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ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
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ご質問に関して
ブログを通じて下記のような質問をいただきました。

***************************************************************************
先日CA-200を入手致したのですが、動作中に突然大音量のクリック音が鳴ります。
不安定な症状ですので、どの動作中とは特定できません。どの辺に原因があるのか
ご教授ください。多少の電気回路知識はありますので、修復したいと考えてます。
宜しくお願い致します。
***************************************************************************

私の答えは「残念ながら解りません(/_;)」です。ヒジョーに冷たい奴だと思われるで
しょうね。ですが、ご質問に全てお答えしますと、私の寝る時間が無くなってしまいます。
「ケチッ(○`ε´○) 」でもなく、「意地悪(`´メ)」でもなく、ただただ時間の問題
なのです。私が一台仕上げるのにはとても時間がかかります。

全てお答えしないという訳ではありません。お答えすることもありますので、下記を
お読みください。例としてCA-2000の場合ですが、他のアンプでも共通です。

アンプの不具合を直すということは、言い換えますと犯人捜しゲームです。推理小説を
読んでいるいるようなものです。数多くの人間から一人、もしくは数人の犯人を捜し出します。
その中には推理を邪魔する人が多くいたりします。上記の質問ですと「事件が起こりました。
さて犯人は誰でしょう?」ということになります。

CA-2000の場合、犯人は500人の候補がいます。私は推理小説は詳しくありませんが、
簡単なのは消去法によるものでしょう。500人の候補がいても、犯人は男、もしくは
女だったという特定が出来れば一挙に半数程度まで候補を絞れる事が考えられます。
更に、20代、30代などに特定出来れば更に絞ることが出来ます。

髭があった、野球帽を被っていた、イケメンだった、Fカップだった、などと
次々と特定出来て、候補を絞っていけば最後は指紋やDNA鑑定で御用となるかもしれません。
アンプも全く同様なのです。

イコライザーアンプ→フラットアンプ→メインアンプ→プロテクト回路→出力
と信号が経由し、この元締めが電源回路です。途中にボリュームや多くの接点がありますが、
今回は無視します。

CA-2000の場合、MCヘッドアンプも含めてイコライザー部分には100人の犯人候補が
います。フラットアンプ(トーンコントロールアンプ)には50人の候補がいます。
メインアンプには左右で150人の候補がいます。電源(ミューティング、プロテクト含む)には
100人の犯人候補がいます。(候補は実数ではありません。あくまでも例です。)

もし、ご質問のクリック音がPHONO入力からではなかったら、イコライザーの候補、100人を
減ずることが出来ます。候補総数400人から100人減じて300人になります。AUX、TUNERから
クリック音がするということは、PHONO入力でもクリック音がするということになります。
PHONO入力からクリック音が出て、AUXから出なかったら犯人はイコライザーアンプの
100人です。

AUX、TUNERからの入力はフラットアンプ(トーンコントロールアンプ)に入ります。

この時点での犯人候補は、フラット組、メイン組、電源組の300人です。ここで音量調整の
出来る機器をメインアンプに直接入力します。プリメイン切り離しスイッチでプリとメインを
切り離しておきます。メインアンプに直接入力してクリック音が出なくなったら犯人は
フラット組です。メインに直接入力してもクリック音が出ているならば、犯人はメイン組、
電源組の合計200人に限定されます。

さて、犯人候補は400人から200人になりました。現在の状態はメインアンプ入力から
直接入力してクリック音が出ている状態です。ここで、クリック音が左右同時に出るならば
電源組の可能性があります。犯人候補は100人です。

もしも片チャンネルのみからですとメイン組の150人の半数、
片チャンネル分の75人が候補です。

つづく



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