カスコードアンプ、
                 ブートストラップ、
                 カレントミラー回路
        
フラットアンプ、、、、、、、、、FET差動増幅、
                 カスコードアンプ、
                 ブートストラップ、
                 カレントミラー回路

メインアンプ、、、、、、、、、、FET差動増幅、
                 カスコードアンプ、
                 ブートストラップ、
                 カレントミラー回路
***********************************************
前回はここまででした。

さて、私が今回「余計なこと」をしてみました。

一時保存デス。

再開です。
上記回路形式はDCアンプ形式の見本のようなものと前の記事に書きました。80年代では当たり前の
ような回路形式です。ところがまだCA-2000の発売のころはオーディオ用の優秀な部品が数少ない時期です。
そのためにYAMAHAでは独自のデュアルFETを使用しています。CA-1000Ⅲではメインアンプ初段は
FETではありません。ここで、もう少し上記に回路形式を詳しく書き直します。

イコライザーアンプ、、、、、、FET差動増幅、  2SK100
                 カスコードアンプ、
                 ブートストラップ、
                 カレントミラー回路
                 出力部に有極電解コンデンサ3.3μ 50V
                 負帰還回路に電解コンデンサ 1000μ 6.3V
        
フラットアンプ、、、、、、、、、FET差動増幅、  2SK68(デュアルではない)
(トーンコントロールアンプ) カスコードアンプ、
                 ブートストラップ、
                 カレントミラー回路
                 出力部に有極電解コンデンサ 47μ 50V
                 負帰還回路に電解コンデンサ 47μ 16V

メインアンプ、、、、、、、、、、FET差動増幅、  2SK99、共通ソースに定電流回路付き
                 カスコードアンプ、 
                 ブートストラップ、  定電流源付き
                 カレントミラー回路


ぎゃぁああ(+_;) 回路図ナシで説明するのは超難しいデス。

イコライザーアンプとフラットアンプ(トーンコントロールアンプ)はDCアンプ構成ではあるが理論的に
DCアンプではありません。これは負帰還回路にコンデンサが入っているため超低域ではゲインが
無くなるためです。ですからカップリングコンデンサの前まで考えてもDCアンプではありません。
超低域とは限りなくDC(直流)に近くてもDCでゲインが無くなるのでしたらDCアンプではありません。

イコライザーでしたらRIAAカーブ、フラットアンプでしたらトーンコントロールの為に負帰還回路に周波数
特性を持たせなくてはいけないからで、DCまで再生出来なくてもDCアンプ構成であることが重要なの
ですから気にしなくても構いません。このような書き方をするのも初心者の方はDCまで再生出来ないと
アンプとして劣っていると直感的に想像する方もいるからです。

負帰還回路に周波数特性を持たせるのはNF型で良い点もありますが欠点もあります。YAMAHA C-1の
イコライザーではこの欠点を嫌ったかどうかわかりませんがCR型を採用しています。CR型にも欠点が
ありますが、C-1ではこの欠点を解消するために100V以上の電圧をイコライザーに供給したりと
物量投入アンプになるのでした。あらら、話が横道にそれそうでありますのでC-1については
解体新書をいつか記事にしますね。

メインアンプはDCアンプです。後部の切り替えスイッチをDCにすれば直流まで増幅します。
NORMALにすればメインアンプ入り口でコンデンサによりDC成分がカットされます。

人間の耳に聞こえるという周波数帯域は20Hz~20KHzとされていますが、この帯域以外の周波数を
再生することについては色々な議論があります。皆さんの耳の性能と所有しているスピーカーの性能、
お財布の重さなど色々な要素を考慮して議論に参加してください。

ちなみに私は20KHzは聞こえません。なんだと思うかもしれませんが、ほとんどの方は聞くことが出来
ないと思います。以前、テレビでご覧になった方もいるかもしれませんが、外国でのコンビニ店頭に
たむろする若者撃退法として、入り口の前に16KHz以上の音を出しておきますと、聞こえるのは
18才以下の若者だそうで「きゃぁ~うるさい(;_;)」と退散し、聞こえない方は平然と、、、、、、だそうです。

これはテレビで放映される以前に納得する実験を行ったことがあります。とても高域特性の良いツィータ
ーから周波数をどんどん上げていきますと耳の良いと自負する自称オーディオマニア達がこれは聞こえないやと話し合っている時に女子高校生が「きゃぁ~やめてぇ、チョーウルサイ(`´メ)」と悲鳴を上げたので
ありました。そばのおじさん達はガックリと首をうなだれたのでありました。女子高校生は16KHzも
聞こえていたそうです。

※チョーウルサイはチョーウザイだったかもしれません。時代の流れもあり私の記憶の曖昧さから
正確ではありません。

歳を重ねるにつれてチョー高域が聞こえにくくなるのは残念ですが、若い時にはラーメンチャーハンなどと
量を重視していたものが量を食べれなくなっても味で勝負、質を感じる事が出来るようなもので、
音の質感を嗅ぎ分けることが出来るようになります。人間の耳が聞こえる最大限の周波数帯域を基本と
考えるよりも「あなた」が一番!全てあなたが基本です。

20Hz~20KHzを基準とするのも良いですが、お財布の中身が重要になります。自分の能力を基準として
質感重視で行けばかなり楽になりますぞ。マイクロホンは20Hz~20KHz以上の音を拾います。
パイプオルガンの最低周波数は16Hzです。音楽には多くの高調波成分を含みますから20KHz以上の
成分も多いでしょう。CDの再生周波数の高域は理論的には22KHzですが、まぁ20KHzと考えてもよいと
思います。レコードでしたら40KHz位まででしょうか?パイプオルガンの最低周波数の音を聴きますか?

