mazdaluce3000のブログ
ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
プロフィール

mazdaluce3000

Author:mazdaluce3000



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



FC2カウンター



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



フリーエリア



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


CA-1000Ⅱの作業内容等です。
2010年4月5日

ただいまヤフーオークションに私のお客様がCA-1000Ⅱを出品価格3万円で出品されています。
事前にご連絡をいただきまして確認しましたら間違いなく私が手がけたものと確認できましたので
お知らせいたします。

昨年まで手間や部品価格にかかわらず70年代のアンプを少しでも残したいと思う気持ちで格安にて
作業したものがあります。この機種もその一台です。もしもCA-1000Ⅱをお好きな方がいましたら
格安で入手できる可能性があります。現在下記の内容で私に作業依頼したら3万円ではお受けできません。
勿論他の業者に下記の内容を依頼しても3万円では不可能です。なぜならとても面倒で手間がかかるから
です。プロでも4日はかかる作業です。

写真でもわかるようにこのシリーズでもっとも問題になるバイアス切り替えスイッチをリレー方式に
設計変更してあります。この作業は必須事項なのです。~CA-1000Ⅱまではこの部分の改善無くして
レストアの意味はありません。同時にもう一点!このシリーズは劣化しているトランジスタが
多数あります。トランジスタの交換も必須事項です。この二つの作業が完全に行われていれば
電解コンデンサの交換など後回しにしても構いません。

手を加えた物が多数出回るようになりました。大いに喜ばしいことです。オークションでは
出品者同士足を引っ張り合い、妨害活動が盛んに行われています。なにをやっとんじゃい (`ヘ´)
私は良心的な出品者でしたら心の中で応援しております。頑張って作業しても報われない
世界でありますから時給数百円などと日本国各都道府県が定めた最低時給に程遠い賃金で
労働する仲間として連帯感があります。

最近では基盤洗浄する方もおられるようで、あぁ!やっと理解されるようになったのねと
喜んでおります。しかし、各機種ごとに絶対外せない作業があります。その作業を行わないで
電解コンデンサを交換して手を加えもレストア品とはいえません。少ない機種ではありますが
このブログでそのポイントを親切に紹介しております。皆さんは読み流しているでしょう。

このブログは私の自慢話を記事にしているつもりは全くありません。古い機器は手を加えれば
現行発売機種よりも長持ちする可能性があります。パーツや回路、構造の問題だけではなく
古い機器を愛し、それを長く使用できるように手を加えていく人が存在するからです。
私もその一人です。

古い機器を愛しているか商売のネタにしているだけかを見分けるのはこの記事を読んでいる
あなた次第です。よーく考えてください。110個以上の部品を揃える事やリレー回路の
設計、パネル脱着や洗浄、部品交換作業、測定などどのくらいの費用がかかるかを。

オークションは安く入手できる場所です。これを承知で出品する事は機器を愛して
いなければできません。電解コンデンサの交換だけでしたら一日に何台も出来る
実力は私にはあります。しかし、トランジスタの交換まで作業を拡大すると
何倍もの費用と手間がかかるのです。ただ交換するのではなく最適なトランジスタを
選定し、それを実測し、特性を揃えなくてはいけない部分はメーカーよりも何倍もの
厳しい基準でカーブトレーサーなどを用いて数多くの中から選別する作業を行って
いるのです。

もう私がCA-1000Ⅱをオークションで出品する可能性は非常に低いと考えられます。
いくら機器を愛していてもこのような活動は体を壊す元になりかねません。w(:_;)w
今回は出品者の方から事前にご連絡をいただいた事と出品者の方が信頼の置ける方で
ある事、そして間違いなく私が手がけたものであることが確認できましたので
お知らせする次第です。

奇跡的にこのCA-1000Ⅱの作業内容を撮影した写真が129枚残っていることが確認できました。
その中でウッドケースの左ダクト付近の傷が全く一致しております。少し大きめの写真を
追加しておきます。
SILMICⅡとFine Gold、交換されたトランジスタ
下は出品したときのウッドケースです。画像がやや大きいのでご注意ください。
電解コンデンサやトランジスタは1年で劣化する事はまず考えられません。リレーの接点は1年ですと
僅かに汚れます。傷は出品者にお問い合わせください。
出品したときのウッドケース
以下は2009年4月19日のブログ記事です。記事を読みますと記事を作るのがかなり苦痛だったらしく
「いろいろ工夫してあります。」などと重要な部分を完全に省略してありまして、過去の記事を全く
読まない私が「ありゃりゃりら(;_;)」なんだこれはと反省しております。(^v^)
****************************************************************
出品のコメントで、歪率がYAMAHA基準がメインアンプのみで私の実測がTUNERからでした。このまま
でも全く問題ありませんが、メインアンプのみ測定したのでお知らせします。

