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ゴッドハンドと呼ばれるアンプ復刻師の珍道中日記
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出品中のB-1について  その2
B-1ブロックコンデンサ山

あまりにも長くなりましたのでその2とさせていただきました。

このブログを読んでいる方の中にはB-1を所有されている方も多いと思います。
出品中のB-1はシリアルナンバーが4000番以上4500番以下です。5000台程度生産されたと
思いますが、実はこれは私の怪しい情報です。

シリアル1000番以下は見たことがありません。1000番付近のB-1は実験機のようなものでした。
まず基板の大きさが違います。ランブルフィルターの基板が小さく、基板の色はクリーム色です。
ランブルフィルターに使用されているV-FETはYT405という型番になっています。
YT405は2SK75と取り付け穴は同じですが形状は2SK75より大型です。

デュアルFETのYJ-1200にはビニール製のキャップが頭についています。熱結合のためと
思いますが、これが見事に防錆効果になり錆びておりません。FETのLJ-13はその後の
ものと比べてとても小さい形状になっております。

ここで私の妄想が働きました。YT405というのはYAMAHA TEST 405番の略ではないか
というものです。これは全く不確かな情報です。このB-1は入力端子のプリントが
間違っていたりと試作機そのものでした。

YT405.jpg
ランブルフィルターの写真です。わざと錆は取ってありません。どのくらい錆びるのか知りたいからです。
この程度の錆は綺麗になります。上が2SK75、下がYT405です。LJ-13はとても小さいですね。
キャップが被せてあるのがYJ-1200でその左側にあるCANタイプのFETがLJ-13です。
基板の色はクリーム色でこの写真ではわかりませんが、取付金具より基板の大きさが
若干小さいものです。

B-1を複数お持ちの方はわかるでしょう。このB-1は少数しか製造されていないのに
様々な試行錯誤が見られる機種なのです。基板の色は三種類で、クリーム色(ほとんどレア)
薄緑、緑と複数あります。放熱器の配線処理は綿打ち被覆のものと通常のビニール被覆のものと
2種類です。内部の配線処理も同様の2種類あります。

更に基板の抵抗に周囲の温度に影響されないようにチューブを被せてあるもの、無いものも
あります。あるいはジャンパーを飛ばせてあるものと無いもの。前にも記しましたが
後ろにヒューズホルダーが2本のものと3本のものもあります。

定電圧電源に使用されている抵抗の種類が違うものがあります。わずか数千台の中で試行錯誤
していたことがわかります。これはC-1も同様です。C-1もコネクタに更に接触不良を
無くすために配線処理したものがあったりします。(これレストア時に面倒です。(;_;))

あれやこれやと工夫し、V-FETなどオリジナル半導体の歩留まりはとても悪く開発製造コストを
考えると赤字となってこれは製造中止にしましょうということになったのではないでしょうか。
C-1は受注生産品になっていたようですが、これも独自の半導体がありますので、コストは
大変なものだったでしょう。(FET,トランジスタ合計で300個程度使用されています。)
B-1の33万5千円、C-1の40万円はあの時代を考えても格安の価格だったと思います。

仮に現在メーカー独自の半導体を複数開発し5000台しか製造せず同様のアンプを作るということを
考えましたら百万円でも赤字になると考えております。そのようなことをするメーカーは
いないでしょう。

今となってはああして欲しいこ~して欲しいと思う部分は沢山あります。しかし、たいへん真面目に
真剣に作られたアンプであることが伝わってきます。作業していると空想、妄想が湧いてきて
面白いですよ。例えばこのアンプの底部に大きな欠点があります。

それは足の取り付け部分の強度が弱く曲がってしまうのです。ここで私は突然設計者になり
反省するのです。重量36Kgを支えるのに強度計算は行ったが一個の足にかかる荷重
36K÷4=9Kgの計算は間違いだったのだ。なぜなら重量がほとんど前部にかかるから
前部の一個あたり荷重は12K~15Kgで計算しなくてはいけなかったのだ。、、、なあんてね。
(ドンと床に置いたら必ず足の取付部は曲がります。そっと置いてくださいね。)

こんなものも、、、、、
入力端子が付いている基板設計にやや難があった。この取り付け部分の強度が弱くガタついて
しまう。この瞬間的に大出力を発生できるアンプは、アース側の取り付け部分がLR共プリントと
外れるとブ~っという音が大出力で出てスピーカーを破損するのだ。また、プリント配線が細く
断線しやすい。反省!  などと勝手に設計者になりきりYAMAHAに代わってお詫びするでした。
(B-1所有者は入力端子のガタつきに注意!出品のものはカシメを修正してあります。)

今となってはの話です。40年50年と使用されるなど生産台数からは想像もしなかったでしょう。
この妄想設計は重要なのです。どうしてこうしたかという事を考えると、例えば保護回路など
よくもここまでと感心することが多いです。

熱が出てきてミスタイプばかりですので今日はここまでデス。
デジカメは使えるようになりましたがとても古いものです。数日中にもう一台テストします。
そうしましたら写真を入れ込みますね。