さぁどうでしょうか?どこまでの周波数を再生出来ればよいか?ということについてはまたしても
「わからん」です。ならば限られた予算、スペースということを考えるならばターゲットを絞って
システム構築をなさると良いでしょう。周波数帯域を無理矢理伸ばすのに予算を投入するよりも
質重視で行きましょう。直流まで再生出来ない真空管アンプを愛する方が多いのはその質感を
愛しているからと思います。メーカーに踊らされることなくあなたが一番です。お勉強は必要です。
少しずつ自分の目指す音を探しましょう。

話を元に戻しますと、DCアンプは直流まで再生出来るから音がよいと考えるより、DCアンプ形式は
音がよいと考えた方がわかりやすくなります。その構成要素が差動増幅でありカスコードアンプ、ブート
ストラップ、カレントミラーなのです。全てネット上でお勉強出来ますが、中身を知るのはたいへんなので
差動増幅という言葉は覚えて欲しいですが、あとはカスタードクリーム、高木ブー、カレーライスと
置き換えてもいっこうに構いません。

DCアンプ構成のアンプで最も重要なのが初段の差動増幅部分でしょう。上記にFET差動増幅と
書いてあります。この部分はバイポーラトランジスタ差動増幅もありますが、バイポーラトランジスタで
初段を差動増幅にしますと入り口にカップリングコンデンサが付くことになります。FETですとこの
コンデンサが要りませんし、詳しくは省きますが色々な点でFETの方が都合がいいのです。

DCアンプ構成で重要なのが初段差動増幅部分、、、、、、、そして差動増幅で重要なのがCMRRです。
(コモンモードリジェクションレシオ、同相信号除去比)です。

http://okwave.jp/qa868415.html
(数式は無視してください。)
わかりやすい参考のものを探すのが苦労しましたなぁ(;_;) CMRRは大きいほど良いのです。理想は
無限大です。この部分が差動増幅の優劣に大きく影響します。CMRRを大きくするためにメインアンプ
では共通ソースに定電流回路付きになっており、イコライザー、フラットアンプではこの部分が抵抗に
なっています。

上記URLでは回答の1のR2がその抵抗です。2はR2の代わりにDGSと書いてあります。ドレイン、ゲート、
ソースでFETを表しています。実際はCA-2000のメインアンプではFETでなく、バイポーラトランジスタを
使用しています。

共通ソース抵抗が大きいほど良いのです。抵抗よりもFETやバイポーラトランジスタの方が理想的な
定電流源に近づきます。簡単に言えば大きな抵抗になります。つまりCA-2000においてフラットアンプと
イコライザーアンプにおいて重要な部分が簡略化されていることになります。

80年代のアンプはデーター競争ですからこの部分が簡略化されてはおりません。また、CA-2000の
プリ部はC-2に似ているとされる記述を見ますが、C-2もこの部分はきちんとバイポーラトランジスタで
定電流化されています。C-1でも差動増幅の部分全てにバイポーラトランジスタで定電流化されています。
B-2でもB-1でも差動増幅の共通ソースには全て定電流回路を使用してCMRRを改善しています。

いわば差動増幅回路で共通ソース部分に定電流回路は必須なのですが、CA-2000のイコライザー
アンプとフラットアンプには抵抗によって簡略化されているということになります。CA-2000のファンの皆さん、
これを許すことは出来ませんぞぉ(`´メ)

抵抗を定電流回路を付けて改善する工事を 「CMRR改善工事」 と致します。

もう一点、上の青の文字の中の赤文字、、、、、ブートストラップでメインアンプの初段差動増幅では
定電流源回路が付いていますがイコライザー、フラットアンプはこれまた抵抗一本で済まされ簡略化
されています。C-2ではトランジスタによる定電流源が付いています。これまた改善します。
これをブートストラップ定電流源工事とします。

この二つの工事を中心に考えていきます。あ~~~~~~!やっと前置きが終わったぁ(^▽^)V
本来なら「究極のCA-2000、続きの続き、、、ここからが本論です。」と今回の記事で2分割しましたから
えらい長さとなりました。この前置きの長さは予想出来ましたのでなかなか書く時間が無く困りましたです。

必要のないことを行って自己満足で「どうだっ!」というわけにはいきません。日本では人気がありません
が、このブログ、、、、世界各国からアクセスがあるようになりました。最初はたまたま何かの検索で
ヒットしたのではないかと思っていましたがそうではないようです。日本では私のようなショーバイは
たいへん信用がありません。商売上手な人が多すぎて、職人が少なすぎます。