左ch
B級、、、、、1W時0.010%、10W時0.0036%、90W時0.0036%
A級、、、、、1W時0.0072%、10W時0.0024%、15W時0.0026%

右ch
B級、、、、、1W時0.0060%、10W時0.0038%、90W時0.0026%
A級、、、、、1W時0.015%、10W時0.0050%、15W時0.0044%

基準は0.1%以内で、1W時にB級0.04%、A級0.02%です。基準を大幅に下回っています。
これを見るとなんだ、A級の方が悪いのではないかと思うのでは、、、、、

これは波形歪みではなく雑音成分です。リップルがA級で増えるためです。電解ブロックコンデンサを
良質のものに交換した場合、下記の歪率を少し超えた程度が予想されます。

左ch
B級、、、、、1W時0.046%、10W時0.0023%、90W時0.0030%
A級、、、、、1W時0.0046%、10W時0.0015%、15W時0.0023%

右ch
B級、、、、、1W時0.0048%、10W時0.0034%、90W時0.0034%
A級、、、、、1W時0.054%、10W時0.0018%、15W時0.0028%
となってA級の方が上回ります。詳しい説明はこの場ではいたしませんが、いずれにしても高性能です。
35年前のアンプです。何も手を加えていないものはこの数字の何十倍のものはざらにあります。
叩くと音が出るアンプも多いですが、その音が出ている状態でもとても歪んでいます。
現状でも良い状態です。ブロックコンデンサはいつでも交換できます。

CA-1000Ⅱ左後部下傷CA-1000Ⅱ 左ダクト手前左欠けCA-1000Ⅱパネル左側CA-1000Ⅱパネル右側
CA-1000ⅡA級B級切り替えリレーCA-1000Ⅱ MCヘッドアンプ 4TR交換 電解コンデンサはFG 基盤両面洗浄済みMCヘッドアンプ 横からCA-1000Ⅱイコライザーアンプ 手前右4TR、4電解コンデンサはマイクアンプ
CA-1000Ⅱ イコライザー基盤半田補正済み、基盤洗浄済み、とても綺麗イコライザー基盤はここに付いています。イコライザー基盤のコネクター磨きます。手前はマイクアンプ。レストア済みですが動作未確認。この部分のトランジスタ等不良になるとノイズが他に回るためレストアしています。
YJ-1200はYAMAHAオリジナルデュアルFETで未交換。B-1にも使用されています。CANタイプで放熱良。当分使用できるでしょう。フラットアンプ(トーンコントロールアンプ)の全トランジスタ、全電解コンデンサ交換。Fine Goldと茶色はSILMICⅡの電解コンデンサ。フラットアンプ全体。ここのプリント面はボリューム等に洗浄液が入るとまずいので基盤洗浄しておりません。フィルターアンプ。全トランジスタ全電解コンデンサ交換。フラットアンプ同様NEC製音響用トランジスタを使用。ローノイズTR。この部分はまず使用しないと思いますが、マイクアンプ同様、不良になれば電源のヒューズ
マイクアンプ、フィルターアンプはまず使用しないと思います。使用しないからレストアしないのではなく
トランジスタが不良になれば電源のヒューズ抵抗が飛んで使用できなくなるのとノイズが出れば
他に回るので使用しなくてもレストアしなくてはなりません。ここが理解されていません。古いアンプの
トランジスタを多く交換する理由です。

電源部。音に影響する部分はFG電解コンデンサ。全トランジスタ全電解コンデンサ、2ダイオード交換。リレー接点。ピンぼけ失礼!傷無くピカピカです。新品ではありませんがピカピカにメンテしてあります。手前がミューティング回路。全体で21個のパーツ交換。
メインアンプ基盤プリント面基盤洗浄前。基盤洗浄後です。美品です。(^O^)メインアンプ部品面。供給電源ヒューズ交換済み。交換していないドライブトランジスタ。CANタイプ放熱良好。
バイアス調整ボリュームも交換してあります。オフセット調整電圧ボリュームも交換してあります。放熱器洗浄済み。出力トランジスタはたいへん綺麗。マイカからデンカシートに交換。こうして完成!
メインアンプ供給ヒューズ4本、バイアス、オフセット調整ボリューム6個など出品のコメントに書き漏れが
あります。部品交換総数は110個以上と考えてください。

定電圧電源は強力ではありませんので、交換したFineGoldの容量を増やしてあります。色々工夫して
あります。
*******************************************************
興味のある方は検討してください。価格によってはとても価値のあるものとなります。
出品時の外観は良好でした。出品者の方はとても大切にされていたそうです。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。