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ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
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これからダッV(^0^)
YAMAHA A-2000シリーズの数多くの欠点が分かったと思います。しかし、誤解をしてはいけません。
このアンプは出来が悪いなどと非難しているのではありません。今まで説明したきたような欠点を
理解し、正しい対策を実施すればこれからも長くあなたのお友達になっていけるということなのです。

電解ブロックコンデンサは消耗品であり、寿命は環境温度に逆比例しますから、このアンプの
内部温度を考えると交換が必要となります。メインアンプ基盤の電解コンデンサも交換した方が
良いでしょう。

更にしっかりとしたハンダ補正は必須条件です。メインアンプ部の放熱グリスは全交換し、
行われていないドライブ段の放熱処理も追加します。整流用ブリッジダイオード4個の
再放熱処理もしておいた方が良いでしょう。

問題のあるスピーカー端子も交換するか補修を実施します。これは補修は一時的な
対処に過ぎません。

出来ればイコライザーアンプやフラットアンプ(トーンコントロールアンプ)部分のハンダ補正を
した方が良いでしょう。

これらの対策を実施すれば問題は時々(/_;)、ちょっとした不具合で済むことと思います。
故障しないなどとは絶対に言えません。従って覚悟が必要なのです。

このように不安をあおって私の方に送りなさいなどというつもりは全くありません。
上記の作業を確実に行なう業者さんに依頼してくださいということです。ネットでは
あたかもこのアンプを熟知していて電解コンデンサを交換すると音が変わるから交換しては
いけないような記述が見受けられます。

間違いです。このアンプに関しては交換すべきなのです。また、メンテナンス済みやメーカー
オーバーホールなどとコメントされていてもどのような作業をしているか確認すべきです。
左右のメインアンプ部を全ハンダ補正されていますか?放熱グリス交換されていますか?

バイポーラトランジスタの場合、放熱グリスが劣化すれば熱暴走により出力トランジスタが
破壊します。これはこのアンプに限りません。嘘だと思いますか?
トランジスタ破壊
これはA-2000aドライブ部分です。前述したようにこちらには放熱グリスが塗布されています。
抵抗が2本焼損しています。
抵抗焼損。
こちらの抵抗も焼損しています。
全部ダメです。
出力トランジスタ4個全て、ドライブトランジスタ2個全て、その他トランジスタ9個、抵抗7本
不良になっています。このうち出力トランジスタNPN2個といくつかのトランジスタが爆発的に
破壊しているのが分かるでしょう。抵抗は焼損です。※NPNは黒い大きなトランジスタで上部ネジ付近樹脂が
ブッ飛んでいる。

小電力トランジスタ右から4番目と左から3番目が爆発的に壊れています。このような壊れ方を
するのは70年代YAMAHA製と違ってヒューズ抵抗などの安全装置が少ないからなのです。
破損部品
このようなものでも復活は可能ですし復活しております。

A-2000シリーズユーザー全てにいつかは訪れる問題でありますが、どうしたら良いでしょうか。
YAMAHAでは修理を断られているケースが多いようです。信頼出来る業者を探して依頼してください。
私は修理だけというのは止めることにしました。なぜなら修理だけという料金設定をしても
結局あれやこれやとやらざるを得ないのです。

私よりも安く作業する業者や個人の方はたくさんいると思いますのでよく調べてください。
私は最低限メインアンプのレストアから受けることにします。このアンプは多く手がけておりますが、
色々見なければ作業は少なくて済むのですが、、、、、。
こんなのどぉ~(T.T)
基盤上33,000μF電解コンデンサ液漏れダァ!

これは基盤上33,000μF電解コンデンサで左右で4個あります。上部は液漏れで下部のものは
膨らんでいます。放熱器に近いために熱でこうなります。出来れば交換した方が良いです。
なんて考えていくとついつい作業多くなります。作業によって当然料金は異なりますが、
作業を減らした場合のリスクは依頼者の方が負うことになります。つまり作業した部分は
保証できますが、作業していない部分の保証は出来ないという事なのであります。

これから作業内容の一部を紹介しますが、とても時間がかかります。このアンプの作業時間を
まともに計算して作業代金を計算しますと驚くほどの料金になります。それで見積を出しますと
誰もこのアンプの復活をしないでしょう。ですからそんな計算を全く無視して料金を設定して
います。それでも他よりも高いでしょう。しかし、内容が全く違います。月に何台も
このアンプの作業をしたら食べていけませんので、限度は月に一台です。

ハンダ補正は、、、
これはA級部分のハンダ補正です。出来るだけ放熱するよう他の部分にブリッジをしています。
この部分だけでなく他の部分も同様の作業をします。
基盤は超美品に!
部品交換→ハンダ補正→基盤を洗浄した段階でこのようになります。勿論皆さんの基盤は
このように綺麗ではありません。(T.T)
メインアンプ表面
基盤上の33,000μF電解コンデンサはパナソニック製に交換してあります。その他多くの部品交換が
見えます。
放熱シート入れました。放熱グリス

オリジナルではグリスが塗布されていない部分に海外製のグラファイト入り熱伝導シートを入れました。
このシートは導電性ですからこのタイプのトランジスタにしか使用できません。バイアス温度補償用
トランジスタには放熱グリスを使用しています。A級も同様です。
作業前部品面も綺麗に!作業後完成後


部品面もこのように綺麗になります。
作業前完成後プリント面
電解コンデンサはオリジナルが4本足ですので改造しなくてはいけません。基盤に穴を空け配線をします。
今まで公開しておりませんでしたが参考にしてください。(業者の方も見ていると思いますので。)
基盤上にいくつのハンダ部分があるか数えていませんが、プリントとプリントの感覚が非常に
狭いので簡単にハンダブリッジをします。一個でも間違うと故障を一個発生させることになります。
ハンダ作業に自信がない人はこのハンダ補正をやらない方がよいでしょう。
A級出力部分AB級出力部分。出力トランジスタ取り付けアルミ棒

A級出力トランジスタは放熱グリスを、AB級出力には信越化学製のシリコンシートを使用しました。
磨き上げたアルミ板に組み付けます。実は完成品はとても綺麗なものです。なかなかこの辺は
理解されません。(T.T) ハンダは日本アルミット製で高価です。



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