海外からのアクセスが増えたとしても私の仕事が増えるわけではありませんが、純粋に何かを知りたくて
アクセスしてくれるのは嬉しいですね。日本ではオークションにでも出品すれば妨害行為にあったりと
頭に来ていることも正直に言えばありますから。海外からのアクセスが増えていい加減なことは
記事に出来ないという気持ちから記事を作るのに慎重になりすぎたきらいがあります。

パソコンの前に座って何時間も記事が作れないということもたいへん多くなりました。文章を作れなく
なってしまいました。いやぁ、どうしたんだろうと悩みました。今回のこの記事もカスコードアンプ、
ブートストラップ、カレントミラーなどの言葉を出そうかどうか悩みました。

私は頭の良い人ほど難しいことを易しく説明出来ると思っています。私の頭の程度がバレてしまいそうです。
まぁ、いいか。言葉の不足が多いのは当然です。数式も図も写真もここまで使用しておりません。
難しい言葉を使っていかにも自分が難しいことをやっているように見せる奴は大嫌いであります。
あまりあれこれ考えますと記事が作れなくなります。少しでも古いアンプに興味を持って頂きたいと
いう気持ちを理解してくださいね。

「な~に内容はともかく出ればいいんです、出れば。」という拍手のコメントがありました。これでいきますか。
なんか、このコメントで楽になりました。記事を作れないようでしたらサッサと寝てしまうようにしましょう。
自己嫌悪に陥って悩むことの方が良くありません。まぁ頑張ります。いや頑張ってはいけない、、、
あらら考えるのはよしましょう。

さて、やっと本題の改良工事の話に突入です。

ちょっと休憩ね(^▽^)V
今日一日でこの記事、20回は更新しています。まだまだ続きますぞ。

11月1日(土)

1 抵抗を定電流回路を付けて改善する工事を 「CMRR改善工事」

2 ブートストラップ定電流源工事

この二つの工事を行うことにしました。究極ではありません。今後更なる進化を遂げるでしょう。
究極とは今のところ一番多い部品交換数のCA-2000と考えてください。そのような意味では
このあとにA-2000が登場します。

上記の工事二つはオカルト的なものではありません。DCアンプ形式の差動増幅を勉強した方なら
納得して頂けるものと思います。パーツも重要ですが、まずは基本回路を何とかしようという考え方です。
その上でパーツも検討すれば更に良くなるでしょう。

メインアンプに比較してイコライザーアンプとフラットアンプはやや手抜きの印象を受けますが、そうでは
ありません。この時代はオーディオ用の優秀な部品が出回っていない時期です。YAMAHAはそれを
何とかしようとV-FETの開発やCA-2000に使用されている2SK99や2SK100などのデュアルトランジスタ
を膨大な費用をかけて開発したのだと思います。

B-1、B-2、B-3、C-1などは販売台数が少ないですからV-FETなどの開発費用を考えたらその当時の
販売価格は安いものと考えられます。ペアリングするための歩留まりもかなり悪いと思われますから
なおさらです。

CA-1000、CA-1000ⅡからCA-1000Ⅲで飛躍的に回路もパーツも向上しました。更にCA-2000になって
メインアンプの回路とボリュームなどのパーツがグレードアップされました。回路は徐々に完成されつつ
ありますが、CA-2000はその流れの途中にあります。このあとに回路は飛躍的な向上をみるわけですが
それはオーディオ用半導体の開発と大いに関係あるのではないでしょうか。

79年から80年代になりますと可変バイアス機などの摩訶不思議な「純A級」アンプが登場し部品点数が
大幅に増えたのでありますが、半導体や電解コンデンサなどは良くなりましたが、ボリュームなどの
パーツは大幅にグレードダウンしたのであります。これから長い間を考えますと80年代のアンプより
70年代のアンプの方が長持ちする可能性があります。

ん~ん、また話が横道にそれそうダッ(;_;) 可変バイアス機を純A級と呼ぶのはかなり抵抗があります。
可変バイアス機(バリアブルバイアス機)は確かに音がよいものが多いです。スイッチング歪みや
クロスオーバー歪みを防ぐために信号電圧の大きさに応じてバイアス電圧を可変しノンスイッチング化を
計っているものですが、CA-2000の純A級とは違います。これを混同してはいけません。

CA-2000の純A級はスイッチング歪み、クロスオーバー歪みを防ぐために30WまでA級動作するための
アイドリング電流を常に流しておくものです。これにより発熱は大きくこれ以上の出力をA級で実現する
ためには放熱器をどんどん大きくしなくてはなりません。出力トランジスタもその電流に耐えられるよう
数を増やさなくてはならないでしょう。アンプの標準的な大きさもありますから限度もあります。
無信号時に最大電流となり、電源の信号による変動は少ないので電源への依存度は少なく、また
基本的にはスイッチングしませんから出力トランジスタの周波数特性の依存性も低いという特徴が
あります。

可変バイアス機はA級動作を大出力で実現するものです。信号の大きさによりバイアス電圧がA級
動作を満たすように変化するということは出力トランジスタに流れる電流は大幅に変化するということに
なります。ですからその変動で電源電圧が変化してはいけませんから電源への依存度は高く、
また、信号の大きさによって出力トランジスタに流れる電流が変化するということはその変化に対して
早い応答速度が必要になります。簡単に言えば良好な高域の周波数特性が求められます。