やっと写真が撮れるようになりました。
ブロックコンデンサ不良
一番上にブロックコンデンサの不良山の写真を入れましたが、上の写真はコンデンサのメモ書きを
撮影したものです。

メモ書きには「A、B端子完全ショート」とか「リップル多い」などと書いてあります。
◯と書いてある物もありますが、10個あったら8個は何らかの不良があり完全ではありません。
カーブトレーサーなど
本来この写真はTechnics A-1の記事に入れ込む予定でしたが、もう見ない方もいると思いますので
ここに掲載しました。
トランジスタ測定装置の6台のうち5台が写っています。
ラックは全て自家製です。
カーブトレーサー
下左がテクトロニクス カーブトレーサー576です。右側が國洋電気製カーブトレーサーです。
上左が同じく國洋電気製のトランジスタサーキットオートチェッカーです。その右側が
リーダー製のトランジスタチェッカーです。これはケースとメーターを利用していますが、
ほとんど自作品です。
ユニバーサルチェッカー
一番上においてあるのが國洋電気製のトランジスタユニバーサルチェッカーです。SCRなども測定できます。
いろいろな条件で測定できますので、大変重宝しております。
もう一台松下製のものがありますが、電池式で移動用ですが、これは使用しておりません。

國洋電気、、、、、最初に見た時にKOKUYOと書いてありましたので、ややっ、文房具のコクヨがこんなもの
作っているのかと思いましたが違いました。m(_ _)m YAMAHAのアンプも古いものが残っておりますが、
この國洋電気製のものも素晴らしいです。大変古いものですが未だに使用できます。
カーブトレーサーは真空管とトランジスタのハイブリッドです。何度も故障しましたが
修理出来ました。修理を何度か重ねまして測定確度に自信が無くなりましてテクトロニクスを
導入しましたが、なんと測定値はドンピシャリなのでありました。

テクトロニクス 576はいらねえや、、と思いましたが、この576もきちんと動作するのに手をかけましたので
大切にしております。写真ではB-1の初段デュアルFET YJ-1200の特性差を切り替えて測定しているところです。
特性差はありませんが、このFETは使用できません。一見した波形はきちんとしたものに見えますが、
実装するとDCドリフトが大きくなります。ここが難しいところで、バイポーラトランジスタでも
波形を見れば何でもなさそうですが、Hfeが本来の値から多く外れているものがあります。
カーブトレーサーだけでは判断できません。本来の値を知っていないと不良は見つけにくいのです。
FETの相互コンダクタンスが直読できますので便利です。

ちなみにこの5台の測定装置で測定しますとHfeなどは電流近似値でほとんど同じ値をしまします。
アンプの初段などトランジスタの特性を揃える場合は、例えばHfeが600の場合は一桁単位で
揃えて取り付けます。カーブトレーサーでは見て判断できませんのでリーダー自家製で
判断します。(1000まで測定可能)

國洋電気から表彰状を貰いたいです。(*^_^*)いや、表彰状は要りませんからカーブトレーサーを
頂戴ませ。中古品でいいです。カーブトレーサーがダメならLCRメーターでもいいです。
國洋電気をこの場で宣伝しても一般の方が購入できる金額ではないでしょうからダメですね。残念!
何十年前のものか知りませんが、未だに使用できるのは素晴らしいと思います。アンプと同じです。
ギリギリの設計をしていないからでしょう。

他にお気に入りの測定器はKIKUSUI(菊水)のオシロスコープです。こんな古いものを使用している
人も少ないと思いますが、故障してもまた復活して使用しております。このメーカーは古い製品でも
出来るだけ資料を公開している数少ない日本のメーカーでしょう。

TEACも古い製品の部品を再製造しているメーカーです。このようなメーカーが私は好きです。
では、YAMAHAはどうか?ふざけんなぁ(-_-メ)サービスマニュアル全部おいらのところに
持ってこい!ダメならA-2000の回路図だけでも良い!

反省したのかどうかわかりませんが、古い取扱説明書はB-1であろうがCA-2000であろうが
ほとんどYAMAHAのホームページでダウンロード出来るようになりました。知らない方は
ダウンロードしてください。

もう利益にならないからといって知らんぷりではいけません。メーカーの姿勢が問われます。
ホテルの食品偽装、デパートの偽物販売、、、、、、もう訳がわからない。

あなたの使っているものは40年も前のものですよ。今となっては古い技術ですが安全に
使用するために参考にしてください。あるいは長く使用するために参考にしてくださいと
資料を公開するメーカーは信用に値します。日本のメーカーに少ないのは残念です。

國洋電気が自社の利益にならないのにも拘らず古い製品を愛するブロガーにLCRメーターを
プレゼントした。それを読んだ読者が涙を流した。、、、、そんな企業姿勢が國洋電気の
未来をつくるのかもしれません。、、、、一言余計なのはわかっております。
ですが、どうしても高性能なLCRメーター欲しいで~す。HP製のLCRメーターは修理できると
思いますが、私の仕事は測定器の修理ではないので~す。(:_;)





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