可変バイアス機はその信号の大きさにに応じたA級動作を満たすバイアス電流が流れているわけですから
その変化に対応して早い素子が求められ、そして電源が変動しないようにトランス、電解コンデンサも
高性能、大容量になったものと思います。これにより副産物として

電源トランスの容量が大きくなった。

優秀な電解コンデンサが次々と登場した。

周波数特性が伸びたトランジスタが開発された。(リングエミッタトランジスタなど)

などと、オーディオファンとしてはまことに嬉しい傾向となったのであります。これらは必然として
生まれてきたものと思います。デュアルトランジスタ、デュアルFETも部品の集約化や安定性を求めて
次々と登場してきました。

祝!拍手数ちょうど4,000です。誰だッ、今拍手した方は?
プレゼントありませんがきっとあなたの人生に良いことがあります。(^▽^)V

可変バイアス機によって大出力でもA級動作を満たすバイアス電流が流れるアンプが登場してきまし
たが、CA-2000などの本来の純A級動作とは違い問題点もありますが、それらを解決するために
部品が良くなったのと物量が投入されましたので音質的に良い影響を与えているものと思います。

CA-2000はその流れの前ですが、本物の純A級動作アンプとB級動作が切り替えられるアンプです。
上記の流れの前ですからパーツ、回路共に改善の余地があります。ここで私が今まで行ってきた
事がお解りいただけると思います。松下製の電解コンデンサ、SUPER AUDIO C.A.Pを段ボールの箱に
詰めて22,000μ×4本にしたり(物量、質の改善)、今回のようにリングエミッタトランジスタを出力に
用いたり(B級動作音質の向上)とまぁ色々なことを行ってきました。

その一環として今回のイコライザー、フラットアンプの工事となったわけです。あれれ(;_;)また前置きに
戻ってしまったぁ!

まぁ、大河ドラマです。しばらくお付き合いください。
またあとでねっ(^▽^)V

管理者ページでの拍手総数は4,007となっておりますが、皆さんの拍手ページでは現在3,999だそうです。
次で4,000となるそうです。

さて、夜になりました。寒くなりましたですね。
記事と記事の間が空きますと色々書きたいことがあって横道にそれてしまいます。まぁ、それも良いでしょう。
あまり色々考えますと記事が作れなくなってしまいます。前置きからいよいよ本論というところで
また前置きになってしまいました。大丈夫!心配しないでください。前置きが長い分、本論は
短く致します。\(*^^*)/

上記二つの工事をする前にイコライザーアンプとフラットアンプ(トーンコントロールアンプ)の差動増幅
部分を詳細に検討します。  ※フラットアンプ(トーンコントロールアンプ)といちいち書くのは面倒
ですので、単にフラットアンプと省略致します。

なぜこの抵抗はこの値なの? ここにはどの位の電圧なの?  ならば電流はどの位流れているの?と
頭は?マークだらけでなのであります。そうです。このような時の私は歩いていてもお風呂に入っていても
食事の最中でもハッとメモと鉛筆(実際はシャープペン)を取りだしては何かを書き始めるのでした。

自分で設計するよりも簡単ではあります。なぜなら実際に数値が決められているのですから、いわば
ヒントが与えられているようなものです。ん~ん、なるほどと納得しながら進めます。へぇ~とか
はぁ~とか言いながら最後はふぅッで終わりました。今回はメインアンプのバイアス回路も同様に
解析し定数を変更してあります。これはトランジスタを変えたためバイアス可変範囲の変更です。

まずはCMRR向上のための定電流回路ですが、メインアンプでは定電圧ダイオード、抵抗、バイポーラ
トランジスタで構成されています。イコライザー、フラットアンプは抵抗一本です。定電流回路を作るのには
定電流ダイオードが最も簡単ですが、必要な電流値ピッタリのものが得られませんので並列にするなど
の工夫が必要になります。バラツキもあるので実測しなくてはいけません。定格電力は300mWですので
十分な余裕を見れば一本ではダメで並列使用となるでしょう。

11月2日夜

定電流ダイオードと同様に簡単なのがFETによる方法です。最大ドレイン電流が5ミリアンペアの
FETを用いれば5ミリアンペアの定電流回路が簡単に作れます。これをガラス封入したものが
定電流ダイオードと考えます。ですからこの二つは同じ方法です。両方とも欠点は必要な電流値
ピッタリのものがあるとは限らない点です。前述の通り定電流ダイオードは色々な電流値のものが
ありますので、組み合わせる事も可能ですから大きな欠点ではありません。

FETに関しては定電流回路に使えるFETとそうでないFETがあります。この話をするときりがないので
省略しますが、定電流特性の良いFETでなくてはいけません。有名なものでは2SK30、2SK246が
あります。現在でも入手が容易です。FETを入手する場合に注意すべき点があります。

FETはとてもバラツキが多いので、2個必要な時に2個しか買わないと失敗します。同じランクなら
良いだろうとバイポーラトランジスタと同じ感覚ですと失敗します。私は一度に最低100個買います。
場合によっては2個選別するのにあとの98個は長期保存品になってしまう場合もあります。
ですから儲かりませんなぁ(;_;) 

このバラツキを逆手にとって2SK30のYランク、GRランク、2SK246GR、2SK246BLと揃えておけば
かなりの範囲をまかなえます。※TOSHIBA製のランクは→R(レッド)、O(オレンジ)、Y(イエロー)、
GR(グリーン)、BL(ブルー)   抵抗などのカラーコードを読む時に赤は2,オレンジは3、
イエローは4、グリーンは5、ブルーは6です。R→BLの順に数値が増えていきます。
バイポーラトランジスタでしたら順に増幅率が増えていきます。FETでしたら順に最大ドレイン電流が
増えていきます。

ちなみに0(ブラック)、1(ブラウン)、7(紫、突然日本語となる。パープル?)、8(灰、グレー)9(白、ホワイト)
であります。それでは1~9まで数えていきましょう。
黒、茶、赤、橙、黄、緑、青、紫、灰、白であります。金も銀もありますぞ。金は10の-一乗、銀は
10の-2乗であります。抵抗の場合0.1Ω、0.01Ωなどの1オーム以下の表示に使用します。

TOSHIBA製の半導体のランク付けはわかりやすいです。CA-2000の場合ですとHITACHI製が多いです。
HITACHI製はB、C、D、E、Fでこれも解りやすい、、、、ところがNECになるとFよりもEの方が増幅率が
多いのであります。例えば2SC1845でしたらP、F、E、Uの順となります。統一して欲しいですナァ(;_;)

CA-1000Ⅲ、CA-2000、C-2に使用されている松下製のトランジスタはランクがRとSがあります。
Rランクは130~220、Sランクが185~330とダブった部分があります。(どのメーカーでも同様)ですから
NチャンネルがR、PチャンネルがSと表示されていても増幅率は同じということがあります。
私の所有している松下製のものはRとSで同じ特性のものです。

ありゃぁ、この調子でいくとこのブログを読んでいる方はあと1年で自作が出来るようになるかもしれ
ませんね。簡単な修理も出来るかもしれません。中を見たらアカアカチャの抵抗が焼けていた、、、、
2と2と1、、、、22かける10の一乗、、、つまり220Ωダァ、、、、アカアカアカだったら2と2と2
22かける10の2乗、、、、、2200Ω、アカアカクロだったら22かける10の0乗(1)だから22Ωダァ\(*^^*)/

あぁ、、、、余計なことを書くから先に進まないw(:_;)wちょっと休憩ね。

11月4日午前様
接合型のFETはこれ以上電流が流れませんという飽和特性があります。これを利用して定電流回路に
するわけですが、これは実質的に定電流ダイオードと同じと考えられます。FETの方は可変抵抗を
使用すれば電流の調整は可能です。

もう一つはバイポーラトランジスタ(FETでないトランジスタ、簡単に言えばフツーのトランジスタ)と
定電圧ダイオードと抵抗で定電流回路を作る方法で、この方法はCA-2000のメインアンプ、C-2、C-1
など、一般的な方法です。この方法は図解すれば簡単に皆さんにも理解出来ます。いずれ紹介します。
電流調整も簡単に出来ます。

定電流ダイオード、FET、バイポーラトランジスタでの3つの方法でCMRRを改善するための定電流回路が
作れることがわかりました。今回は基盤の改造等を出来るだけ少なくしたいので定電流ダイオードか
FETで行うことにします。定電流ダイオードで実現したものはCA-2000ヤドカリ超三結真空管アンプが
ドック入りした時に作りましたので、今回はFETで行うことにします。

色々実験をしました。FETは温度特性が負ですから発熱をさせますと電流が減ります。ですから
あまり発熱をさせますと安定性に欠けることになります。この点は重要です。

まずは元の回路のイコライザーアンプとフラットアンプの差動増幅部分の流れている電流を全て
計算します。計算値と実測値はほぼ一致します。(当たり前か)元の回路の共通ソースは抵抗一本です。この抵抗に流れる電流値と同じ定電流回路にすればよいわけです。

ここで重要なポイントがあります。

イコライザーアンプは2SK100、フラットアンプは2SK68が差動増幅に使用されているFETです。
2SK100はYAMAHAオリジナルデュアルFET、2SK68はNEC製のFETでデュアルではありません。
流れる電流は2SK100と2SK68では異なりますが、それは問題ではありません。

このFETは両方とも別な型番に交換しますので、交換したFETの最適な電流に調整して定電流回路を
作ります。エッ(◎o◎;) 、2SK100を交換してしまうの?と驚く方もいるかもしれません。よくオークションで
コメントにありますよね。

「オリジナルの音を大切にしたいので電解コンデンサは交換しません。」

何言うんじゃぁ(`´メ) 明らかに交換しなくてはいけないいけないものをそのままにしておいて何が
オリジナルの音か、、、、、、だいたいオリジナルの音とは何か?25年、30年前とは皆さんの
耳の性能も変わっています。アンプはある程度の年月を経過すると性能は低下していきます。

25年、30年前の何も手を加えていないアンプはもう既にオリジナルの音ではないのですよ。
突然25年が出てきたのはA-2000シリーズのファンも多いと思いますので、、、、、、、
A-2000の基盤上の33,000μ、22,000μのブロックコンデンサ、B-1のブロックコンデンサはこのブログを
読んでいる方はお解りでしょう。外観では全く問題無くてもショートに近い状態のものは多くあります。

電解液が漏れているものは論外ですが、漏れていなくても性能の劣化が激しいものはいくらでもあります。
液が漏れていないから正常ですなどとは全く言えないのです。前の記事で紹介しましたB-1のブロック
コンデンサを1個交換しました。依頼者の方から次のようなコメントをいただきました。

修理前は全く何の音を聞いていたのでしょうね。
修理後の音は、まるでハイビジョンの絵を見ているようですね。
感動いたしております。

私はお客様の声などと宣伝するのが大嫌いでほとんど掲載しませんが恐らく上の表現は当たっている
でしょう。コンデンサの交換だけではなく他に色々な作業を行った結果ですが、これについては別な機会
に紹介致します。

ものを売る為に理論を作ってはいけません。オーディオという趣味にはこれがとても多いのです。
私も完全では全くありません。発展途上人であります。ただ、儲かるからとご都合主義で理論を
展開することはありません。慎重です。このCA-2000もとっくに完成していますが、この文章を
作りながらどこかに問題点がないか、そして、C-2のレストア品と性能を比較するということを
行っています。

オークションなどを見ますと余計なことを書きすぎます。いけねえw(:_;)w
私もオークションのコメントにくだらないことを書きました。私も長い間朝から晩まで働くサラリーマン
でしたから、自宅に帰ってきてやっと自分の時間を持ってホッとする時に微笑んでもらおうと
したものです。私のコメントは部品交換の詳細、得られた性能がメインで音質評価はあまり書かなかった
と思います。今から考えると「天と地がひっくり返るほど音が変わった。」などと書けば少しは
生活が楽になったかもしれませんなぁ。

話を元に戻しますと2SK100を交換するには理由があります。その理由はどこにも紹介されていません。

朝の4時半です。またあとでねっ(^▽^)V

11月9日早朝

私の場合、CA-2000の基本的なレストア方針はバイポーラトランジスタ、FETは出力トランジスタを
除いて全て交換します。出力トランジスタは劣化がある場合は交換します。私のように多くのパーツを
新品にする事を行っている人は少ないと思います。その理由は下記のようなものです。

①オーディオ用半導体は生産中止になっており、これから入手出来る可能性は時間の経過と共に
 入手困難になり、なおかつ価格高騰が見込まれる。

②当然ではあるが30年経過していればパーツは劣化しており、所定の性能が得られない場合が
 ある。

③私にも寿命がある。出来れば私の寿命よりも70年代のアンプの寿命を延ばしたい。(^▽^)V

ヒジョーに簡単に言えば上記3点です。

①についてはオークションに出品し始めた当初から言い続けてきた事です。その当時はまだオーディオ  用半導体の価格は高騰していませんでした。しかし、デュアルFETなどは入手困難になりますよと
 コメントしたものです。300円程度で購入出来た2SK389などは現在最も高いところで1500円程度の
 価格を付けているところがあります。2SC1775AなどHITACHI製も製造中止になり数倍の価格と
 なっています。NEC製、松下製も同様です。

 作っていないのですからこれから価格が安くなることはありません。価格はストックしている販売店の
 自由となります。価格が上がっても入手出来ればまだ良い方ですが入手出来なくなることが
 予想されます。ですから入手出来るうちに交換しておくという考え方です。私の年代ではトランジスタは
 永久に使用出来ると考えがちですが、そのようなものではありません。通電時間、熱による使用環境
 にもよりますが、必ず劣化し寿命がきます。

 では、どの位使用出来るかというと場合によるとしかいいようがありません。その半導体が持っている  固有の特性、周囲の環境温度、どの位余裕を持って設計されているかなどのディレーティングなどに
 よって違いが出てきます。CA-2000で例えればプロテクト回路に使用されているM社製のトランジスタは
 動作電流が少ないにもかかわらず一番先に不良になります。プロテクトが解除しないという故障に
 なります。

 このトランジスタのコレクタ損失は200mWしかありません。大きさからすればとても少ないです。
 通常の動作電流は少なくても電源投入時の ストレスはあるのでしょう。この基盤上には多くのトラン
 ジスタがありますが、意外に劣化は少ないです。ですからこの場合はこのトランジスタの固有の問題と
 想像されます。この時代のM社製の半導体は交換が必要なものが多いのですが、意外に少ない
 コレクタ損失に対してのメーカーのディレーティングの問題もあるのかもしれません。

 メインアンプ増幅基盤上では、今回のテーマである差動増幅定電流回路のトランジスタが劣化して
 故障するケースが見受けられます。このトランジスタはCA-2000には多数使用されていますが、
 その他の部分は比較的劣化が少ないです。これは他の部分に比較して流している電流とかかっている
 電圧の積の コレクタ損失が多いためで、定格400mWに対して120mW程度で使用されています。
 3倍以上の余裕がありますが、長年の使用で劣化します。また、熱は下から上に対流するので、
 上部についているトランジスタの方が下部に付いているトランジスタに比較すれば劣化しやすいというこ とになります。このトランジスタは一番上部に付いています。

 これでお解りですね。私はこのトランジスタをコレクタ損失が900mWのものに交換しています。使用
 条件の7倍以上になりますので更に安心になります。メーカーでは3倍以上のものを使用しているので
 設計上は問題無いと考えられます。30年以上も経過して未だ使用されているということが想定外
 なのであります。

 同様にデュアルFETはメインアンプ基盤の一番上にあります。熱の問題もあるのでしょう。劣化して
 不良になるケースが多く見受けられます。2SK99です。定格は公表されていませんが、ドレイン損失は
 150mW/ユニット程度と想像されます。ここの実際の使用ドレイン損失は20mW以下ですから
 余裕は十分あるのですが、経年による劣化でしょう。熱が加われば膨張し、冷えれば縮小するのです
 から劣化します。

 このようにその半導体の固有の問題、設計の余裕度、熱による経年の劣化など様々な理由で
 半導体に限らず部品は劣化していきます。これらを交換するわけですが、抵抗はなくなることは
 ありません。オーディオ用半導体は企業が儲からないことはやらないという日本企業の一大理念の
 元に次々と製造中止になっております。比較的入手しやすいのはTOSHIBA製ですが、2SK389も
 製造中止になったように他のものもいつ製造中止になるか解りません。

 私のような立場からすればTOSHIBAは半導体において最も良心的なメーカーとなります。これは
 単に品種が多いだけでなく70年代のトランジスタを測定すれば最も劣化が少ないメーカーで
 あります。30年以上前でも不良を発見する場合にはTOSHIBA製のものは最後にチェックします。
 優先順位最も後ということは最も信頼度が高いということになります。皆さんも同じ考えで大丈夫です。
 あくまでも70年代ということを前提にすればTOSHIBA製はたいへん信頼性が高いと言えます。

 メーカーではお付き合いもあって半導体メーカーを限定するということは出来ないでしょうから難しい
 問題もあるでしょうね。CA-2000でしたらM社少し、HITACHIたくさん、TOSHIBA製(プリドライブ、
 ドライブ、電源)、松下製(イコライザーアンプ、フラットアンプ、C-2にも多用されるこれも良いトランジス
 タ)、 SANKEN(出力トランジスタ)などとなります。なお、CA-2000の場合、TOSHIBA製のトランジスタ
 は、 TO-220という大きさもあってか1個も不良が(劣化ば無いという意味ではない)が、今のところ
 無かった ことを付け加えておきます。

 不良トランジスタは代替え品でも使用可能です。しかし、その代替え品も品種が少なくなってきて
 います。特にデュアルFET、デュアルトランジスタは入手困難になってきていますので5年後には相当
 状況が悪くなっているでしょう。ですから出来るだけあるうちに交換しておくという理由があります。

②の劣化の状況で交換するという事ですが、以前2SC1345の劣化の状況を直流増幅率を測定し、
 このブログで紹介しました。結果は全く不評で拍手はほとんどいただけなかったと思います。
 ですので、このような測定結果は公表しなくなってしまいました。理解いただける方は少なかったの
 だと思います。

 元の増幅率が400と思われるものが120程度に低下し、アンプからはボソボソとノイズが出ています。
 これは不良だということはお解りでしょう。ボソボソとノイズが出ているからです。ところがボソボソと
 ノイズが聞こえなくても歪率計の針が大きく振れ、耳に聞こえないノイズが出ているケースが
 あります。これも増幅率が低下しています。増幅率が下がれば動作電流も変わりますからアンプの
 動作も変わります。これも不良ですが、皆さんは不良のトランジスタとは判断しないでしょう。

 耳に聞こえないからです。ですから私の不良と皆さんの不良では判断基準が違うことになります。
 
11月9日深夜
 不良のトランジスタがあれば歪率の測定でもわかります。測定など無駄だ!とする人もいますが、
 論外です。音がいいかどうか調べているのではありません。歪率の値だけでなくその変動や
 歪みの成分等も調べます。オフセット電圧の変動(ドリフト)も重要です。

 測定することにより半導体の劣化状況もかなり知る事も出来ます。私の半導体測定装置は全部で
 5台あります。出力トランジスタは1A迄の動作電流で増幅率を測定出来ます。オンボロカーブトレーサ
 ーも活躍しています。私の場合は不良かどうか判断するより新しく取り付けるトランジスタ、FETの
 ペア特性を合わせるために使用するケースが多くなっています。

 80年代アンプのトランジスタは丈夫です。70年代に比べて飛躍的に材質や製造技術が向上したのか
 あるいは後5~6年経過すれば同じになるのかは私にはわかりませんが、丈夫であることは間違いない
 です。間違いがあってはいけないと思いネットでトランジスタの劣化について調べました。

 トランジスタは劣化しないと断言する人、トランジスタは最も壊れやすい部品とする人、、、、、色々です なぁw(:_;)w しかし、皆さんはご存じでしょう。オークションの出品のコメントを見れば、「B-2のメーターア ンプの動作不良です。」←トランジスタ不良、「CA-2000のメーターアンプの動作不良」←IC不良、
 「ボソボソとノイズが出ています。」←トランジスタ不良、、、、、etc.

 これらの不良がトランジスタの劣化ではなく、関連した部品の不良によってトランジスタの不良に
 よってもたらされたものであるならば、トランジスタの交換だけでは不良の現象は解決出来ない
 はずです。ところがほとんどの場合、トランジスタの交換だけで問題が解決出来てしまうケースが
 多いのです。つまり、トランジスタの単独自爆なのであります。

 推論ではありません。私は今まで取り外したトランジスタを数千、、、、、ではないなぁ。数えたことは
 ありません。1万個以上は間違いなく保管しています。ウソだと思う方はどうぞ測定してください。
 また、電解コンデンサを悪者にする方もたいへん多いようです。70年代の電解コンデンサは
 たいへん長持ちします。B-1のブロックコンデンサはアカンです。これは内部の温度上昇が半端なもの ではないので仕方ないです。

 電解コンデンサは80年代の方がアブナイです。この電解コンデンサも数多く保管してあります。
 電解コンデンサとトランジスタを比較したらどちらが不良率が高いかと考えれば70年代に限れば
 圧倒的にトランジスタの不良率が高いことを脳にインプットしておいてください。

 ①と②を併せて考えれば私がトランジスタを多く交換する理由がお解りいただけると思います。
更に③ですが、 
 ③私にも寿命がある。出来れば私の寿命よりも70年代のアンプの寿命を延ばしたい。(^▽^)V
 
 私は1950年代前半生まれです。私は永遠に歳をとらないと考えてきましたが、どうやらそうでもない
 らしいと最近気づきました。こりゃぁあかんとMAX76キロを超えていた体重が現在は66キロに、
 ジーンズを普段着用しておりますが、女性用の68センチローライズがピッタリという体型になった
 というより無理矢理したのであります。ベルト切りまくりであります。こんな儲からない商売より
 「あなたにも出来る、メタボ脱出!ダイエットの決定版はコレダッ(`´メ)」というブログを主催し、
 そこら中にダイエット商品のリンク貼りまくって、魔法の粉と称してブロックコンデンサから噴いた
 白い粉でも売った 方が 儲かるかも、、、、、死人が出るかもしれないのでやめておこう。

 しかし、トランジスタの型番を見るのにアダプターが必要となり、場合によっては二重にして見たり
 しているのであります。(アダプターは私以外の方はローガンキョーと呼んでいるようであります。)
 あと何年仕事が出来るでしょうか。私のように多くの部品を交換する人は少ないでしょう。
 たいへんですからね。

 CA-2000はここまで30年経過した、、、、、、ならばトランジスタ、電解コンデンサを交換すれば
 残りはダイオード、抵抗、基盤、外装部品、etc.、、、、時々ドック入りをすればあと10年、20年と
 使用出来る可能性があるのではないでしょうか。私が仕事を出来るうちにドンドン部品を交換して
 シマオウ、、、、皆さんからすれば私が仕事をやめれば長寿命のアンプはなかなか入手できなく
 なりますぞ。

 ではいつやめるか、、、、、それはわかりませんが、宝くじ一等賞が当たったら即日やめます。
 
 私があの世に逝っても私が手がけたアンプが稼働している、、、、、、、幸せです。ですから
 出来るだけ多くの部品を交換しておくのです。

 今回はメインアンプの多くの部品、、、、トランジスタ、コンデンサ、抵抗、ダイオード、など
 交換しております。最後まで残るCA-2000の可能性があります。私の仕事は音質向上は勿論ですが、
 出来るだけ長く使用出来ることを重点に置いています。

 久しぶりにアクセス数が500を超えました。また今日も書きますぞ。(午前0時47分)

11月10日寒い夜

さて、私が多くのトランジスタを交換する理由がお解りいただけたと思います。皆さんでしたらそんなに
交換する必要は無いとお思いでしょう。今まで30年使用出来たなら後30年大丈夫なんでないの?と
思っても不思議ではありません。私にもわからんです。重要なことは「わからない」ということなのです。
特性の変化がなくても一部のトランジスタは材質の関係で足が酸化してかなり柔らかくなっています。

内部的に大丈夫でもC-1のV-FETのように足が腐食してポロッともげてしまうケースもあります。
熱による膨張、収縮を繰り返し特性が劣化するかどうかという議論とは別に機械的に使用出来なくなる
ケースは増えてくると思われます。この事を含めますとトランジスタは永遠に不滅ではなくなります。

2SC1775A、2SA872A、2SC1345、2SC458などの足は酸化して真っ黒なものが普通です。
(いずれも旧型)これらのトランジスタは70年代YAMAHAアンプに多用されているのであります。
私の経験では高増幅率、ローノイズなものほど交換が必要になるケースが多くなります。

さて、これらを交換するわけですが、、、、、、、大河ドラマは大きく蛇行しようやく本流に戻りつつあります。




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。